映画「メイクアップ・アーティスト ケヴィン・オークイン ストーリー」を見て来ました。
あの頃のスーパーモデルやファッション誌がたくさん出て来ると楽しみにしていましたが、遠出してお腹いっぱいになったのが悪かった。あらすじが追えませんでした。美しい人が次々出ていたのは覚えているのだけど。悲しい。あの頃のモデルはすごかったのよね。どのコレクションも同じモデルが出ているみたいな。引っ張りだこでした。悲しい。
相川真「京都岡崎、月白さんとこ 青い約束と金の太陽」と齊藤晴子、井上曉子「美しい和のガラス 明治、大正、昭和のレトロかわいい器と生活雑貨」読了。
「京都岡崎-」父を亡くした女子高生の茜と妹のすみれは、親戚筋の若き天才日本画家の久我青藍の住む「月白邸」に住むことに。第四弾です。青藍と陽時が喧嘩をしているのにびっくり。喧嘩をすることがあるんだ。まあ色々思い違いが重なってはいるのですが。またややこしい登場人物が増えたかもしれません。
「美しい-」昭和レトロが流行っていますが、今流行っているようなそんじょそこらのレトロではありません。国内でのガラス作りが始まったのは江戸時代。それが明治時代に文明開化に伴って便利なガラス食器が一気に広まります。イギリスから技師を招き職人たちに直接学ばせると、みるみるうちに発展。主な輸出産業へと。明治大正昭和初期まで、身近に使われた食器が集められていますが、その技術たるや。どうやって作った?のです。でも手作りの暖かさもあるし。美しい。金魚模様も愛されています。双魚かと思ったら双金魚の皿とか金魚のコースター、金魚が3匹立体的に並んでいる文鎮はちゃんと泡も吐いています。そして子供のおもちゃ用に作られたゼリー容器にも金魚型、無色透明のと青見がかったのと赤見がかったの。そして圧巻はアールデコ風のガラスの置時計。金魚の浮彫物1点と立体金魚オブジェ物が2点ありました。立体は1つは金魚部分だけリアルな赤い彩色、1つは無色ですが背後に金魚藻と吐いた泡付き。浮彫は薄っすら色がついていますが、ふわっと関係なく散らしただけみたいな幻想的な出来です。昔とは思えません。うるうるうる、素敵な本でした。
映画「クリエイション・ストーリーズ 世界の音楽シーンを塗り替えた男」を見て来ました。
90年代にインディ・レーベルを立ち上げ人気バンドを次々世に送り出したアラン・マッギーの映画です。とは言えインディーズも聞かないしオアシスも聞いていないので何のことかわからないのですが(何故見た?)。時折耳なじみのいい曲がかかるのでどっかで聞いたことがあるんだろうなと。これは魔法使いの映画ですね。周りの人に次々魔法をかけて成功させていくのだけど、自分には魔法をかけられないというか。自分を変えられないので勝手に周りが去って行くというか。悪い人だけが残るというか。ありがちな馬鹿な若者の暴走みたいな感じでもあります。よく死ななかったなと。望まずにうまくいくこともあれば、良くしようと思って悪くなることもある。まあそれが人生なんでしょうね(まとめるな)。