ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとずうっとオートバイがいちばん好きだった

走っているだけでしあわせです

2021年05月26日 | R100Trad (1990) クロ介
この週末は、奇跡的に良い天気が続いた

どこへ行く当てがあるわけではないけど

朝になるとオートバイを引っ張り出して

「散歩」のルートを考える



ちょっとブランクが長すぎたようで

あんなに詳しかった三河のお山も

岐阜のナイスな県道たちも

繋がりが曖昧になっちまって

まーそういうお年頃でもある訳だけど

以前のようにすんなりルートが決まらんのだよ


結局、いつものコースを辿ったり



通行止めのおかげで久しぶりのルートへ入ってダムへ寄ったり



近くの公園で昼寝してみたり



かと思えば、恵那辺りの高原へ足を延ばしたり



2日で400kmくらい走った


身体もすっかりライダーに戻ってきたようで

2,3時間走り詰めでもどこも痛みが出ないようになった

真っ黒クロ介のベーエムベーはそういうところ上手く出来ている

1000ccで60馬力ってところも

このロートルにはぴったりだ

絶対に「楽しい」から逸脱しない性能だ


いや、でもほんとこいつを思い切って買ってよかった

走っているだけでしあわせなのよ

申し訳ない気持ちになるくらいね

RS 再び

2021年05月19日 | R100Trad (1990) クロ介
去年の9月にこう題して再開したブログ

いろいろ迷いもあったけど

結局、ボクにとって「RS」が必然だった


同色のタンクも手に入れて

ついに黄ー色いR100TRADは

クラシカルブラックのR100RSに成りすました





ほんとは別の色がいいんだけど

オリジナルの手書きラインを残したいので

このクロ助でいこうと思う


ガソリン車が走れなくなるまで

このオートバイと一緒に残された時間を走っていきたい




木漏れ日の林を行く

2021年05月12日 | R100Trad (1990) クロ介
雨は夜更けに上がったようだけど

路面はようやく乾いたばかりの体で

こりゃ山林を抜ける細い道はまだウエットなんだろうな、とちょっとブルー

ウエットが厭なわけでなく、昨日磨き上げたばかりのエキパイを汚すのが厭なのだ



愛知県道437号線は巴川の上流を流れに沿って下っていく

杉の林は美しい木漏れ日で溢れる

足元のフカフカの地面には種から芽吹いた双葉が陽を受ける

でもきっとこのどれもが育つことなく消えていくのだろう



そんなことどうでもいいんだよ、って云ってるのが聞こえる

彼らはきっと今受けている木漏れ日の美しさを忘れない

どんな生命も、驚きと喜びそして感謝にあふれているのだから



途中から県道435号線に入って

さらに流れを広めた巴川を辿り続ける

この辺りは硬い岩盤の川床のためか

浅く広く川は流れる





里では田植えの準備が進んで田に水が張られ始めた

あぜ道を挟んで隣の麦畑では生えそろった穂が五月の風に揺れている








オートバイでそんな季節の中を走るしあわせ

ああ、もうしばらくお願いします




雨が近い、とカエルが騒ぐ

2021年05月06日 | R100Trad (1990) クロ介
短い周期で天気がころころ変わり

八せんに入ったと思ったら途端に雨が続く日々だ


仕事から帰って

晩酌しながら飯を喰らい

そのままごろりと横になると

開け放った窓から時折強く風が吹き込んで

酔いに火照った頬を撫でる


遠くを走る汽車のジョイント音が今日はひと際近くに聞こえる

子供のころ、お父さんが教えてくれた

遠くの音が近くに聞こえると、雨が近いのだと


そんな音に耳を澄ましていると

ケ、ケ、ケ、ケ、と田んぼのカエルたちの声に気付く


雨が近いぞ

ケ、ケ、ケのケー

雨降り大好き

ケ、ケ、ケのケー


夜なら鳥に喰われることもない

せいぜいケロケロ鳴いていろ



山はウツギの季節で新緑に白い花が生える

ヒトツバタゴは珍しいが近くの道の駅に寄ったら

きれいに花を咲かせていた

ナンジャモンジャの木とも云われたりする

以前ちょっと勤めていたゴルフコースの入り口に続く道路に並木があって

この季節は青い空に映える白い花がとてもきれいだった記憶がある



雲の色がちょっと怪しい

梅雨に続くこの季節

晴れた日はとてもさわやかで気持ちがいいね

今度の休みはもうちょっと遠出してみようかな