エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

夏蕎麦の花

2015年05月21日 | ポエム
蕎麦は、夏と秋に花開く。
二毛作の出来る穀類であるのだ。



しかしながら、季語としては「秋」となっている。
従って「夏蕎麦の花」として俳句に詠む事となるのである。



この蕎麦の花は、昨秋の花が自然に種を零した場所で今咲いている。
愛おしいピンク色である。



昨秋に頂いて来た赤蕎麦の花。
裏の空き地に植えておいたのだが、種が零れそれが咲いたのである。
カモミールの畑の中で咲いている。







「零れ種夏蕎麦の花仄赤く」







昨秋は、しっかりと種を採ったし長野の方から取り寄せもした。
この秋は、句友たちに分けて赤そばの花を楽しもうと思っているのである。



不思議に、愛おしさが募る花である。



      荒 野人