TOMIXさよなら「富士はやぶさ」 号セットから、まずは新規作製されたスハネフ14です。
「はやぶさ」および「富士」号ともに組み込まれていますが、編成最後尾になるスハネフ「富士」側はダミーカプラーになっており、ジャンパー栓が取り付け済みになっています。
スハネフ「はやぶさ」側とスハネフ「富士」側の様子
スハネフ「富士」側のジャンパー栓の様子
ヘッドマークのですが、これも既に印刷済みになっています。ヘッドマークの点灯は白色LEDが用いられているため、前回単品発売されたスハネフ15よりも綺麗に浮かび上がるようになりました。
はやぶさマーク点灯の様子
富士マーク点灯の様子
スハネフ15点灯の様子(参考) 印刷済みの富士マーク
実車を忠実に再現したということで、随所に「こだわり」が見受けられます。これまで一色で表現されることが多かった下回りも、一部灰色の部品を用いていたり、スハネフの台車も他の客車と比較してやや色合いが異なります。
スハネフの下回りの様子(富士・はやぶさ共通)
スハネフの外見は、「はやぶさ」と「富士」では、あまり大きな差異が認められません。スハネフに限らず、全ての車両内部に寝台が再現されており、外からでもその様子がはっきりと見て取れます。また、客室とデッキを区切る内部ドアも再現されています。スハネフ「富士」の車内を示します。
スハネフ「富士」の室内の様子
再現された内部ドア洗面所側 車掌室側
洗面所側 車掌室側
客室側 通路側
外見上は「はやぶさ」と「富士」に大きな差異が認められないと記しましたが、実はスハネフ「はやぶさ」の室内寝台には大きな差があります。それは寝台シートの色が「富士」では明るいオレンジに対して、「はやぶさ」は黒でまとめてあり、細かいところにこだわりを感じます。
スハネフ「はやぶさ」の室内の様子
以前に撮影した寝台特急「富士はやぶさ」号の実車の画像がありましたので、最後に掲載いたします。
在りし日の寝台特急「富士はやぶさ」号
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東京口最後の寝台列車「富士はやぶさ」号は、残念ながら今年の3月に廃止になってしまいましたが、それをさよなら「富士はやぶさ」号セットとしてTOMIXが製品化しました。今回は電気機関車4両と客車12両という大所帯となり、車両ケースもA,BおよびCという構成です。
まずは外箱から紹介します。表紙絵は既にイベントなどで公表されていましたが、裏表紙絵は手にして初めて知りました。「はやぶさ」号に「富士」号が連結する様子が描かれています。
セットの表絵とその裏絵
さよならセットの車両ケースの背表紙を、きちんと列べると絵になります。今回はどんな絵柄になるのか楽しみの一つでしたが、下図のように今回は表紙絵のEF66が出来上がりました。
外箱の背表紙(左および中)と車両ケースを列べたときの絵柄(右)
セット構成ですが、車両ケースAとして電気機関車4両が、車両ケースBには「はやぶさ」号の車両、そして車両ケースCには「富士」号の車両が分納されています。
車両ケースAの表紙とセットの内容
車両ケースAにはEF66の写真帯がありますが、この下には電気機関車などの取り付けパーツが収められています。
EF66の写真帯を外した様子
車両ケースBおよびCですが、それぞれ車両たちが収められています。今回の車両セットにおいて「はやぶさ」号も「富士」号を見分けるためか、車両ケースBの表紙は「はやぶさ」のヘッドマークを付けたED76の写真が掲示されています。ここを見れば取り違えることはないでしょう。
「はやぶさ」号を収めた車両ケースBの表紙と内部
さらに、車両ケースBには客車用の密自連型TNカプラーが2個付属していました。
密自連型TNカプラーが付属
一方、「富士」号ですが、こちらはシンプルに客車のみ収納されています。客車用の車両ケースには、あと1両収められる余地があります。
「富士」号を収めた車両ケースCの表紙と内部
このほかに「富士はやぶさの軌跡」と称したブックレットが封入されており、さよなら運転の日の様子などがレポートされています。
かなりのボリュームです。これ一つで相当楽しめる内容かと思われます。
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