エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

ラベンダー

2015年05月17日 | ポエム
いつも立ち寄るカフェのオープンテラスの両サイドには、ラベンダーが植えてある。
虫の季節、とりわけ蚊の出る頃にはラベンダーが効果を発する。
蚊が寄り付かないのである。



蚊に好かれるぼくとしては、大変嬉しい。
嬉しいし、安心して外で珈琲を頂けるのである。







「音も無く蜜を吸わるるラベンダー」







今頃は、蜜を求めて蜂が飛翔している。
その姿は愛らしい。



ラベンダーの花言葉は・・・。
「清潔」「優美」「あなたを待っています」「期待」である。



何時だって、匂いを振り撒いてくれる。
その何時だって、と云う当たり前が嬉しいではないか。



ぼくは、この日もアイスコーヒーを頂いた。
ブラックのアイスコーヒーにも・・・慣れた。
決して不味い飲み物では無いのである。



むしろ、暑い夏に向かってミツバチと馴染みになっておこうと、いそいそと通う事にしたのである。
そうした楽しみがあって良いではないか。



      荒 野人