登子の山ある記

唯一の趣味であるハイキングの記録。登山道に咲く花々、山頂からの展望写真を添えて。

四国遍路ひとり歩き:第3回 27番神峯寺~36番青龍寺:その2

2008-04-04 | 四国遍路ひとり歩き
四国遍路ひとり歩き:第3回 27番神峯寺~36番青龍寺:その2


3月25日(火)

山登屋旅館03:00~二十八番大日寺10:12~二十九番国分寺13:35~三十番善楽寺16:10~サンピア高知17時:31(泊)=行動時間14時間31分(45.4キロ)
今日は長距離歩行、ヘッドランプを点けて3時にスタートする。


月光を仰ぎ、その月を輝かせている太陽の偉大さに改めて思いをはせる。
日頃の無感動が、少しどこかへ遠のく。時間がたっぷりあるからなのか。
久しぶりに北斗七星を認める。


大日寺近くで、電車内でお会いした“塗り菅笠”のお遍路さんが向こうからやってくる。今日は安芸駅まで歩き、ビジネスホテルへ泊まるそうだ。

国道55号へ出たところで現在地がチンプンカンプン
地図を一欄飛ばして見ていた。

大日寺の石段で岡山Tさんご夫妻に再びお会いする。
昨日は夜須の国民宿舎に泊まり、これから善楽寺までお参りして帰宅するという。
歩きは初めてだそう、それにしても足が早いお2人。


善楽寺近くのスーパーで明日の朝食を仕入れる。
“焼き芋”“じゃこ天”、パン・カップスープ・みかん、買いすぎた。

バテナイように、ゆっくりズム。
三十番善楽寺で、きのう同じ宿だった東京Iさんが追いついてくる。
4時半にスタートしてぶっ飛ばしたようだ。まめがつぶれているのに、よく頑張るなぁ。

予定時刻に宿へゴール、やったゼイ!

【橋の欄干の彫り物】良い出来ばえに感心する





【大日寺山門】


【大日寺境内】


【新装なった松本大師堂・遍路小屋】


【水田に水がたたえられた】


【国分寺山門】


【国分寺境内】


【シダレザクラ】国分寺


【国分寺納経所には自動給茶器・紙コップが備えてある】ありがたい心配り


【先達さんが向こうから来た】松本太師堂のお披露目式典に向かうという


【きれいに刈り込まれた植木と塀】


【このサボテン、どうよ】


【善楽寺】ここへはややこしい道すじだった


【善楽寺大師堂】ご本尊は弘法大師


【ミツマタ】


【アケビ】


【オドリコソウ】


【クサイチゴ】


【ツルニチニチソウ】


【トサミズキ】


その3     
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四国遍路ひとり歩き:第3回 27番神峯寺~36番青龍寺:その1

2008-04-04 | 四国遍路ひとり歩き
2008年 1月21日(月)~25日(金)四国遍路第1回 ①霊山寺~⑲立江寺
2008年 2月24日(日)~29日(金)四国遍路第2回 20番鶴林寺~26番金剛頂寺
2008年 3月23日(日)~28日(金)四国遍路第3回 27番神峯寺~36番青龍寺
2008年 4月13日(日)~19日(土)四国遍路第4回 37番岩本寺~40番観自在寺
2008年 5月18日(日)~24日(土)四国遍路第5回 41番龍光寺~51番石手寺
2008年11月9日(日)~15日(土) 四国遍路第6回 52番太山寺~63番吉祥寺
2008年12月7日(日)~13日(土) 四国遍路第7回 64番前神寺~80番国分寺
2009年1月25日(日)~31日(土) 四国遍路第8回 81番白峯寺~88番大窪寺~1番霊山寺

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2008年3月23日(日)~28日(金)

《往路》3月23日(日)新宿20:00(小田急バス)⇒【車中泊】24日(月)高知7:40-8:30(JR土讃線・快速奈半利行き)⇒奈半利駅9:40

《復路》3月28日(金)JR窪川13:15⇒高知着15:30-高知19:50(小田急バス)⇒【車中泊】29日(土)新宿07:30

《歩行》            《宿》
 3月24日(月) 22.8キロ 安芸駅・山登屋旅館
 3月25日(火) 45.4キロ 善楽寺~サンピア高知
 3月26日(水) 37.3キロ 清滝寺・白石屋
 3月27日(木) 39.6キロ 安和駅・安和乃里
 3月28日(金) 28.7キロ 車中泊
 五日間合計 173.8キロ 

3月24日(月)

奈半利駅9:40~二十七番神峯寺12:36~安芸駅・山登屋旅館17:25(泊)=行動時間7時間45分(22.8キロ)


前回、帰った駅から“たすきをつなぐ”。
作法通りでないが、勝手に良しとする。
駅で竹杖と無事再会できた。

道すがら八百屋でフルーツトマトを買い、歩きながら賞味する。
味が濃い。おもわず『うまい』の連発。おじさんの言うとおり、もう1パック買っとけばよかった。

神峯寺の坂は“真っ縦”と聞いている。
(高知から乗った電車内で、逆まわりをするお遍路さんに聞いた話だが・・
いかにも上等そうな“こげ茶色”の菅笠をお持ちであった。別誂えだって)
昼弁当は買い控えて荷を増やさない。
ピストンする区間はリュックをデポして登る人もいる。
下山してきた岡山のTさん御夫妻が『そうなさい、楽よ』と勧めてくれる。
今回は、思いっきり荷物を減らしているのでその必要はないだろう。

“どこが真っ縦?” 他の寺の間違いではないだろうか。

参拝を終え、下山してきた所に無人販売ボックスがある。
“いよかん”を買い求める。
持ち歩きたくないので、近くのバス停にどっかり座り込み、遅い昼食とする。
“いよかん”がメーンディッシュだ。
ついでに山登屋旅館に電話で現在地を伝える。これでお互いに安心だ。


スーパーに入り、帽子を物色。
『あった、あった』広いツバの付いた帽子。
メーター検針員のおばさんが被っていたのは、後ろ首すじ覆い付きだったが、そこまで求めまい。
容赦なく照りつける陽光をシャットアウトしないことには、五日間歩き通せない。
道中、アイスクリームを2回も食べる。道の駅で食べた“焼きなす風味”、なかなかイケル。

夕食時、隣席に座った人は神峯寺で立ち話をした東京のIさんだ。
退職後、日本縦断徒歩旅行を4ヶ月かけて敢行したつわもの。
今回、初めてのお遍路は通し打ち、ゴローの靴でも足のまめがズルむけだそう。

山登屋夕食“ぶりの煮つけ”はじめ、料理はボリューム満点、食べ過ぎた。


【立派なお屋敷が目に付く】白壁に彫られた絵が、いい味だしている


【民家の塀、大黒・恵比寿・布袋さまが、にこやかに見送ってくれる】




【神峯寺山門】


【神峯寺境内】


【炎の仏像】


【ニワザクラが真っ盛り】



【例の竹杖、いよかん4個100円】


【海沿いの国道を延々と今日は安芸まで行く】


【ナギの大木】国道の分離帯に保護されている


【稲苗が出番を待つばかり】


【合鴨】山登屋旅館の部屋から。
水田で活躍した合鴨と、鯉も放流されている。
 

その2
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