=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

東京都立城南職業能力開発センター(旧品川技術専門校)訪問

2009年08月05日 | 【インタビュー】木の先人方
東京の木工情報を集めるなら

と、城南職業能力開発センター木工課を訪問してきました。


学校は長野と同じく夏休みに入っていましたが、
数名の兄弟弟子?(同時期に技術専門校で木工を学ぶ仲間)が学校に来て作業をしていました。

小林先生にはついつい気になったので、東京のカリキュラムなどをお聞きしてしまいました。

すると、私のいい加減な情報収集と異なり、
東京でも当初はきっちりと手加工の技術として、のみ、かんなを勉強するそうです。
箱や腰掛など、結構難しそうなものも作っていました。

箱は機械作業用のゴーグル入れになるそうで、これは来年以降も学校の備品として使われていくそうです。
ここが「伊那は来年で終わり」ってのと違って、いいところですね。

またカリキュラムの大きく異なる点は、
自由製作はグループでやるところでした。
展示会が1月あたりにあるそうなのですが、それに向けてグループ一丸で基本1点に力を注いでいくそうです。

その他目についたのは、省スペース化のためか、
縦に長い引き出し箪笥式の道具箱はとても機能的で思わず真似したくなりました。


いろいろとお話しを伺ったあげく、ずうずうしく就職状況もお聞きしましたが、
残念ながら東京でも現在一件もないそうです。
(このセンターはハローワークの仕事でなく自己開拓で求人を発掘しているそうです)
厳しいですね。
私も2学期からは訓練同様に就職活動も気合を入れたほうがよさそうです。

小林先生、ご対応ありがとうございました。

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研ぎ師現る!

2009年08月05日 | 【インタビュー】木の先人方
すいません、「現る」なんて書いてしまいましたが私が勝手に押しかけてしまっただけです。

でも、こちらの「とぎ弘」さん、ホントにすごいんですよ。
だって、HPで「東京 刃物」って検索すると一発で出てくるんですから。

HPのつくりや紹介の仕方、理美容業界やネイルニッパーの研ぎに特化し、さらに店舗を持たずインターネットと郵送のビジネスモデルに絞るスタイルなど、たくさんのことを勉強させて頂きたいと訪問させていただきました。

都内の一室でお会いしたとぎ弘さんは、第一印象はとてもスマートな方でしたが、いろいろお話をしているととても様々なご経験をされていることがわかります。
昔はご自身で商売されていたこともあり、そして由緒正しい日本刀の研ぎ師の師匠に弟子入りし、全くの奉公で技術をマスターされたそうです。



研ぎのコツは?

「とにかく毎日研ぐことですね。10時間以上研ぐ」
とてもシンプルです。

そして私にとっては大きな発見だったのが、
「研ぎは基本引き研ぎ」
だそうです。
押すときよりも引くときに研ぐ。
これは目からうろこです。


「徹底的に技をかけろ」
とぎ弘さんの師匠のお言葉だそうですが、かっこいいですね!

今日、新たなビジネスモデルの核となる装置が届いたばかりだというとぎ弘さんは、これからも職人として経営者としていろいろと学ばせて頂きたいと思います。
職人フォーラムならぬ職人のオフ会をやりましょうと約束してお別れしました。

お忙しい中本当にありがとうございました。
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ガンダム大地に立つ!

2009年08月05日 | 【写真】一本の木
お台場に来ちゃった。

こんなもんを作るのは日本しかないでしょう。

そしていつの日か日本が本当のモビルスーツを製造する気がします。

来場者の多くが女性で「かっこいい」ともらしています。
そしてアニメを見たことがないはずの小さな子供も「かっこいい」と言っています。

誕生から30年、世代を超えて認められた=ガンダムは立派な文化になったと言えるのではないでしょうか。
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