エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

枇杷

2015年05月26日 | ポエム
枇杷が色づき、その黄色が滴り落ちそうになっている。
間もなく、この地植えの枇杷も食べられるだろう。

グリーンベルト・・・街中を貫く遊歩道だけれど、そこに生っている。
だから、誰のモノと云う訳でもない。



この枇杷、�据いで食べると以外に甘いのである。
誰がいつ�据いでいくのか、気がつくと無くなっている。
タイミングこそが、ありつけるかどうかのポイントである。







「手の届く枇杷の産毛の柔らかし」







既に、大分前から果物屋さんの店頭に並んでいる。
まだ旬ではないからだろうか、価格は幾分高い。

けれど、我が孫たちは既にずっと前に食べている。



孫には甘い。
走りの頃、買って食べさせているのである。

食べなくては、季節を感じられない。
季節の食材を頂くと云う行為は、ワクワクする。
自然の力を取込むのは、生きている証である。



     荒 野人