次に後編として、「12両用・コンテナ貨車」を紹介します。こちらの方は、ケースの中に取扱説明書が添付されており、納めるコキの車種に応じて「仕切り」のパターンが変えられるようになっています。そのため、「仕切り」のウレタンにもかなりきめ細かく切取線が入っておりました。撮影用にウレタンを用いてパターンを再現してみました。幸いにも弊社にはそれほど多くの種類のコキがありませんので、「仕切り」のパターンは1通りで済みそうです。
添付されていた取扱説明書に記載されているパターン図
ウレタンによる「仕切り」の対応状況 取り外したウレタンの様子
コンテナの積載についてですが、それの有無に係わらず納めることが出来る構造になっています。やはり適当に納めてみました。ただし、積載するコンテナの数が、例えば1個など少ない場合、「仕切り」の中でコキがやや不安定な状態になってしまうようなので、コンテナを取り外して納めた方がよいかと思われます。
適当にコンテナを積載させ収納した様子 コンテナ1個の様子
コンテナ1個のコキを納めたときの様子
ちなみにKATOコキ106もTOMIXのコキと同様に納めることが出来ました。
TOMIXコキ107を納めた様子 KATOコキ106を納めた様子
コキフを納めるスペースが2両分あり、KATOコキフ50000を無事納めることが出来ました。
コキフ用の切り欠き KATOコキフを納めた様子
適当にコキを納めてみましたが、なかなか壮観です。コキは単品での購入になるため、収納にかなりのスペースを取られていましたが、このケースのお陰で、一気に整理することが出来ました。購入したばかりですが、車両ケース「12両用・コンテナ貨車」には満足しております。
コキ12両を納めた様子
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TOMIXから新しい車両用ケースが発売されました。試しに「10両用・20m級」用と「12両用・コンテナ貨車」用を購入してみました。今回は前編として、「車両ケース10両用・20m級」を紹介します。
TOMIX車両ケース(10両用20m級)
中を開けてみると、「仕切り」の数に驚かされました。頑張れば10両も入るのかと感心しつつ、早速、ウレタンを抜いてみました。本来はケースの一番下に「中敷」が敷いてありますが、撮影のため、外しています。
ウレタンを外す前後の「仕切り」の様子
写真を見てのとおり、ウレタンを抜いてしまうと、ほとんど空間だらけです。また、車両間の間隔が狭いため、「仕切り」には従来のようながっしりとした強度がなく、M車を入れるのはちょっと躊躇ってしまいました。
TOMIXE233-3000ですが、基本および増結セット併せて10両なので、このケースにテストとして納めてみました。「仕切り」はパンタグラフの有無および先頭車用の3通りの「仕切り」が用意されておりました。先頭車用の「仕切り」ですが、様子からしてケース右端の、上下逆さまに納めるところではないかと勝手に判断しました。全部納めてみると壮観な感じもしますが、やはりどことなく「仕切り」が頼りなく思われます。
パンタなし(上)/あり(下)で作り分けられた「仕切り」
TOMIXE233-3000を納めた様子
先頭車を収納してみた様子
TOMIXE233-3000で試した結果、やはりこのケースにはM車を納めたくないと思い、それならば単品で購入することが多く、軽量感のある客車群を納めてみることにしました。
TOMIX14系寝台車を試しに納めてみました。すると、「仕切り」が短く車両を全部納めることが出来ません。なるほど、「20m級」の表記とはそういうことだったのですね。
オハネ14-300が納まらない様子
ちなみにTOMIXキハ58も納めてみましたが、同様の結果に終わりました。
キハ58が納まらない様子
仕方ないので、適当にTOMIXマニ60、KATOキハ30、TOMIX583系等を納めてみましたが、これらは問題ありませんでした。ただし、583系のようにパンタグラフの位置が前後で異なる場合、「仕切り」の切り欠き位置が対応していないため、いずれか片方のパンタグラフが「仕切り」と干渉してしまいます。
「仕切り」の切り欠きとパンタグラフの位置が合致しない様子
このケース導入により、車両たちの整理整頓が少しは進展するかと思われましたが、小生にとっては図らずも使いにくいケースになってしまいました。このケースに相応しい車両をもう少し検討してみようと思います。
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