エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

ミズキの花

2015年05月09日 | ポエム
ミズキの花が、白々と咲いている。
その花は、葉の上に顔を出しつつ咲く。

暗闇でも、それと分かる花である。



ミズキの命名は・・・。
根圧(樹液の上昇力)が強く、春先に幹や枝を切ると水がしたたるところからである。







「真夜の空ミズキは白き影載せて」







花言葉は・・・。
「成熟した精神」「耐久」である。



花が開いてしばらくすると、茶色に変色してゆく。
その姿は、少しばかり寂しい。



けれども、今をさかりと咲く姿は天を指差し凛々しい。
咲き方はアワアワとしているけれど、凛々しいのだ。



      荒 野人