「ART PROJECT KOBE 2019」と映画「アートのお値段」に行って来ました。
「ART-」今回は地下鉄駒ケ林駅のコンコースとノアービル、丸五市場でした。コンコースにこんなところがあったのね。ノアービルは古いビルの和室と屋上。狭さと開放みたいな。丸五市場はこんなに暗かったっけというシャッター街。休日でなかったらもう少し開いていると思いたい。渋い空間でした。
「アート-」アートの市場に関するドキュメンタリーです。美術館に買い上げになるのがアーティストとして嬉しい事だと思っていましたが、今のアート市場は複雑すぎます。ギャラリーを通さず元の持ち主がわからず転売されるオークション。高くなり過ぎて美術館などの公共施設ではもはや買える値段ではありません。売れてしまったらもう2度その作品には会えません。富豪の個人蔵になり、部屋に飾られた後は倉庫に眠るだけとか。会社で貸し出しや転売目的の投資など。どんどん美術品の価値とは直接関係なくなっていきます。どこかのコレクターが寄付してくれるのを期待するくらいです。その価値を利用するアーティストもいるし、まったく介さないアーティストもいます。現代アートはゴルフ会員権かいな、と見ていました。