24カプラー(関連記事参照)を実装させたTOMIXキハ181の試運転を行った結果を報告します。
TOMIXキハ181・運転台側をTNカプラーにしたものを2両用意しました。そのうち1両は、連結面側を24カプラーにし、2号車としてKATOキハ180(M車)と連結させました。3号車には、もう1両のTOMIXキハ181を運転台側どうしでTNカプラー連結させ、4号車以降は全てアーノルドカプラーで連結させた11両編成です。ただし、全てTOMIXキハ181系で揃えることができなかったため、4~6号車はTOMIXキハ180、7~11号車をTOMIX24系25形としました。
試運転に用いた編成
1号車を先頭にして、本線(シーサス、登坂、S字カーブ、各種ポイントなど)を走行させましたが、途中で自然解放したり、カプラーが車体から外れる、脱線などのトラブルもなく、無事に試運転を終えることができました。また、11号車を先頭にした場合でも問題は生じませんでした。
ただし、24カプラーの取り付け位置が悪かったのか、C243カーブレール上では、車両間隔が極度に狭まりましたが、ぶつかる等の接触などは起きていません。ちなみに同じC243カーブレール上でKATOキハ181系を連結させたときの様子も掲載いたします。左欄が24カプラー装着車、右欄がKATOキハ181系の様子です。
さて、具体的な実装方法ですが、TOMIXキハ181床下のTNカプラー装着位置に着目し、この太い棒状の部位を活用することにしました。24カプラーにはKATO床下に装着させるためのツメがありますが、このツメを前述の棒状部位・出っ張り部に「引っかける」ことを考えてみました。なお、今回の24カプラーには1.2mmのプラ板一枚だけを接着させてあります。
TOMIXキハ181の加工位置 24カプラーのツメ
今回用いた24カプラー(左)とオハネフ24増結前面カプラーセット(右)
24カプラーを取り付けたい位置に、ツメが収まる程度の穴をピンバイスで軽く・浅く開けていきます。今回は0.6mm径を用いました。一つ穴を開けたら、すぐ横に穴を開けていきます。この方法だと、不連続な穴ができていきますが、精密マイナスドライバの先端などを用いて穴が連続するように「溝」を成形していきます。その際、24カプラーのツメを合わせながら「溝」の長さや深さを調整していきました。「溝」にツメが引っかかればOKです。
床下に溝を成形させた様子
24カプラーの取り付けは、かなり「きつい」感じがしますが、逆にカプラーをしっかり固定してくれるようにも思われます。1両・1カ所の工作に要した時間は30分程度でした。
この方法であれば、24カプラーを床下に接着しなくてすみます。つまり、いつでも取り外すことができるので、KATOとの併結運用が不要になれば、例えばTNカプラーに換装させてTOMIX純正編成に組み直すことができます。また、台車枠を買い直せば、購入時の標準仕様であるアーノルドカプラーに戻すことも可能です。
24カプラーを外し、TNカプラーに換装した様子
ライトユニットを取り除いたTOMIXキハ181先頭車を編成中間部に「封じ込め」、TOMIX車を利活用した長編成化の実現を考えております。
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