Assyパーツで購入したカヤ24を組み立ててみました。組み立てるといっても、車体を床下パーツに載せれば完成です。そんな感じでカプラーも簡単に交換できるかと思っていたのですが、意外と大変でした。
まずは簡単にカヤ24の床下パーツを見てみます。TOMIX「さよなら銀河」のカニのように、機械類が細かく表現されています。特に気に入ったのが車掌室内の計器板類の表現で、外からもはっきりと確認することができます。
カヤ24の室内表現
車掌室内の計器板類の表現と車体外からの内部の様子
折角のカヤ24なので、最後尾車両にする予定でした。そこで、他の車両群と連結させるために、カヤ24の後部カプラーをKATOカプラーが採用されている前部のカプラーと交換し、前部は適当にダミー化等することを考えておりました。
カヤ24前部のKATOカプラーの様子
そこで、カプラー交換作業を容易にするため、床下ユニットをバラすことにしました。ところが、これが第一の難関となりました。
床下パーツの後部は簡単に取り外せるのですが、前部がしっかり組み込まれており、特に下図の赤丸部分がなかなか外せず、かなり時間を要しました。非常に狭く、薄いため、なんどか割れそうになりましたが、なんとかバラすことができました。完全にバラしたところ、機械室の中から「重り」がでてきました。まさか、機械室の中に「重り」が入っているなんて想像していなかったので、これにはちょっと驚きました。
分解に苦労した場所 バラした後部の様子
完全にバラした様子 機械室の中に組み込まれていた重り
なんとかバラすことができましたので、床下ユニットから今回の主役となる前部と後部のカプラーを取り外しました。これを単純に前後入れ替えればよいと思っていましたが、そんなに甘くはありませんでした。それらには全く互換性がなく、設計上後部に前部のカプラーを取り付けることができません(逆も同様)。前部のカプラーを流用してKATOカプラーをアーノルドカプラーに換装すれば、汎用性が得られると考えていましたが、またもやオシに続いて24カプラーで悩まされることになりました。「折角床下をバラしたのに」と、何ともいえない感情に襲われましたが、仕方ありません。今回は24カプラーの改造を試みました。
前部のKATOカプラー 後部の24カプラー
前部のカプラーをバラしたところ
用いたナックルカプラー ナックルカプラーに換装した前部
後部の24カプラーをバラし、色々なカプラーを試行錯誤で取り付けてみましたが、どうにも収まりませんでした。試した中では、ナックルカプラーが最も換装できそうだったので、これを用いることにしました。しかし、ナックルカプラー化すると復芯しなくなり、またナックルカプラーの厚みにより、そのままでは取り付けられません。そこで、いつものように復芯は諦め(連結すればわかりません)、強引にナックルカプラーの厚みを削り落とすことにしました。
24カプラーをバラした様子 単純にナックルカプラーを取り付けた様子
今回は下左図に示したナックルカプラーの上部側(赤枠部分)をニッパで切り落としました。
上部を切り落としたナックルカプラーの様子
厚みを調整したことにより、取り付けることができるようになりましたが、どうしてもカプラーのが緩く解放しやすくなってしまいましたので、いつものとおりナックルカプラーの裏側に接着剤を滴下し、カプラーを固定しました。
ナックルカプラーの裏面に接着剤を滴下した様子
これで24カプラーのナックルカプラー化、完成です。これを車体の取り付け、KATOEF80と連結させてみました。
換装したナックルカプラーを連結させた様子
連結状態も位置も良い感じです。ただし、まだ試運転していません。換装させただけです。
また、車体を載せてみましたが、ややカプラー長が24カプラーと比べ長くなってしまいました。
24カプラーにナックルカプラーを換装した様子
一方、ナックルカプラー化した前部の様子です。
KATOカプラーをナックルカプラーに換装した様子
この方法でカヤを連結させるには、客車側もナックルカプラーに換装しなければならず、あまり利口なやり方ではないような気がします。当初、目論んでいた24カプラーを他のカプラーへ換装することに拘りすぎたようで、今後さらなる検討が必要かと思われます。
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