でっかい移動性高気圧にすっぽり覆われた週末。
朝晩はさすがに冷えたけど、日中は穏やかに晴れ渡り、ほんのり暖かだった。
なんとなく一週間の疲れが残って、グズグズしてたけど
文字通り陽気に誘われて、オートバイを走らせる。
里の紅葉もすっかり色付き、
こうなるともう冬目前で、
なんだかちょっと憂鬱でさびしい気分になってくる。
実は銀ジィ(’81R100RS)を近所のテックMCに預けていた。
代表のYさんから、廃車になったR-CSが入ったんだけど・・・・・・
と連絡をもらって、電装系のチェックをしてもらっていた。
R100CSはR100Sのマイナーチェンジバージョンのような車種で、
R100RSが81年式から大きく内容を変えたのと同じ改良がされている。
つまり、交換が出来そうな部品があったらそのCSの部品と交換しようという訳だ。
でも、結局心配していた発電機はまったく問題なくて、
こないだ新品に交換したばかりのレギュレーターを付け替えてもらったくらいで済んでしまった。
もちろんそれはそれで良かったんだけど、
Yさんが云うには、発電も充電も問題ない、らしい。
けど、よかったら部品をくれるというので、ゴッソリもらってきた。
こんだけ。
オルタネーターのインナーローターとダイオードボードはうれしいね。
コイルとダイオードボードはこれから持って歩くよ。
それと、以前に分解清掃したとき部品を無くした右側のスイッチBOXももらった。
3mm位のスペーサーが無くなってキルスイッチがグルグル回っていたからすぐに直した。
レギュレーターを交換したら、あんまりアテにするなといつも云われる車載の電圧計も13.5Vを指す。
家でテスターを当ててみたら、13.9Vくらい出てた。
電気系統の不安と例のシミーがなくなって、いよいよ銀ジィもツーリングに使い倒せるかな。
云いだせばキリがないけど、あとブレーキキャリパーとサス、F回りに手を入れたい。
手を入れるといっても、整備するだけなんだけどね。
〇
テックさんで銀ジィを引き取って、そのまま走りに出る。
電圧計ばかり気になって、つい目が行ってしまう。
で、ちょっとびっくりすることに気付いた。
銀ジィはライトだけでなく、ブレーキランプを点けても電圧が変動するくらいショボイんだけど、
最近はフロントブレーキのスイッチが壊れたらしくて、
ブレーキをかけてもランプが点かなかった、つまり電圧計が動かなかったのだ。
けれど今日はフロントをかけると、電圧計の針が下がっていた。
???。
思い当たることがひとつ。
実は先日Fブレーキのマスターシリンダーを交換したときに
オイルが漏れるということでリザーバータンクも交換してもらった。
リザーバータンク周りからのオイル漏れは見られなくなったのに、
急激にブレーキフルードが減っていて、
なんだろうねー?と思っていたんだけど、
ついこの間掃除をしてたら、マスターシリンダー先端のバンジョーボルトが緩んでいて
そこからフルードが漏れているのを発見した。
ありえーへん
と思いながら、バンジョーボルトを適当に締めこんだ。
銀ジィのFブレーキスイッチはなんとブレーキラインの中にある。
フルードの圧でスイッチが入る。
もしかしてスイッチを作動させる圧がかかってなかったってこと?
ありえーへん
バンジョーボルトが緩んでホースがブラブラしてましたけど、なにか?
はい、なにぶん古いオートバイですからね、振動でゆるんじゃったんでしょう?
いやいや、ありえーへんでしょ?
あんまりオートバイ屋を信用するなとは思ってますけど・・・
ええ、お互い人間ですからね、間違いや失敗はあるもんです。
けどなー
〇
銀ジィが気分良さそうにクランクを回して走る。
雑木の林が色付いて、冬支度を急ぐ。
去年も今頃書いたかもしれないけど、
ボクは真っ赤な紅葉より、この枯れ色強い雑木紅葉の方が好きだ。
山里で育ったせいもあるけど、
何より日本の風情に似合っているように思う。
刈入れを終えた田んぼと色付いた雑木林の取り合わせはまさに晩秋の日本だ。
野原川に沿った国道は隠れた紅葉の名所。
小さな滝がいくつもあって、岩を打って流れる瀬がしぶきを上げる。
1眼レフをかまえたお母さんたちと競い合ってシャッターを切る。
ボクは小さなデジタルカメラ。
景色を撮るにはやっぱり三脚がいるね。
山を下りながら、国道を外れて「うつぎ坂」へまわる。
大きな二つのヘアピンに「うつぎ坂」の名前が付く。
春になるとうつぎが咲くのかな?
でも、いまはすごい大きな紅葉の木。
小春日和でぽかぽかだったけど、午後になって気温が下がる。
秋の日はつるべ落とし。
のんびりしてたらもうこんなに日が傾いてたよ。
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