夏場の電力不足に対応するため、サマータイムの導入が検討されているという報道がありました。夏場に限り、1時間程度、時計の針を早めるそうですが、本当に効果があるのでしょうか?
時計の針をどんなに操作したとしても、一般的には日出から日没までの間に最高気温を迎える時間帯が必ず来るわけで、そのときの「時計の針」が「午後2時」だろうが、「午後4時」だろうが、最高気温の時間帯における(恐らく)冷房需要を押さえ込まなければ、電力不足になるのではないかと思われます。
何を言っているのだ!こんな時なのだから、ありとあらゆる知恵と工夫を総動員して、難局を乗り越えなければ!とお叱りを受けるかもしれません。確かにその通りです。しかし、根本的な原因は、これまでエネルギー・電気を無尽蔵のように使ってきた現代社会のあり方であって、これをどうするのかということを考えない限り、解決は難しいように思われます。
本格的な夏までまだ時間があります。今年の夏は、久しぶりに、「暑い夏」、「汗くさい夏」を体感するのも良いかもしれません。今から夏バテしないための健康・体力作りだって、立派な節電対策です?!