エネルギーを考えてみる

2011-04-01 23:51:09 | その他

原発神話が崩壊、といっても過言ではないと思われます。それと同時に、これから先、我が国の電源開発・エネルギー自給をどのように行っていくのかということを、真剣に考える必要に迫られることになるでしょう。原発の代替として再生可能エネルギーを今まで以上に活用する案などが上げられます。また、以前から議論されてきた地域分散型のエネルギー供給も導入されていくようになるかもしれません。

しかし、それと同時に「我々は一体どれだけのエネルギーがあれば、満足して生活できるのか?」という議論も必要だと思われます。ここ最近、計画停電がありません。それでも多くの方々がこれまでのエネルギーの使い方を省みて、節電や電気の利用法を積極的に見直しています。例えば、百貨店やスーパーあるいは駅などの照明は、以前と比べてちょっと暗くなりましたが、慣れてしまえばそれほど違和感はないように思われます。つまり、減灯された照明(エネルギー)でも我々は買い物をすることができ、逆を返せばこれまでの照明は「過剰」だったと言えるかもしれません。

計画停電下での今の節電生活は、色々と不自由で我慢を強いられています。しかし、節電生活が徐々に「当たり前」となれば、我慢ではなく、満足した生活へと昇華する可能性があります。さらに、電気代(エネルギー)という「コスト」も削減することができます。

社会全体でエネルギー消費量を減らすことを訴える前に、まずは自ら積極的に省エネを実践していこうと思います。

(なお、個人的には電力会社が行っている現在の計画停電を推奨あるいは賛同しているわけではありませんので、悪しからず)

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