ソロツーリストの旅ログ

あるいはライダーへのアンチテーゼ

振り返ってみるとオートバイがいちばん好きだった

そうそうに冬支度する

2020年11月25日 | R100Trad (1990) クロ介
記録的に温かだったり

時雨が降ったり、強く風が吹いたり、


2,3日ごとに季節が進んでいくのがわかる

きのうまで色づき輝いていた葉が

翌日にはすっかり落ちていたりする



ひさーしぶりに近所の用品屋に行ってみた

ミラー用の穴の関係で今はカブのミラーがついているけど

あんまりかっこよくないので

付きそうなやつの中からナポレオンのミラーを選んだ



結構かっこいい

案外ブレも出なくて具合が良い


もう冬がそこまで来ているので、早々に冬支度をする

タンクを外して、グリップヒーターとバッテリー充電用のケーブルを取り廻す

手が冷たいのがものすごく嫌(指先が血行障害なので)なのと

きーくん(R100 TRAD)は冬にバッテリーが弱る、多分



ヒーターの配線はちょうど同じ場所にあったETCの電源に割り込ませた

もう何度も今までにやってきたので、今回もすぐできた


風が強かったけど

山へ行ってきた

風に乗った落ち葉がむき出しの口元にあたって痛い

まだ、我慢できるレベルのサブさだ



山の秋はすでに終わりに近づいて

次にここへ来るのはもう来年の春かな







黄色いベンベで山へ行く

2020年11月18日 | R100Trad (1990) クロ介


高気圧の中心が抜けて、湿った暖かい空気に満たされた

季節外れの温かさとかいうけど、こんなのふつうだ

次の低気圧が抜ければまた普通に寒くなる

それを何度か繰り返して冬にたどり着く




ハーフウエットのワインディングで

ゆっくり真っ黄ぃー黄ぃーのベンベを走らせて

R100に慣れていく

三河のお山は杉の森が多いけど、広葉樹の雑木林も多い

黄色や茶色に色づいた木々の中を

落ち葉を舞い上げて走り抜ける



昨夜の雨でしっとりと濡れて

雨上がりの森は、落ち葉が発酵する甘い匂いをはなつ




R100トラッドにはいま、RSのハンドルを付けている

RSのハンドルってとても個性的で幅が60センチくらいしかない

肩幅より少し広いくらいで、手を置くとちょっと違和感がある

ステップの位置も微妙で、動き始めしっくりこないんだけど

不思議と30分くらい乗ってると「ピタッ」とハマる

顎を引いて背筋で体を支え、軽く腹を引っ込める

太ももの下にシートレールを感じ

コーナーではイン側のレールにそのまま強く荷重できる


下りのワインディングでフロントディスクから「シャーーー」と

ブレンボのような音がした

あ、そうか、これブレンボだっけ




リアウィンカーが干渉してパニアケースがつかないので

ノーマルのウィンカーステーとウィンカーに付け替えた

でもテールカウルがついてないのでやや微妙



メーターの高さを下げたりライトを小さくしたりしているため

ハンドルクランプの取り付け位置が手前に来ていて、クラッチレバーの角度が上向き

ほんのちょっとのことだけど、レバーの角度にこだわれないオートバイ乗りはだめでしょ

そこで社外品のかっちょいいアップスペーサーを挟んでみた



ちょうどハンドル一本分上がって、クラッチレバーはいい角度に下げられた


ちなみにメーターの高さが高いR100だけど

前のオーナーのこだわりの部分らしく(というかクリップオンハンドルだったからね)

こんな方法で取り付け位置が下げられていた(50ミリくらいの高ナットをかます)

参考までに








言葉にできない ”コッ”

2020年11月11日 | R100Trad (1990) クロ介
テックモーターサイクルから電話

「できました」


なんか気持ちの整理もすっきりつかないうちに

真っ黄ィー黄ィーのボクサーツインはボクのところへやってきた



不思議なのは家に帰ってくるまで

なんだか、きーくんがかわいくて、隣にとまったクルマの人たちに

「みてみて」って感じがした

なーんだ、黄色、気に入ってんじゃん


なかなかエンジンが温まらなくて止まるたびにストールしそうだったり

ウインカースイッチが、この辺だろ、ってとこのもうちょい下だったり

ペダル操作のたびにシリンダーに突っかかったり

久しぶりだと相当な違和感

こんなに、だったかな、とか感じる


でも、ミッションのタッチはBMW

短いストロークでスコっと入る

いや、スコっ、ていうか、カツ

いや、カツって言わないな、

コツ・・・カ・・・違うな

コト

「コッ」かなー

この感じは言葉にできない

あれは他のどのメーカー、どの時代のオートバイにもない感触

エアヘッドのボクサーツインを経験する価値はこのミッションの感触にあるかもしれない

いや、価値のうちのひとつだ



臓器が出ちゃってる、て感じの水平対向シリンダー

左はちょっと前についてる

左右180度の位相でピンがずれている分シリンダーもずれている

おもしろいのはその分右のステップも少し後ろにずれている

右と左のステップがずれている


ツインプラグのエンジンには初めて乗ったけど

乗ったとたんにトルクアップを感じ取れる

回転の上昇も早く軽やかで

4000rpm上限と決めて(ちょっと慣らしをしてねと言われたので)いたが

4000なんてあっという間に超えてしまう



ヤフオクで落としたパニアステーを付けて

2型のインテグラルケースを取り付けてみた

リアウインカーが改造されていたのでちょっと干渉してしまった


さて、ノーマルに戻すか、ステーを短縮するか

しばらくこの繰り返しになりそうだけど

テックさんは気持ちいいくらい良心的で

ノーマルパーツも改造パーツも外してあるものはすべて引き渡してくれた


黄色もなんだか愛着湧いてきたし

しばらくは乗ってみて考えることにするか




ヤフオクの沼にズブズブ

2020年11月04日 | R100Trad (1990) クロ介
きーくん(R100 Trad)はその車体色と云い結構手の入った改造車

前のオーナーはボクサーの改造目的でこのR100をチョイスしたようだ

30年前にロケットカウルとセパハンは結構な発想で

今でこそ時代が一巡りしてやっと追いついてきたような構成だ


でもこの2番目のオーナーは[RS」を求めていた純正主義者

何の因果か、何度か見てるうちにきーくんに情が湧いちまって

ある程度元の車に戻せばよいか、と手に入れたわけだ


テックモーターサイクルのYさんから

部品はあるよ、と言われていたけど

実際にどこまで戻して乗り出すのか

見れば見るほど迷っちまう

前のオーナーさんはセンスが良い人だったらしく

見れば見るほど、きーくんの見かけはかなりまとまっている


Yさんも、ライト周り触るのが大変てこともあるけど

おやじ臭い(まーボクはおやじというかじじいだけどね)よ、と


なさそうだなー、と思ったけど

「パニアステー(パニアはあえて聞かなかった)はある?」

「ない」と即答をいただいた


ベンベ乗りならわかってもらえると思うけど

「パニア」は絶対はずせない

はずせないでしょ?


そして、久しぶりに「ヤフオク」の沼にズブズブとハマっていくのだよ

お面カウル、今はまだ止めとこ

ウインカー純正にするかな、いやあれでいいか

パニアはどのタイプ

ステーはモノサスタイプか?

………………


仕事帰りにテックに寄ったら

きーくんは外にいた

モトコのシートが取れてダブルシートが乗っていた(確かにすごくおっさん臭い)

Yさんがちょうど出てきて、あいさつもそこそこに

「今日、予備検査してきましたよ」だって

てことは、エンジンかかっちゃうってこと!

「どうぞ、かかりますよ」

 
にやにやしながら、キーをひねって

タンク両側の燃料コックを開ける

左スイッチボックスの上の大きなチョークレバーを開けて(全開)

セルボタンを押すと、ガッと大きくギアの噛みこむ音がしてギュイーンとセルが回った

2秒くらいのクランキングでエンジンは難なく始動した

!!!!!!!!!!!!!

ああーーこれだよ!


テックモーターサイクル 仕事が早ーい

さー、ヤフオク、ヤフオク



落とした