=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

バットを替えない理由 (NHK イチロー教えて より)

2009年10月13日 | 【日記】いろいろ
人間、調子が悪いときがあれば、自分以外の何かにその理由をおしつけたくこともある。

イチローはプロ2年目の19歳のときから現在までバットを替えていないという。

「これだ!」と思った道具に出会ったら、一生その道具とつきあっていく覚悟が必要。その道具に人間が合わせる。


さすがです。
道具とのおつきあいは職人も一緒ですね。
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ほんとにいい体育の日でしたね。

2009年10月12日 | 【写真】一本の木
伊那市(長野県)
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踏みしめる落ち葉の音がわかるくらいに

2009年10月12日 | 【お出かけ】木のむくまま
そのくらいひっそりと、森の中で、こじんまりと行われた

きんぴら工房の「夜のクラフトフェア」


こちら信州に来てから、二度クラフトフェアに足を運びましたし、春、秋には実に多くのクラフトフェアが行われています。

そんななか、このイベントは、

・夜に
・小さく
・みんなが知り合えるくらいの規模で

行われた特長あるイベントでした。


5時くらいに会場に着くと、もう帳が落ちかけています。

平地でなく山にテントを張った会場には、ランプやろうそくの明かりが灯り、私のイメージしていたとおりの絵本の中のような光景でした。

10月に入った信州の夕暮れですから徐々にしんしんと冷えてきます。夏の夜とは明らかに異なり、出展者もひざを抱えて丸くなっていたり、来場者の足音も声も控えめなため、かなり静寂です。

落ち葉を踏みしめる音や、

暖をとるために焚かれた焚き火の燃える音が聞こえてきそうです。

また無料で炊き出しのカレースープをすすることができ、
寒いだけに自然に焚き火に集まってきた人たちとも静かな会話ができたりするのもこのクラフトフェアの魅力でした。

私もいつか出てみたいー。


◆こんな雰囲気


◆カレースープの炊き出し


◆焚き火を囲んで


◆ひょうたんのオブジェ

木の工房の大林さん。「自分で育てられる身近な素材を考えていたら、自然とひょうたんとかわら細工をやっていました」という。「これを作る」っていうゴールを決めるのもいいけど、「これで作る」っているスタートからの自然なアプローチがなんだか胸に残りました。

→大橋さんの紹介
→木の工房

その他にも、びっくりしたブースもありました。木の枠組みだけが置かれていたので、今からそこにアクセサリーなんかを並べたり掛けたりするのかと思っていたのですが、いつまで経っても商品は並びません。気になって近づいてみると、その木の枠組みは建物をスケールダウンした柱組みでした。そこは大工さんの下本晴夫さんのブースだったんです。つまり、それ自体が商品だったのです。大工さんの出展ってなんだか意外でとても面白かったですし、いろいろとお話もさせて頂きました。

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車を停めてみました。

2009年10月12日 | 【写真】一本の木
伊那市(長野県)
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大自然の大舞台「まつり工房のイベント」

2009年10月10日 | 【お出かけ】木のむくまま
「祭り」で飯を食ってるという尊敬する会社「まつり工房」のイベントがありました。

会場は山すそに位置して、ご覧のとおり南アルプスをバックにした壮大な舞台です。

ここで思いっきり太鼓を叩けるのですから気持ちいいですね。



秩父囃子をもとにした「屋台囃子」



ここ、まつり工房作曲の「夏祭り」

の曲は、各地に普及していていろいろな団体が集まっていた今回のイベントでも最後は、屋台囃子をみんなで交互に叩いていました。

地域や団体が違っても同じように叩けるのは、とっても楽しそうでした。
私もそのうち学んでみたいと思います。

◆「屋台囃子」を思いっきり叩く人たち


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作業日報

2009年10月10日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
■2009/10/09

Ⅴ木づくり

・はぎ板づくり 5h

計5h

天板のはぎが完了しました。
はぎ口は平らではなく、真ん中に薄い隙間が空くように削ります。それによって接着した際に端がしっかりとくっつくことになります。しかし、やり過ぎはいけません。隙間はわずかです。やはり原則は「隙間を空けるというよりは真っ平らにする」という意識を持ったほうがよさそうです。
先生のチェック方法は、強力なポニークランプとかではなく、

小さな端金で、

1、片方の端を締める。そのとき反対側の端に隙間がないこと
2、真ん中を軽い力で締める。そのとき軽い力にも関わらず端が動かないくらいしっかりとくっついていること

これで問題がなければ、うまくいきます。
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仕入れの緊張感「早いもの勝ち」

2009年10月09日 | 【お出かけ】木のむくまま
春も行われた上伊那森林組合の材木アウトレット市に行ってきました。

私も目当ては、ズバリ今気に入っている樹種「サクラ」

サクラがあれば全部買ってしまおう

くらいの気持ちでした。


前回の春は開催2日目に行ったため、結構商品が売れてしまっていたので、今回は初日オープンの10:00に向かいました。

しかし、会場に着くともう駐車場は一杯に近いです。
そして、車を停めたすぐそばでクラスのOさんとYさんが既に木を車に積み込んでいます。

「え~、10時からでないの」

と思ったのですが聞いてみると、買うのは10時からだけど、木を見るのはその前からできたようでした。
完全に出遅れです。

急いで、材木を見に行くと、目当てのサクラは数は少ないですが、大きめのやつが6、7枚ありました。
しかしよく見ると、腐れがあったり割れが入っているので悩んでしまいます。

でもそんなこんなで見ていて一周して戻ってくると、

「売れちゃってます!」

私も慌てて、気に入ったものに一枚予約のリボンを巻いてもらいますが、その他の板はやはり購入にとまどいを感じます。

と思っているうちに、
また一枚、また一枚と売れていく始末。
サクラはかなり人気でした。

「早いもの勝ち」

まさしくそれが仕入れの鉄則のようです
なおかつ良品を的確に選ぶことが難しい。

私も完全素人で臨んだ前回よりは多少成長して、メジャーも持参したし、4月よりは着こなした作業着で他のお客さんから「これ買いたいけど」とスタッフに間違われたりしましたが、まだまだこの仕入れの独特な緊張感というかワクワクドキドキ感に包まれると、材を的確に見ることができず、ついいい木目だけに目が奪われたり、一度気にいった材には何か欠点があっても見て見ないふりをしてしまったり。

今後も場数を踏んでいきたいと思います。


結局購入した板は全部で7枚

サクラ 2枚
ケヤキ 1枚
クリ  3枚
カツラ 1枚

しめて

31000円の仕入れでした。


そしてまた板を置く場所はアパートの前しかなく、冒頭の写真のような状況に。
少し通路が狭くなってしまって隣人の方々にはご迷惑をおかけします。

またサクラの一枚は部屋に立てかけておきました。
これでいつでもサクラの木目を見ることができます。

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「作り手でなく、使い手の側で考えろ」

2009年10月08日 | 【師の教え】田中語録
クラスのKちゃんが木取りをしていたとき、自身は「白太」(構造が少し弱くなり塗装にも影響がある)という木の幹の端の部分が入ってもいいと思ったのですが、K先生から一言。
「自分はよくても、使い手のことを考えないと・・・」

この言葉は、何度も聞いたことがありますが、


実際に自分が純粋な作る側に、

その当事者になり、

手を動かして作っている時には、


油断をすると頭から離れてしまうのかもしれない。
当たり前だけど、大切にしたい言葉だと思う。

(K先生)
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「金具から考えろ」

2009年10月08日 | 【師の教え】田中語録
家具を作ろうと思ったとき、最初に決めることは、「なんの金具をどこに使うか」である。どんなデザインにするかではないこと。
金具によって、取り付ける位置、大きさ、厚みや構造などが大きく制約されるために、まずはどの金具を使うかを考えなければいけない。
金具を使わないという家具もあるかもしれないが、現代において利便性の高い使い勝手のいい家具を考えた場合、金具は必要である。

(校長先生)
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「家具の歴史を学ぶことは、自分の考えをまとめることになる」

2009年10月08日 | 【写真】一本の木
別に歴史家でも評論家になるわけではありませんが、それでも家具の歴史を学ぶといいことは、自分の作りたい家具の考えをまとめることができるから。

(校長先生)
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