エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

オリーブの花

2015年05月31日 | ポエム
オリーブの花が・・・。
なんの変哲も無い花だけれど、何故か愛おしいのである。



その変哲も無い花が、あのオリーブ色に結実するのだとしたら、ぼくはこの花から味わいたい。
小粒でいて、存在感は主張する。







「オリーブの花確かに平和匂い立つ」







オリーブの花の花言葉は・・・
「平和」「知恵」である。



頷けるではないか。
平和のシンボルとしてもオリーブは主張する。
更に云えば、オリーブは多様性のシンボルでもある。

欧州には「オリーブの木」という政治党派も存在する。
いわば、この枝止まれ!
といった案配である。

今、その力は減殺してしまった。
何故か、新しい世界の構築に追いついていないからである。
それが、新保守的傾向なのかどうかは定かではない。
昨今の国会の議論は、聞くに耐えない。
高ぶり見下し、而して「新啓蒙主義」と云うべき傲慢の極地。
唾棄すべき事態がある。

しかし、市民感覚や良識が淘汰されてしまってはいけない。
多様性こそが、人類の叡智であるからだ。



       荒 野人