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エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

病葉・・・わくらば

2015年06月30日 | ポエム
わくらば・・・夏の季語である。
情緒に溢れた言葉である。

梅雨の晴間に、林の中を彷徨った。
漂泊と云うより、彷徨ったのである。



風は爽やかに吹き渡って、肌はさらっとして気持ちの良い一日であった。
ただ意味も無く、散策することは大好きである。
彷徨う、その意味である。

左隅に写っているベンチで、しばらく木々の緑を眺めていたのであった。







「病葉や漠たる思い捨てきれず」







木に・・・枯れた葉があった。
遠からず落葉する。
これも又、病葉である。



   荒 野人