=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

作業日報

2009年10月21日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
■2009/10/20

Ⅵ 加工

・側板、棚口等の墨つけ 2h
・棚口溝加工の治具作成 1h

計3h

前日訪問した工房の柴原勝治さんが
「白書きで正確に墨つけをするようにしないと、いつまでたってもうまくならない」とおっしゃっていました。
前日の私の墨は鉛筆の太さに言い訳を求めながら多少甘くなっていたことを反省し、再度確認し修正しました。
今度はその正確な墨に基づいて正確な加工を行っていきたいと思います。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ここは木工サロン(江東区 井上刃物)

2009年10月19日 | 【お店】木になる家具や、道具やさん
木よう大工の村山さんに教えて頂いた刃物屋さんに行ってみる。
ここは、江戸の指物職人さんのご用達のお店でもあるようです。
そして場所はとてもわかりやすいのだが、その店舗は外見だけ見ていると、通り過ぎてしまうかもしれない。

中に入ってみると、
ご主人の井上さんと若者がお茶を飲みながら談笑されていました。

私は品物を見せて頂きながら、その談笑を聞いていると、
「なんかすごい!」

道具の詳しい話から、歴史的に名のある木工家の方々のエピソードまで、決して他所では聞けないようなことを話されている。

15分後、私もお茶を頂き話の輪に参加させて頂くと、
伊那の木工科は今年一杯で廃科であることをはじめ、ご主人の井上さんは信州の事情にもとてもお詳しくてびっくり。

きっと、ここは刃物屋という枠を超えて、たくさんの業界の方々が集まるサロンとして膨大な情報が行き交っていると感じました。

次回はしっかり時間をとって再度訪問したいと思います。


◆井上刃物店
住所:東京都墨田区立川3丁目17-8
電話:03-3631-4264
アクセス:菊川(東京都)駅から徒歩約6分
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木に表情をつける

2009年10月19日 | 【写真】一本の木
ある本で見かけ、その中で一番気に入った家具が柴原さんの家具だったことから、訪問させて頂きました。

彫り(カービング)が入ったところが柴原さんの家具の特長のひとつでもありますが、私が「カービング」という言葉を使うと、
柴原さんは、
「その言葉に慣れていなくて・・・、自分はいつも『木に表情をつける』って言っています」
とおっしゃった。

たしかに木は生き物だから、そっちのほうがお似合いだと思った。


工房でコーヒーを頂きながら、とてもリラックスして木工の大先輩としていろいろ率直な質問やお話をして頂けました。

ちょうど私が今悩んでいる墨つけについて尋ねると、
「やっぱり白書きで完璧で正確な墨を引くことを心がけないと、うまくならないんじゃないかな」
私の心に決心ができました。

柴原さん、本当にありがとうございました。また是非お話させてください。



◆柴原勝治さんがご紹介されたページ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

材木屋の敷居を低くする

2009年10月19日 | 【写真】一本の木
「材木屋の敷居は高すぎる。低くしなければいけない」と祖父が言っていたという木よう木工の村山さん。

それをこの「木よう大工」で実現されています。
まずはこのネーミング。「○○木材」とか「○○工芸」とかより親しみやすいですよね。
その気になる事業分野は、あくまで「加工屋」に徹し、原則完成品は作らないという核を持っていらっしゃいます。

つまり、DIYでいろいろな板を買ってきて、簡単な切る削るはできるけど、そのあともう一歩やってくれるところない?

アマチュアだけど、一品製作なんかしてくれるのかな

木工加工のことで疑問があるんだけど・・。

そんなニーズに親切に対応する、痒いところに手がとどく、そして敷居の低いプロ加工屋なんですね。

で、その実態は、村山さんひとりで対応しているわけではなく、木場生まれの村山さんはその人脈を活かし、最新のNCルーターからベテラン職人までをネットワークし、注文に最適な手段、人でお応えしているのです。

村山さんはいわばプロデューサー。
各地の展示会やクラフトフェアを回り、日々ビジネスのヒントをつかみ、ネットに反映させています。

これからは、作ったいいものを、

お客様にどう知らせていくか、どう見せていくか、どう対応していくか(例えば引き合いに対しては必ず提案や複数の選択肢を提示するなどの応対をされている)という、つまりコミュニケーションがが重要だと語る村山さん。
職人にとっては、ときどきはちょっと離れたところから違った角度で見てみるということが必要かもしれませんね。

◆木よう大工
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

清水工芸さま

2009年10月19日 | 【インタビュー】木の先人方
宮内庁にも商品をお納めしている清水工芸さまは、ホテルや店舗の据付家具のほかに椅子の製作においても長い歴史と高い評価のある会社です。

初代社長自身が椅子職人であったことから、社内では椅子の製作だけでも木工と張りなど部門があるそうです。

最近、家具というカテゴリーを離れて「椅子」というものがブームであり、作り手も増えてるかなと思っていた私ですが、清水社長いわく本物の作り手というものはそれほど多くない。これからますます本物が必要とされる時期が来るでしょうとおっしゃっていました。

清水社長、ありがとうございました。

◆株式会社清水工芸

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

作業日報

2009年10月16日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
■2009/10/16

Ⅵ 加工

・側板、棚口等の墨付け 3h

計3h

※ホゾと穴の墨付けの順序をしっかりと考えて行う。毛引きをばらしてしまうと手間が増えるだけでなく、正確な墨付けができなくなる。
①ホゾの長さの墨をつける。
②毛引きの間隔を、穴、ホゾの面、木口などすべてに墨をつける。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

作業日報

2009年10月15日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
(写真は、集塵機が故障していた間活躍していた小型集塵機。空気を吸うと頭が立ってきます。その愛くるしい姿で一時でしたが密かなクラスの人気者でした。)

■2009/10/15

Ⅴ木づくり

・天板、側板等のサイズ決め 1h
・棚口、帆立等の木づくり 1h
・棚口、帆立等のサイズ決め 1h
・棚口と棚板のはぎ 2h

計5h

「はぎが終わった~」と思っていたら、まだありました。Yさんが教えてくれたのですが、棚口と棚板も予めはいでおかなければいけなかったのです。夕方に急遽開始!

※「自動鉋」といえど、ほったらかしではいけない。機械に入っていくときはしっかり平らに押さえ、出てくるときも平らに押さえないとね。
※バンドソーで端材を切るときは、ガイドに材をくっつけないように。勢いではじかれる場合があります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

作業日報

2009年10月15日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
■2009/10/14

Ⅴ木づくり

・はぎ板づくり(棚板1枚) 2h
・天板、側板等のサイズ決め 3h

計5h

※板をはいでからも多少板は反るので、反らしてから加工をしたほうがいいかと思ったら、はいだ後は間髪入れずにサイズ決め、墨付け、加工を行ったほうがいいそうです。

まだそれほど大きくない天板ですが、鉋掛けは重労働です。翌朝(今)疲れています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Sさんの母校

2009年10月14日 | 【写真】一本の木
「大きな木があるよ」というので見てきました。
それ以外にも校庭内にはいろいろな木が生えていて勉強になりますし癒されます。

伊那市西箕輪小学校(長野県)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

作業日報

2009年10月13日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
写真は、Yさんの「本日の作業メモ」

結果である日報も大切ですが、こうした作業スケジュールをきちんと立てることはもっと大切ですよね。
私もちょっと真似してみました。でももっと単純なメモですけどー。

それでもブログは日報です

■2009/10/13

Ⅴ木づくり

・(棚板)はぎ板づくり 5h

計5h

本日から棚板の板はぎです。天板とかの板18㎜に比べると10㎜の板なので、作業も本来は楽なのですが、それでもなかなかうまくいきません。2枚だけ完成しました。私の鉋の癖として、多少はぎ口の頭では下面から削りはじめ、尻尾では上面に抜けていくようです。これを修正しなければいけません。

※昇降盤で板の幅を切っていたとき、長い板だったために、盤にのっていない板の部分を下に押してしまい、刃のところで一度板が上がってしまいました。気をつけましょう。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする