ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとオートバイがいちばん好きだった

雨とわかっているなんて

2007年05月30日 | 日記・エッセイ・コラム

明日からちょっと暇が作れたので旅に出ようと思う。

けれど、どうやら明日は広範囲で雨の予報だ。

気象庁のHPで時系列予報や週間天気予報をながめて

次々に代わる雨の情報にいささか気持ちが萎えてきた。

        ○

雨ならカッパを着れば良い。

でもね、朝、出がけにザンザン降っているとね・・・

雨男としてもオノレの宿命を恨まざるを得ない気分かな。

すぐに快方に向かうとわかっていればまだしも

今日一日行く先々で雨が降ったり止んだりでは、どうにも気が乗らない。

        ○

甲府から雁坂みちを分け入り、

上州群馬から三国峠を越えて越後へ入るルートを考えている。

そのあと佐渡にでも渡ってみようか。

でもなー、明日は間違いなく「雨」

まだ見ぬ明日が雨とわかっているなんて、現代人の悲劇だね。(大袈裟か)

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ベンベを解剖 その5

2007年05月26日 | R1150RT (2001) あお号

久しぶりにベンベ大図鑑

今回はインターフェースの解剖

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オートバイを操る時、もちろん全身を使う訳だけど

オートバイに直接荷重できるのは主に下半身だ。特にシートは重要な部分。

シートの形も固さもとっても絶妙なんだけど

シート自体の高さが3段階に調節出来てしまう。

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上に写真のバーを上中下いずれかにセットして、

下の写真に見える段々にシートの支えをのっける。

下から78cm・80cm・82cmと高さが変わる。

単に足つきだけで高さを選べば、平均的日本人のボクは78cmなんだけど

ボクの場合、78cmだとハンドル位置が高く、旋回もやや鈍い感じがする。

何よりケツが強烈に痛い!

1泊2日で1,000キロ走った時なんか尾てい骨にタコができた。

80cmがベスト。不思議なくらいケツは痛くならないし、リーンも自然だ。

ニーグリップラバーも立派なんだけど、ボクの膝はそこに届かないのだよ。

だから最初は傷防止の飾りかと思っていた。

でもRTのカタログ見るとドイツ野郎はしっかりラバーに膝を喰い込ませていやがる。(泣)

        ○

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ステッププレート周り。うーん、惚れ惚れする仕上げの良さ。

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ステップは振動対策のためにラバーがブ厚い。決してカッコよくないし、機能的でもない。

でも、面白いのはライダー側のステップとタンデムステップがまったく一緒の物。

万が一の時のストックが付いているって訳。

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反対側(右側)。リアブレーキペダルの造形はまるで特注のようだ。

タンデムステップのすぐ上の黒いサイドカバーは工具無しで外せて

中にあるリアショックのプリロードアジャスターにアクセスできる。

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手でノブをくるくると回すだけでプリロードが調整できる。

タンデムする前やロングツーリングで荷物が多い時に面倒がらずにくるくるすれば良い。

たったそれだけだ。

        ○

最後にもう一度反対側(左側)

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ベンベはメインスタンドを掛ける機会が多いんだけど

なにせ300キロを軽く超える巨体。

でも、このハンドルが有るおかげで苦もなくスタンドが上がる。

このハンドル、アルミ製だよ!

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そのハンドルの前(写真左側)に2系統のサービスコンセントが付いている。

インターコムやヒーターベストなどの使用に便利。

        ○

しかし、書いていてキリがない。

無駄と云えば無駄なのかもしれないけど、

ベンベの場合どれも意外に地味でしかもいっさいアナウンスしない。

なぜなら、彼らにとってはどれもが必然でしかないから。

ベンベにとってこの「必然」こそが重要なキーワードのようだ。


これってボクだけ?

2007年05月23日 | 日記・エッセイ・コラム

ここんところ柄にもなく忙しい。

今までの仕事と、これからの仕事を、訳あって掛け持ちしているからだ。

新しい仕事では、その移動にマシロ号(マジェC)を使うつもりなんだけど

なんだか天気が安定しなくて

ゲロッ原号(トヨタの四つ輪クルーガーV)でばかり出動している。

あお号(ベンベR1150RT)も最後の出動から

すでに1カ月近くが経とうとしているし、なんだか身体の具合も悪い。

        ○

先日、仕事の帰り道に、車の窓を開けて走っていた時だ、

全開にした窓から遠慮無く吹き込む外気が

ボクの顔と云わず腕と云わず、肩と云わず

とにかく所構わず吹き付けて、皮膚の感覚器を心地よく刺激したのだよ。

その時、ハタと気付いた!

オートバイに乗るとこれを全身が感じるんだ。

ボクの身体はムキ出しの疾走感を必要としているらしい。

        ○

(コノサキ、下品ナノデ、アシカラズ)

たぶんボクだけじゃないと思うんだけど

酒にひどく酔うと、無性にオートバイに乗りたくならない?

しかも、マッパーで!

皮膚で直接風圧を受けて、五感に疾走感を充足させたくなるのだよ。

ただし・・・わかっているように

酒酔い運転は犯罪だし、

マッパーで外に出ることも犯罪ですよ。

        ○

でも・・・ガレージの中でなら・・・(ウソです)

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スクーター嫌いは偏見?

2007年05月16日 | BMW以外のオートバイたち

マシロ(マジェスティC)を買った赤男爵(レッドバロン)の店員さんたちは

話を聞いてみると、スクーターで通勤している人が多いらしい。

けれどそれは積極的な選択でなく、実用的な理由かららしい

ボクが今回マシロを買ったのは、ズバリ実用的な選択だ。

でなければスクーターなんてジイ様になるまで買わなかったと思う。

        ○

二輪愛好者の中でスクーターへのスタンスは

肯定派と否定派に二分されている様に感じる。

しかも否定派の意見は「あんなのバイクじゃない!」と毛嫌いしているふうだ。

ぼくもそっち派で、「スクーターねー、ふーん」って感じだった

        ○

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で、乗ってみてどうだったかというと、ちょっと微妙だ。

乗りながら、「ありだな」と「バイクではないな」が頭の中に交互に浮かんでくる。

これくらいなら車(4つ輪)の免許で乗らせてやれば良い、と感じるし、

高速道路と山へのワインディングをつないで走り続けると、

バイクツーリングの充実感を同じように感じることもできる。

必要十分のパワー、簡単でしかも高い積載性、メンテフリー、しかも耐候性も高い。

なんだこれってベンベと一緒じゃん!

あえて云えば経済性はスクーターの方が断然高い。

それって悪いこと?な訳無いな・・・(汗)

        ○

偏見だったのかも、と最近思っている、スクーター嫌いだったこと。

やばいね、意味なく嫌いとか思ってる人や物を

それが単なる偏見だとカミングアウトしてしまうと

そのあと逆に「大好き!」になってしまうこと無い?


岐阜ラリー Leg3というかマジェのインプレ

2007年05月13日 | BMW以外のオートバイたち

ザンザン雨が降った翌日、風がビュービュー。

ヘタレタンデマーはビビっているけど、なんとかだまして走りだした。

「マシロ号」は強い向かい風の高速道路を、しかもタンデムで

予想外の安定感で快走していく。

        ○

3代目新型マジェがリリースを控えているのに

いまさらマジェCのインプレですまんことです。

この日はとにかく、大型バイクでも嫌な感じがするくらいの強風が吹き荒れていた。

どうかなと思いながら高速に乗ったけど、

これがなかなかどうして立派な走りっプリ。

スクーターってグラマラスに見えるけど

正面から見ると意外にこじんまりしている。

フロントタイヤも小さく、おまけにフェンダーも深くかぶっている。

ボクのはマジェの「C」なんで、スクリーンが低いが、

大きくスラントしたノーズと相まって整流効果はかなり高いらしい。

ちょうど「みぞおち」から下にはほとんど風圧を感じないし、雨もあたらなかった。

        ○

エンジンは非力(22PS)だけど、味付けは悪くない。

キャブレターは加速ポンプ付らしく、ガバッと開けるとそれなりにダッシュしていく。

100km/hで6,000rpm。ちょうど最大トルクの出る回転域。

今回、タンデムで「ひるがの高原」まで行ったけど、

イライラするようなフィーリングはまったくなかった。

もちろん、あくまで交通の流れの中で、という話だけどね。

燃費は30km/lで大満足。

こうガソリン単価が上がってくると、レギュラー仕様で好燃費は大切な要素。

(環境にも良いしね。)

        ○

郡上八幡まで高速で飛ばして、国道156号線に下りた。

山間の空いた国道をのんびり1時間ぐらい走ると

ひるがの高原に着く。

さすがに空気はまだ冷たくて、高い山々には残雪がたっぷりある。

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「牧歌の里」はチューリップが満開。桜はどれも終わっていたけど、

高原の遅い春を満喫してきた。

        ○

国道沿いの道の駅「白鳥」と「大日岳」に寄って

スタンプ14個目と15個目Get!

        

「マシロ号(マジェC)」のことばっかになっちゃったけど

また、続きを次回にでも書くことになりそう。


マシロ(マジェスティC)がきた!

2007年05月09日 | BMW以外のオートバイたち

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きたきた!

2003年式YAMAHA マジェスティC セコハン

パールホワイトのクールビューティー「マシロ号」

        ○

初めて乗った感想は、非力・・・かなー。

乗り心地はさすがにふんわりして気持ちいい。

やっぱ女性っぽい。

ちょっと心配してたけど、極低速で半クラッチを使いたくなるような場面。

マニュアル車のクセで左のレバーを握り締めてしまった。

ガソリンスタンドへ入るため、縁石をまたごうとして

リアブレーキをグッとかけた。

フロントが左に切れたまま、急減速!

幸い車重が軽いので足を踏ん張って、立ちゴケは免れた(汗)。

考え方を変えて、リアブレーキを積極的に使っていった方が良いかも。

        ○

今日はまだ仕事があるから、明日走ってこようと思う。


ドナドナドーナー

2007年05月06日 | R100RS モノサス (1992) くろ号

最近のボク周辺は、変化の風が吹き荒れているようだ。

もうすぐ仕事を変わる。

いろんなことを考えて、いろんな人と話した。

ベンベのオートバイ2台を維持するのはどうやら無理のよう。

まあいいさ、またがんばって、いつか手に入れればいいさ。

今度は街中を走り回る仕事に変わるんで、「まじぇ」にかえた。

そう、「クロ(R100RS)号」をドナドナした。

店で査定してもらってる間にも、売って欲しいという人が現れる。

クロ号は色男だからな。

オイル漏れは皆無だし、高速道路をまだ200キロで疾走できる。

でも、ドナドナした・・・

        ○

今度の新入りは真っ白のヤマハ マジェスティC セコハン。

2003年登録だけど走行距離3,600キロ。

色白のクールビューティー「マシロ号」

よろしくね。

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短い間だったけど、ありがとね。

クロはまだまだガンガン走れるぜ!

またいつか何処かの路上で。


カッパはどうよ?

2007年05月03日 | 日記・エッセイ・コラム

5月に入って、さわやかな季節がやってきた。

でも、雨の日も増えて、その降り方も本格的になってくる。

雨と云えば、カッパ。

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オートバイに乗っているとカッパの一つや二つ持っているだろう。

いやいや、二つ持ってるなんて人は実際にはかなり少ないと思う。

カッパって、ちょっとたかい。

仕事でオートバイに乗っている人は雨を避けてはいられないけど

ふつうに趣味で乗ってるくらいなら1年で数えるほどしか雨に遭わないし、

ましてやカッパが必要なほどの雨と云うと、もっと少ない。

かくいうボクも去年1年間でカッパを着たのは3回。

たった3回だ。

だから、カッパを買い替えるタイミングが難しい。

いまのカッパなんてもう6年も使っている。

前にも書いたことがあるけど、そこそこの値段の、そこそこの性能だ。

でも、不満はない。

3年ぐらいたった時に、今年は買い替えようかな、と思って以来

毎年のようにそう思うけど、毎年そのままだ。

カッパって、そんな感じじゃない?