KATOコキ106の反射板の出来映えの感服し、TOMIXの反射板も同じように塗装してみました。しかし、自分の塗装技量の酷さに「これはボツネタ決定!」と思ったのですが、「世の中にはこんな下手くそでも平気で記事にする厚かましい人がいるぞ」と逆に自信を持って頂ければ幸いと思い、あえて書き上げてみました。
TOMIXコキにも反射板が付いていますが、ご覧の通り赤い円盤状態です。そこで、せめて周囲を銀色に縁取ろうと思い、グリーンマックスの鉄道カラーを使って塗装してみました。
TOMIXコキに入っている反射板
今回は折角なので、オリジナルの赤を活かすことを考えました。真ん中の赤い部分にマスキングを行うため、久しぶりにマスキングゾルを開けてみたら、悲しいかな固化しておりました。仕方ありません。ここは、マスキングなしの一発手塗りで勝負です。
周囲の塗装に用いたカラー 周囲を塗装した様子
ご覧の通り、見事にはみ出しました。しかし、諦めてはいけません。爪楊枝の先端を「うすめ液」で湿らせ、はみ出した部分をこすり落とします。なんとか、それらしくなったので、TOMIXコキ107に取り付けてみました。
はみ出し部分を落とすイメージ 実際に塗装した反射板
アップで撮影すると、塗装の酷さがより鮮明に映し出されます。しかし、自分の肉眼では、まあまあの出来映えです。
塗装した反射板 未塗装の反射板
TOMIXコキ107
未塗装のものと並べてみましたが、ちょっとした手間で随分と雰囲気が変わりました。下手くそな塗装ですが、満足しております 次回は頑張ります。
以前にTOMIXC57-135号機のKATOナックルカプラー化に挑戦してみましたが、連結させると連結器間に段差が生じる結果となってしまいました(下図参照)。しかし、このままの状態で本線を走行させても、途中で自然開放や脱線・脱輪等もせず、特に問題は起きていません。しかし、もう少し見た目をよくしようと思い、今回TOMIXC57-135号機KATOナックルカプラーの改良を行ってみました。
ナックルカプラーによる連結の様子 連結器の様子
連結器間の段差を解消するには、カプラーの位置を今よりも低くすれば解決できると考え、ナックルカプラー自体の高さ(厚さ)を低く(薄く)する方法を検討しました。
C57-135号機に用いているのはKATOかもめ用ナックルカプラーです。
KATOかもめ用ナックルカプラー
このカプラーパーツは2つの部品で構成されています。そこで、下図の左側の部品の一部分を切り落とし、全体の高さを低くすることにしました。上手く撮影できなかったので、どこの部位か判りにくいかと思われますが、そのまま読み流してください。
KATOかもめ用ナックルカプラーを分解したところ
根本の部分のフタになっているところを切り落とす
切り落としたフタの部分
フタを切り落とす前 フタを切り落とした後
切り落としたら、2つの部品を元のようにあわせれば一応完成です。ここまで判りにくかったと思われますが、下の2枚の写真を比較していただけば、具体的な場所がお分かり頂けるかと思われます。下左図の赤丸の部分だけをニッパを使い、切り落としました。非常に狭い場所なので、切り取るというより「もぎ取った」という方が正確かもしれません。
フタを切り落とす前 フタを切り落とした後
真上からの写真です。赤い四角の部分-フタ-を取り除きました。この状態で一度カプラーポケットに戻します。フタの切り取りが浅いとカプラーの首が左右に振れませんので、その場合は再度深い位置で切り落とし、首が振れるようにしてください。首振りを確認した後、この状態ではやや不安定なので、赤丸のところを中心的に接着剤を用いて接着しました。
切り落としたフタの部分 接着剤を充填した場所
接着剤が乾いたら、カプラーポケットに戻します。スプリングがやや斜行しますが、無視しました。また、カプラーポケットに入れると、カプラーの高さが低くなった分、上下に動きやすくなりますが、これについては対策をしていません。上下に動いても、その後の運転で支障は出ておりません。
カプラーポケットに収めた様子です。左側が改良前の様子、右側が改良後の様子です。同じ場所から撮影できなかったので、大きさがやや異なりますが、カプラーの位置が異なることがお分かり頂けるかと思われます。また、実際に取り付けた様子も示します。
改良前 改良後
KATOスハ43系(KATOカプラー)と連結させてみました。段差はほぼ解消されているのが判ります。
KATOカプラーとの連結の様子 直上からの様子
KATOスハ43系6両による試運転を行いましたが、TOMIXC243カーブレールの通過、登坂とも問題なく、自然開放も起きていません。ただし、カプラーを接着したため、スムーズにレール上で連結させることが難しくなってしまい、連結は「手作業」で行う必要があります。
C57-135号機本体には手を加えていませんので、失敗しても「かもめ用ナックルカプラー1個」だけの損失で済むかと思われます。
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