エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

こんな日は音楽

2015年06月24日 | ポエム
梅雨には、クラシックを聴くにしくはない。
とりわけ、梅雨の晴間には、生で聴くが良いのである。

この日、コンサートに出かけたのである。
現役学生やOBたちが中心のオーケストラであるけれど、良く聴かせてくれる。



東大フォイヤーベルク管弦楽団である。



この日のプログラムである。
何年か前聴いた時を思い出すと、成長著しい。
最初のプログラムを聴いてみよう。



グリンカ 歌劇「ルスランとリュト?ミュラ」序曲




彼らの演奏も、これに負けない。
マエストロの情熱的な、且つ団員と一体となった指揮が優れているのであろう。

一本の棒が編み上げる音の世界は、優れて色彩的な世界である。
音・・・沈黙と言った作曲家もいた。
音の綾なす世界は、一個の宇宙である。
色彩であり、形而上的コスモスである。







「夏の日や交響曲を聴く時間」







このメンバーは、ドヴオルザークのセレナーデを奏でた。
指揮者は棒を振らないけれど、そのテンポは悪くなかった。



たまたま賛助会員として、幾ばくかの会費を納めている。
楽団が、目覚ましく成長するのを目の当たりに出来るのは楽しい。



       荒 野人