エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

アガパンサス

2015年06月28日 | ポエム
東京では、そろそろ終わりを迎える花である。
小さなトランペットを一杯つけている。

ファンファーレも、かなり騒がしそうである。



APG IIIではアガパンサス亜科としてヒガンバナ科にまとめられている。
クロンキスト体系ではユリ科、新エングラー体系ではヒガンバナ科に含められていたのである。

花言葉は・・・。
「恋の訪れ」「ラブレター」「知的な装い」だ。

ギリシャ語のagape(アガペ 愛)とanthos(アントス 花)の2語の組み合わせで、このため花言葉は「愛」や「恋」にちなんだものが多いのである。







「時差という間(はざま)に咲けりアガパンサス」







こうして、花を見られるのは楽しい。
楽しいし、同時に「何時まで見られるのだろうか?」
と、暗澹たる気分になるときある。

露提が、齢を重ねたと云うことであろうか・・・。



自然の摂理に抗えないのは、人の常である。
それはまた、輪廻転生である。



この日、空は雨上がりの明るさを大地に注いだ。
人生曰く不可解・・・その通りである。



      荒 野人

ごめんなさい・・・。
アガパンサスの写真のつもりで、ギボシを使ってしまいました。
午後6時、写真の入れ替えをしました。