エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

薔薇

2015年05月14日 | ポエム
薔薇は、夏。
冬薔薇もあるけれど、本番は夏の薔薇。

冬の場合は「そうび」と読みたい。



この高貴な色。
「紫雲」という品種である。
ぼくは、この薔薇が大好きである。



白い薔薇も清楚で良いけれど・・・。



黄色の薔薇も、目を休めてくれるから良いけれど・・・。



様々な色があって楽しくなってくる。
品種改良への情熱を感じるのが、薔薇である。







「薔薇の奥しめやかに色濃き香り」







薔薇は、奥深くて神秘的でもある。
更にいえば、母の胎内のように安らぎを与えてくれるのである。

幾重にも重なった花弁。
花弁が隠す、花芯。

古種のような、一重の薔薇の清楚さも優れている。
ローズヒップは、品種改良されていない種からしか採れない。
そう考えると、オールド品種が妙に有り難いのである。



       荒 野人