=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

「習作が一番勉強になる」

2009年10月08日 | 【師の教え】田中語録
家具作りでは、いいもののそっくり真似をして作ってみること=習作が一番勉強になる。
ただし、そのまま売り物にしてはいけないことは当たり前。

(校長先生)
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作業日報

2009年10月08日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
■2009/10/08

Ⅴ木づくり

・はぎ板づくり 5h

計5h

長台鉋の調整をして満を持して取り組むも完全なはぎ口にはならず、最後は先生の助けをお借りしました。
今日までで、地板、側板2枚をはぎました。
明日には天板をはいで完成させます。
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最高の道具とは、

2009年10月07日 | 【日記】いろいろ
木工職人にとって、最高の道具とは何でしょうか?

これは、木工職人に限ったことではありませんが、

私は「手」だと思っています。


さまざまな作業をするのに使いますし、
鑿や鉋も手で使うことを考えれば、
パソコンに例えれば、手はOSで、鑿鉋はアプリケーションソフトになるとも思われ、その重要性はさらに高まります。
また、削り具合や目違を触って判断することもあるので、センサーの働きもしています。

道具であれば、毎日のケアが欠かせません。

私は、この最高の道具をできるだけいい状態で何十年も長く使いたいと考え、今年から手のお手入れには力を入れることにしました。
「男のくせに」です。

そこで買ったお手入れ用品が写真のクリームです。

向かって右は「ニベア」
気軽に一日何度も気がついたときに塗ります。

中は「モイスポリア」
自身使用者でもあるドラッグストアの薬剤師のおばちゃんが、熱心に勧めてくれたので購入。クリームで手に透明の膜を作ります。しかもおばちゃんが説明してくれたとおり、手にべとつかず、また効果が半日くらい持続するため、朝と昼の作業を行うまえに使用します。

向かって左は「ケラチナミンコーワ」
これは第三類医薬品です。肌荒れを治療する成分「尿素」が通常は10%くらいの配合の商品が多いのに対し20%だったので購入。夜寝る前に使用しています。


こんなことを書いていると、手だけでなく、体そのものが道具になってしまいますね。「体は資本!」とも言いますし。
体も手同様、毎日いたわっていきたいと思います。
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作業日報

2009年10月07日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
■2009/10/07

Ⅴ木づくり

・鉋刃の研ぎ 5h

計5h

はぎ口にいくつか逆目(鉋がうまく削れない木目の向き)があり、どうしてもうまく削れません。鉋の刃を最高に切れる完璧な状態にして挑戦するため、鉋の刃を根本的に研ぎ直していました。
したがって、仕事してません。。。
しかも指の筋肉が痛い。
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霞む中央アルプス

2009年10月07日 | 【写真】一本の木
だんだんと寒々しい季節になってきました。
(ベランダより)
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作業日報

2009年10月06日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
■2009/10/6

Ⅴ木づくり

・はぎ口の鉋削り 4h

計4h

鉋の刃を研いだり、鉋台の調整をしたりで、残念ながら結局一枚もはぐことができませんでした。
本当、こんなんでは商売になりません。。。
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作業日報

2009年10月05日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
■2009/10/5

Ⅴ木づくり

・はぎ面の鉋削り 2h
・ジョイントカッターによるビスケット穴の加工 0.5h
・板はぎ×1枚 0.5h

計3h

板はぎはボンドの接着時間との勝負。
ボンドを塗ったり、ビスケットを入れたり、板のズレを合わせたり、ポニークランプで締めたり、はみ出たボンドを拭いたり。とても一人ではやりきれません。
SさんとSさん、ご協力ありがとうございました。
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「メメント・モリ」 藤原新也 in 駒ヶ根高原美術館

2009年10月04日 | 【メモ】木づいたこと、考えたこと
メメント・モリ = 死を想え


アジア旅行好きや写真好きなら、きっと知っているであろう「藤原新也」さんを私はその昔知らなかった。

また私は読書が苦手で、読んだ本はあまり多くないと思う。
ましてや買った本はもっと少ない。
そんななか、数年前にたまたまビジネス書以外の本を探していて、手にとった本が藤原新也さんの「黄泉の犬」だった。

その藤原さんの常設展示が隣の駒ヶ根高原美術館にあることを知ったのはちょっと前のことでした。


暗い展示室で手帳にメモッた文章が写真のものです。




死というものは
なしくずしにヒトに訪れるものではなく
死が訪れたその最期のときの
何時かの瞬間を
ヒトは決断し、
選び取るのです。
だから
生きているあいだに
あなたが死ぬときのための決断力を
やしなっておきなさい

(藤原新也 メメント・モリ より)




事故とか殺人はちょっと別にしても、死の瞬間というものをヒトは自分で選ぶ、選ばなければならない

ということであろうか。


スポーツ選手やアスリートを尊敬する理由はいくつもあるが、
私はその中のひとつに「引退を自分で決めなければならない」点がある。

今まで精一杯死力を尽くし努力して人生のすべてを賭けてきたスポーツから引退をしなければならない。
それはある意味、「死」と同じではないかと思う。
その死は自分で決めなければならない。
つまり20代もしくは30代にして、「死」を経験しているといえるのではないかと思うのです。
それはその後の人生を有意義にしたり、本当の死がやってくるまでにいろいろと準備ができたりするのかもしれない。


話は変わりますが、若い頃20歳くらいのころ、ぼんやりと「サラリーマンで定年を迎えたなくない」と思っていた。
それは、サラリーマンが嫌いなわけではなく、「定年」というものが自分で決めるのではなく年齢によって与えられれてしまうことに抵抗を感じていたからです。
「60歳(最近は65歳かな)まででいいです。明日で仕事終わりです。ご苦労さまでした」
私も会社勤めをした身ですので決して簡単には言えませんが、「定年」それはある意味、楽かもしれない。
でも、「終わりは自分で決めたい」
そんな思いが、私を職人に走らせた理由のひとつを形成しているのかもしれない。

職人が現役引退をしたら、そのままお陀仏なんてこともありうるかもしれないけど、アスリートのところで話したことに当てはめれば、少なくとも本当の死の前に一度は自分で「死を選ぶ」経験ができていることになる。

それは果たして、最期のときの決断力に貢献してくれるのだろうか。


◆藤原新也オフィシャルサイト
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作業日報

2009年10月02日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
■2009/10/02

Ⅴ 木づくり

・自動鉋による厚み出し 2h
・はぎ板の組み合わせを検討 2.5h
・昇降盤によるはぎ板の幅切り 1h
・はぎ面の鉋がけのための長さ切り 0.5h

計6h


※昇降盤ではぎ板の幅を切る際は、その後手押し鉋をかけるので少し幅を残す
※はぎ面を鉋がけするとき角度を合わせるため、組み合わさる板の上下を変えるので印をつける



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サクラ、サクラ、サクラ

2009年10月01日 | 【写真】一本の木
本日は、「木づくり」

板を切って削って、厚みを整えたり長さを揃えて家具の材料となるように加工していきます。

それにしても「サクラの木のなんて素晴らしい木目なんでしょう」

赤い身にマーブルのような優しい木目が、渋く柿のようなグラデーションで広がっています。

写真は、「鉋で削ったビフォーアフター」
(右がビフォー、左がアフター)

なかなか写真では伝えきれませんが、とても素敵です。

ホントにサクラが好きになってしまいそうです。

「サクラ、サクラ、サクラ」

と思わず口ずさむほどに。。。。。
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