ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとオートバイがいちばん好きだった

2006年の走りップリぐらんプリ

2006年12月30日 | 日記・エッセイ・コラム

今年も終わりだな。

よく走った。

2006走りップリGP!

総走行距離 11,212km(あお号:6,709km、クロ号:4,503km)

総給油量   620.57㍑(あお号:373.36㍑、クロ号:247.21㍑) 88,834円

最高走行距離/日  740km (8月17日、あお号)

特別賞    最高ガソリン単価  157円/l  (ハイオク)  8月10日 松本IC付近のGS、10月26日 伊豆 稲取付近のセルフGS

今年はガソリン高かったねー。夏ごろがピーク。高速のスタンドが半月間、システム上値段が変わらないからって、わざわざ高速のSAまで給油に行く人まで現われたくらいだ。だから、8月の松本での157円は仕方ないね。でもね、10月末の、しかもセルフで157円はおかしくない?何かの間違いでしょ。

では、続きまして、総評。

なんと云っても今年は、念願だったベンベモトラッドR100RS(92年製つまりモノサスモデル)を手に入れたことに尽きるかな。

想像を越えたそのエンジンフィーリングのすばらしさに感激した、買って良かった。

そのせいと云っては何だけど、登録以来、毎年10,000キロ以上は走らせていたR1150RTの距離が伸びなかった。まぁ、1台が2台になったんだから当たり前なんだけど。

夏以降はRSとRTの差別化ができてRTは断然その距離を伸ばした。

ボクが軟弱なせい(一部歳のせいとの声もあるが・・・)だけど、RSは300キロ位までが楽だ。調子に乗って500キロも乗ると、腰から背中の筋肉がギシギシ言い出す。

逆にRTは定期的に休憩を入れていけば、大袈裟でなく、いくらでも走れてしまう。3時間位だったら休憩なんかいらない。

だから天気がいまいちだったり、距離がある時は迷わずRT。200キロ位ならRSという感じで乗り分けている。

足の持病が悪化してしばらく乗れなかったり、今年の目標だった北海道行きをRSの購入であきらめたりと,うまくいかないこともあったけど、大好きなボクサーツインの味わいを深く知る、良い1年となった。

8月から始めたこのブログも予想より多くの人に見ていただいて、大変感謝しています。ありがとう。

来年もブラブラしながらビシバシ更新していきますので、どうぞよろしく。

では良いお年を(ボクは明日も明後日も仕事ですけど)

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風の強い日

2006年12月27日 | 日記・エッセイ・コラム

季節はずれの爆弾(?)低気圧のせいで夕べからおもては強い風が吹き荒れている。

風と云えば、オートバイに乗って走ることを「風になる」とか云うヒトがいる。意味するところはわかるけど、絶対同意できない。

だって風がキライだぁー!なのだよ。

オートバイに乗ってると、寒いとか暑いとか、晴れとか雨とかいろいろな環境に直接晒される訳だけど、正直云ってツラい状況の時が多々ある。中でも風は微妙だ。

風にもいろんな風があるけど、それでもやっぱ風だけはどうもダメ、好きになれない。

  • まず、走りにくい。
  • 風きり音がいつもより大きい。
  • 物が飛んでくる。
  • さぶさが増幅される。
  • 強弱がランダムで訳がわからん。

気が休まらない、滅入る、気力喪失。気分がチャイナシンドローム(地中深くめり込んで、地球の反対側へ突き抜けそうだ)

冬の夕間暮れ、田んぼの中の何も遮るものの無い一本道で、強烈な北風と対峙していると、身体だけでなく、心まで凍えて、そこいらへんにポトリと落としてしまいそうなのだよ。


これでボクもイッチョマエ(一人前)

2006年12月23日 | 日記・エッセイ・コラム

身一つしかないのに、分不相応にも2台のオートバイを所有している。(ホントは3台、いや4台か)

いろいろ大変なことがあるけど、それは自分で望んだことなので仕方が無い。

去年まではあお号(R1150RT)だけだったので、週1回の出動でも年間で1万キロ以上は走れていた。けれど、クロ号(R100RS)が加わったいま、トータルの距離は変わらなくてもそれぞれの走行距離や走行頻度が結果的に分散されることになった。

オートバイは機械モノなので適度に動かしてやることが何よりの手入れなのだが、月によってはどちらかの走行距離が極端に少なくなることも事実あった。

そこで一番の心配が「バッテリー」だ。

現に先日クロ号のバッテリーが上がってしまって交換したばかりだ。

雑誌などでBMWオートバイの記事を読んでいると、バッテリー充電器の話題がよく出てくる。とくに、チョイ古のOHV系のオーナーは出掛ける前日にバッテリーの捕充電をするものらしい。

結局、ディーラーで純正のバッテリー充電器(部品番号9801 0438 800)を購入した。

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接続端子の先端はBMW用のプラグが付いていて、車体の電源ソケットへ直接差すだけで捕充電が出来てしまう。いちいち、バッテリーにアクセスして端子にワニ口クリップを挟まなくても良い。(背面上部にはぶらさげ用のブラケットも付いている)

この充電器案外すぐれもの。接続部がカプラーになっていて、ワニ口クリップの付いたコード(部品番号9801 0031 874)や現行車のシステムであるCAN-Busにも対応したコード(部品番号9801 0033 762)が別売されている。そこを変えることで、古いベンベだけでなく最新型にも、そして他のオートバイにも対応できるようになっている。

これからはどんなに寒い日が続いても、休みの前日にこの充電器を差しておけば、エンジン始動は安心だな。

なんだか、イッチョマエ(一人前)のベンベ乗りになった気分だじぇ。


旅心を誘う

2006年12月21日 | R1150RT (2001) あお号

雨の週間予報が見事に覆って、のんびりとした晴れ間が出た。

ぐずぐずしていたがあてもなくあお号(R1150RT)に乗って走り出す。

先回の走りでガソリンが空っぽだったので、とりあえず給油。ハイオクはリッターあたり136円。ずいぶん下がったね。けど、22リッターも入っちまった。(泣)

蒲郡へ向けて走りながら、今日はなんとなく伊良湖まで行く気になる。

海岸沿いに出てもぼんやりと暖かく、風も無い。

さて「トコナツの島」と云えばハワイ。このトコナツって云うのはココナツの云い間違いじゃなくて、「常夏」と書く。常に夏だ。

伊良湖のことを「トコハル」と云う。そう、常に春。「常春」だ。たしかにそのとおりで、まだ数こそ少ないが満開の菜の花畑をちらほらと目にした。今日は風も無くホントに穏やかでまさに「トコハルの国」だった。

岬の先にある道の駅「伊良湖クリスタルポルト」でメシを食って、そのあとコーヒーをすすりながら、フェリーの停泊した港を見るとも無く眺めていると、ふいに出港の案内放送が流れた。

聞いているうちになんだかボクもあのフェリーに乗って、海の向こう側へ行きたくてたまらなくなってしまった。

あー、ボクもそいつに乗っけてくれないもんかねー。

旅心はチヂに乱れにけり。空には雲が美しい模様を描いていたよ。

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バッテリー交換する(R100RS) 後編

2006年12月20日 | R100RS モノサス (1992) くろ号

先回はバッテリーを外したところまでで日没サドンデス(?)となってしまった。

今日は朝冷え込んだけど風も無く穏やか。週間予報では明日木曜は雨とされていたが、どうやらそれは無くなった様子。しかし、空には一面のひつじ雲が・・・。すっきりとは晴れないのかもしれない。ま、それはさておき。

買ってきておいたニューバッテリーはたぶん軽四用のもので、パナソニックの34A19L。「A」っていうのと、「19」っていうのがサイズに関わる数字なのでここが大事。けど、微妙なサイズの違いがあるようなので、あくまでも目安だ。

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クロ号をひっぱりだして、さっそく取りつけ開始。

狭い場所に無理やりねじ込む(シートを外してないからね、理由は前に書いたとおり)ので、万が一のショートに備えて端子に絶縁テープを巻きつけておいた。

しかし、案外あっさりとバッテリーはケージに納まった。

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バッテリーに新しいボルト・ナットがついていたので、それを使って端子を取りつけた。各部の締め付けやがたつきをチェックして、

いよいよスイッチON!

いきなりわかる変化が。ワーニングランプが今まで見たことないような明るさで点いている!

そして、セルを回すと、これまた初めて聞く力強い回転音!

やっぱ前の湯浅くん(バッテリーね)弱ってたんだねー。


バッテリー交換する(R100RS) 前編

2006年12月15日 | R100RS モノサス (1992) くろ号

充電がてらクロ号に乗ってこよ、とか云ってたら、ほんとにバッテリーが上がっちゃってた。

このところチョイ乗りばっかで、距離乗ってなかったからな。

それにしてもどうしたものか、押し掛けしても、クルマにつないでも良いけど、そもそも、このバッテリー自体が最初(クロ号は中古で今年の2月に購入した)から付いてたもので、夏の間何の問題も無く使えていたが、ちょっと寒くなり始めてからやや具合が悪い。

よし、交換!

ということで、まずはバッテリーの取り外しから。

シートを開け、サイドカバーを外す。

ターミナルが剥き出しで、フレームに近くちょっと不安。マイナス端子を外してから、ブラケットを取った。

クロ号(R100RS)のシートは昔のバイクらしく横開きなのだが、バッテリーを上に引き抜く時に邪魔になりそう。シートを外そうと思うがよくわからない。仕方なくテックモーターサイクルに電話して聞いてみた。

「取るのは大変ですよ、取らなくてもバッテリーは取り出せますよ」とのことだったので、シートをムギュっと思いっきりこじ開けて、バッテリーを引き抜くとなんとか取り出せた。フーーー。

バッテリーの端子には意外にたくさんのコードがつながる。右が2本に、左が3本。

しかし、ドライバー1本でバッテリーが外せるなんて、やっぱ古いオートバイは良いね。

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付いていたバッテリーは湯浅の「30A19L」。純正ではない。クルマ用と思われるが端子はオートバイによく使われている穴が開いた(ネジが切ってあってボルトで平端子を共締めする)タイプだ。

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ここまでやってバッテリーを買いに出た。いつものカーマホームセンター岡崎店。パナソニックの「34A19L」を購入。3980円也。

戻ってくると、また雨が降り出した。

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この続きはまた後日。


ETCにまつわるエトセトラ

2006年12月14日 | 日記・エッセイ・コラム

冬の入口、すっきりしない日々が続いてる。

雨は上がったみたいだけど、路面がしっとりと濡れていて走り出す気力が沸かない。朝、起きてはみたものの、家に居て、北海道の地図なんかを眺めたりしながら、ボシャ~っとしている。

そう云えば、ついこの前、オートバイにもETCが導入され、料金の割引がどうの、ノンストップの利便性がどうの、オートバイの皆さんにこそETCは必要なのです、だそうな。

前から何度も云ってると思うけど、ボクは天邪鬼なので、こうメリットばかり声高にアナウンスされると、「そうかねェ~?」のスイッチが入っちまう。

まずは、「割引。」

確かに高速代を減らせるのは大きなメリットだけど、何年か前にオートバイの料金は普通車と同一料金ではおかしいという議論の末、軽自動車と一緒に20%OFFになった。それきりこの話は棚上げにされたまま進展する気配はまるでない。「軽四」と一緒で良いか?まだまだ、検討の余地があると思うのは、天邪鬼だけではないと思うけど。

もうひとつ、「利便性。」

まァ便利なんでしょうな。停まらなくて良いだけじゃなく、チケットしまったり、財布出したりしなくて良いんだからね。でもさ、ボクは料金所の係の人と交わす、一言二言が、とても好きだな。

  • 夜通し中国道を西へとひた走って700キロ、美祢ICのオッサン「はい、オツカレサン」、はいはい、ほんとに疲れました。
  • 箱根スカイラインのオッサンに、インターへはどっちへ行くのが近いか尋ねると、「700m行って左へ。インターまではここから12キロ」、きっと今までに死ぬほど尋ねられたんだね。
  • 修善寺道路のオッサン、「これ何cc?、1000cc!さっきから1800、1300って、近頃のバイクはタマらんなァー」って、それのローンのほうがタマらんですよ。
  • チケットの発券は自動というところが殆どなのに、東海北陸道の福光ICにはブースに係がいて手渡ししてくれる。久しぶりに手渡しされました、と云うと、「田舎だから」とはにかむ(?)オッサン。だったら田舎万歳でしょ。

夏の気配がすれば「今日は気持良いでしょ」、激しい雨に凹んでいると「気を付けていってよ」とか、まァ、「このバイク、いくら?」ってのもタマにはあるけど、通せんぼの棒が、電気仕掛けでピョコッと上がるのとは訳が違う。

遊びで走り回ってるだけなのに、そんな刹那をムダに思って、効率を求めるなんざァ如何なものかい、と思うんだけど、まーいいか。

あ、路面が乾いてきたよ、充電がてらクロ走らせてこよっと。

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危険が一杯

2006年12月12日 | 日記・エッセイ・コラム

オートバイで走ってると、どこもここも危険があふれてるけど、高速道路上ではちょっとしたことが、命にかかわるようなこともある。さっきテレビを見てたら、関越道で落下物が原因と思われる事故のニュースをやってた。4mくらいのハシゴ(!)だ。

ボクも日帰りが多いんで、高速道路はよく走るけど、落下物にはしょっちゅうヒヤッとさせられる。

ヒヤッとどころか、かなりヤバいこともあった。

雨の名神、関ヶ原IC付近でバスの後ろを走っていたら、突然バスの左右のタイアの間(真ん中ね)から電線を切るデカいカッターが現われた!

車間はそれなりにあったけど、文字通り「あっ」という間。身構える間もなく、ガッと前輪が乗り上げた。

死んだ、と思ったその時、左後ろでブレーキ音。

はっと振り返ると(生きてたよ)何かデカい物が転がってて、後続車が急ブレーキ。あ、ボクのパニア(ケース)!!

オートバイも心配だったので、路側帯に緊急停車して、様子を把握。前輪がふんずけたカッターが左のパニアを直撃してパニアが脱落したのだった。ブラケットにはパニアのツメが折れて残されていた。パニアまでおよそ100m。道路上を歩くのは禁止だし、第一、危険この上ない。わかってはいたけど、走行車線上に転がったパニアでさらに事故が起こりそうだったので、自己判断でパニアを回収しに行った。

あれはヤバかったね。

あれ以来、高速では車線の左か右に寄って走るようにしている。

あ、ちなみに後ろから車間を詰められる時は右に寄ると、後続車の視界に入ってちょっと下がってくれるよ。ためしてみて。


蕎麦を食いにいく

2006年12月08日 | R1150RT (2001) あお号

ボクは味音痴だから、なんでも「ウマい」というらしい。

けれど好きだと思って食っているうちに、そんなボクにも「好み」があるらしいことがわかってくる。これはウマいが、こっちの方がもっとウマい、と云う具合だ。

年をくったせいか、周りの情報の多さからか、「蕎麦」が好きらしい。らしい、と云うのは、このところ蕎麦を食うことが多くなったと感じるし、「蕎麦」の文字を見ると食べたいと感じるからだ。

かといってやっぱり、どこそこの、なんとかという「蕎麦」が、どのようにウマいのかよくわからないので、どこの蕎麦でもとりあえず食う。するってェと、これが生意気にもそのうち「好み」が出てきて、「あー、ボクはこれがウマいんだぁ」とやっと気付く次第だ。

好みなんだから、ヒトが口出しするスキがないことを良いことに、思い切って云わせてもらうと、「らっせいみさと」の蕎麦がボクは好きだ。あそこの蕎麦を食うためにわざわざ出掛けていくぐらい好きらしい。

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きのうも薄ら寒い曇り空の下、今年最後の蕎麦を食いに「あお号」を走らせた。

蕎麦は、(通ぶる訳ではないが)なんと云っても「ざる」を、大盛りなどにせず、ツルツルっと一気に食っちまうのが何よりウマいと思うが、ここ「らっせいみさと」の蕎麦(二八蕎麦)は、冷・温・様々なトッピングなんでもあう。

特に辛味大根と荒く削った花ガツオをダイナミックにのせた「おろし蕎麦」は素朴でウマい(好きの意)。人気は野菜天山盛の「天ぷら蕎麦定食」だが、正直云ってこれはヘビーですよ。(↓ これにご飯と味噌汁が付く)

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きのうは日中も曇ったままで気温も上がらず、寒い一日だったけど、例の電熱ベストのおかげで身体はポカポカだったよ。コタツにもぐりこんでオートバイに乗ってるみたいですごい威力!あお号(R1150RT)のことをよく「最強旅バイク」とかいうけど、WIDDER電熱ベストが加われば、まさに「無敵旅バイク」だね。

「らっせいみさと」から国道を418号、363号、257号とつないで走ってきたが、この山間路はまったくストレス無く走り抜けられる。国道257号線の愛知・岐阜県境付近に唯一残っていた狭小部分も、新しいトンネルが開通して、解消されていたよ。

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けれど路面の方はすでにかなりヤバくて、標高500mを越える峠はどこも黒々とした凍結の跡が見られた。特に稲武から伊勢神トンネルまでの区間(国道153号線)はすでに危険な感じだった。(気を付けてね)


すごいぞ、電熱ベスト

2006年12月06日 | 日記・エッセイ・コラム

いやー、買っちまいましたねー。

電熱ベスト。WIDDERシステム2

いま、来たとこだけど、ちょっと走ってきた。

すごいよこれ!

ロンT1枚しか着てないのに、温か過ぎ。

よく見るとロングセラーの商品らしい造りの良さと工夫を感じる。

着丈が結構長くて下腹部までカバーするが、腰のサイドに深くスリットが入っていて座っても違和感が無い。おまけに最近良く見るようになったデュアルジッパーなので、座って窮屈なら下からジッパーを少し開けておけばまったく気にならない。

もっと驚きなのは、これ丸洗い出来るよ!

今回、少し高いがコントローラーのついたコードを購入した。これはサーモスタットによるON・OFFの調節でなく、電流を50~100%の間で無段階に調節できる優れもの。しかも、防滴仕様!

んーーー、WIDDERおそるべし。