エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

楓の実

2015年05月23日 | ポエム
楓の実が、蒼く赤く・・・。
カエデは、今こそ楽しめるのである。

さて・・・。

今日も今日とて、いつもの散歩道でカワセミに出会ったのであった。
子育て一段落。
伸びのびと、餌を求めて池の面を滑空する。
翅を休める姿は、優雅でさえある。



この姿と、ホバリングする姿と、餌を求めて直滑降で池に突っ込む姿にアマチュアカメラマンが殺到している。
カワセミは、そうした喧噪を物ともせず泰然自若。

本能の赴くままに生きる。
自然の生んだ傑作であるのかもしれない。
いやいや・・・あるいはブログを通じた友の「まさこさん」に云わせると神の思し召しなのかもしれない。



今日のカワセミは、さまざまな感慨を呼び覚ましてくれる。
やはり、神の子なのかもしれない。

彼の池から、少しだけ進むと「楓の実」のついた木がある。
楓の実は、夏の季語である。







「落果することの無かりし楓の実」







この楓の実で俳句を詠もうとするのだけれど、なかなか詠めない。
季節が横溢していすぎる、からである。

だがしかし、呻吟して懊悩して一歩前に!
である。

楓の実は、落ちる事は無いのだ。
くるくると舞うのである。




        荒 野人

まさこさんから、写真処理に関してご意見を頂いた。
早速そのようにと思いつつ、既に処理済みの写真はそのままアップとなってしまった。
ごめん!