餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

いや無事で良かった

2018-03-14 23:04:24 | 映画

映画「坂道のアポロン」を見て来ました。

最後は五島列島だったのかな。途中佐世保かなと思ったのは正解だったようです。まだ佐世保バーガーのない頃の佐世保ですね。音楽がいいです。ウエスタンカーニバルというかGS全盛の頃にジャズをしたのね。文化祭の停電のシーンが良いです。役者さんがそれぞれ適役だと思いました。


カブよりはチキンが

2018-03-13 22:33:34 | 映画

映画「北の桜守」と「しあわせの絵の具 モード・ルイス」を見て来ました。

「北の-」吉永小百合主演北の三部作の最終編だそうです。でも話は別々です。これは「父と暮らせば」みたいに元々舞台劇だったのでしょうか。間々に説明が舞台形式で出て来ます。いいアイデアですが最初は戸惑います。途中であれ一人いないと思ったり。奥さんのお父さんが意外といい人だ。

「しあわせの-」旦那さんがひどいようなかわいそうなような。最後家の前に立てていた看板をしまうのが切なかったです。子どものような誰にでも描けそうでいて描けない感性の絵。鶏の意外と大物を狙うのが頼もしかったです。

杉井光「蓮見律子の推理交響楽 比翼のバルカローレ」と渡辺一枝「金色のライオン」読了。

「蓮見-」高飛車な作曲家というのがいいです。何故右手だけのピアノ曲が何故ないのか。これはそれを巡るミステリーです。

「金色-」短い短い動物達の童話集です。教訓もない、落ちもない。え、それだけ、と言うような。でもそれがいとおしいかも。本場から来たベースボール好きのザリガニが気に入りました。確かに本場よね。


早足で世界をめぐる

2018-03-12 23:59:55 | アート・文化

「現れよ。森羅の生命- 木彫家 藤戸竹喜の世界」と「70年万博収集資料」に行って来ました。

昨日芳年を見に行ったときポスターで木彫りのヤイタンエカシの像を見てかっけーと。おじいちゃんだけど。これは東寺の帝釈天に匹敵するぞと(わかりません)。明日までだったのでテケテケと国立民族博物館に行って来ました。ここは大変なんです。とにかく物量が半端ない。ゆっくり見ていたら1日じゃ足りません。

「藤戸-」アイヌ文化を継承している木彫家です。70年間熊を彫ってきたそうです。熊がリアルなんだけど可愛い。ラッコも鹿もかっこいい。ケガニなんて関節まで動くそうです。明治の超絶技巧だよ。等身大の人物像もリアルで威厳がありました。木目も残っているし磨いていないのに質感がリアルなんです。カレイが本当に砂の中にいるようでした。

「70年-」太陽の塔の地下に民族資料を展示しようと「日本万国博覧会世界民族資料調査収集団」通称「万博資料収集団」EEMが結成されました。EMCではありません(それは英都大学推理小説研究会)。世界中から集めた資料を岡本太郎が選び太陽の塔内部で紹介しました。その資料を元に1977年11月に国立民族博物館が開館しました。当時の収集品と収集の苦労などが紹介されていました。予算と期間に苦労したみたいです。

民族博物館は久しぶりというか改装してからは初めてです。何だかハリウッド化したような気がしました。前は新しくて70年代という感じでしたが現代もかなり増えています。カラフルになったし展示も並べるだけでなく服装はマネキンに着せたり、実物大の部屋を作ったり迫力がありました。ここに来たとき韓国の農家の模型を見るのか好きでした。春は田植えに秋は稲刈りに換えてあるのが可愛かったのです。それはなくなっていました。そのかわりかなり大きい模型があちこち作ってありました。でもあのちっちゃい農家の模型は好きだったなぁと。ドールハウスみたいに洗濯機の横に韓国の洗剤があったりしたのです。大きすぎて細部が見えなくなりました。迫力はあります。