エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

カモミールの花

2015年05月18日 | ポエム
カモミールの花。
歳時記を数冊調べたけれど、載っていない。

花としては、初夏から咲く花である。
従って、季語としては夏で良かろう。



誠に強い植物である。
踏まれても踏まれて藻、生き抜く生命力を持っている。

従って、一度でも種を蒔くと毎年咲き続ける。
咲き続けるし、テリトリーを驚くべき勢いで広げていく。



テリトリーを広げる事は、決して悪くはない。
悪くはないけれど、アブラムシなどが付く。

消毒したいけれど、カモミール茶にして飲みたいのでそれは出来ない。
厄介な花である。

けれど、婦人病に効果ありとされる。







「カモミール日差しを避けるティーポット」







花言葉は・・・。
「逆境に耐える」「逆境で生まれる力」である。



カモミールの命名は・・・。
ギリシア語の「chamaimelon(大地のリンゴ)」を語源とし、リンゴに似た香りがあることに由来する。
和名のカミツレ(加密列)は、江戸時代に蘭学とともに入ってきたことから、オランダ語名のカーミレ(kamille)がなまったものといわれる。

とまれ、美味しいハーブティとなるカモミールである。



       荒 野人