エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

紅花栃ノ木

2015年05月06日 | ポエム
ベニバナトチノキである。
赤い花穂を突き上げて、キャンドルのように咲いている。

しかも、クリスマスツリーであるかのようだ。
そのオーナメントは、見た目にも華やかに見える。

トチノキの花自体は、初夏の季語となっている。
5月には花開く。
初夏には、花は散ってしまう。

今日6日は、暦上で今年の立夏である。

昨日のユリの木の花と同じ頃、晩春から夏に咲き初めるのである。



最近は、街路樹として植栽されている事が多い。
「栃餅」にして食べようなどとは、近ごろの人々は思わないのかもしれない。

かくいうぼくも、高速のピットインで「栃餅」を目にすると闇雲に買ってしまう。
懐かしい食べ物になってしまっている。







「橡の咲く花穂に赤き風の巻く」






今日も明日も、しばらくは楽しめそうである。
この記事はチャチャっと書いてしまった・・・トチノキの花たちよ、ごめん!
改めて、書き直そうと思っている。

これから孫とプールに出かけ、温泉にも行かなくてはならないのである。
爺は少しばかり忙しい一日なのである。



       荒 野人