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今回はTOMIXさよなら「富士はやぶさ」号セットのオハネ15-2000を簡単に紹介します。モデルに用いたのは「富士」号セットに入っていたオハネ15-2004です。
以前から「富士はやぶさ」号を再現するために、この車両を探していたのですが、結局入手できずにおりました。今回、初のご対面です。
二階建て寝台車のため、窓の配置が独特です。それぞれ車両側面の様子を点描してみました。左が通路側、右が客室側としてまとめてあります。
通路側の様子 客室側の様子
近接撮影です。客室ドアや○窓もはっきり見て取れます。
通路側の様子 客室側の様子
車内の様子です。さすがに個室の2階までは再現されていません。しかし、2階に関しては、壁になっているため外から直接覗くことが出来ませんが、実は階段がしっかり作り込まれています。
車内内部の様子 客室ドアや○窓の様子
車端部の様子
客室側からの様子 再現された2階階段
車体を外してみないと階段が判らないので、ちょっともったいない感じがします。しかし、外した時の感激は十分味わえると思われます。
ところで、室内灯を設置するための大きな穴がぽっかり空いており、ちょっと目立ちます。しかし、これだけ狭い空間に客室を多数表現すると、設置する空間が無くなってしまいます。
室内灯取り付け用の穴
相も変わらず、「富士はやぶさ」用の室内灯を準備していません。そこで、手元にあったキハ20で使っている電球色の室内灯を仮設して、点灯したときの印象把握を試みてみました。
室内灯を仮設してみた様子
意地悪く、室内灯の設置付近を外から近接撮影してみました。通路側は、ちょうど窓枠の裏側になるため、写真のように回り込んで覗き込まないと見ることが出来ません。客室側は1階客室の窓から見て取れます。しかし、写真ほど目立ちません。また、室内灯は取扱説明書の通りに設置しておらず、今回の記事のためだけに仮設したものであることを予めご了承願います。
仮設した室内灯取り付け部分の様子
「はやぶさ」のオハネ15-2005もほぼ同じような作りのため、今回は省略しました。悪しからず。
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TOMIXさよなら「富士はやぶさ」 号セットから、まずは新規作製されたスハネフ14です。
「はやぶさ」および「富士」号ともに組み込まれていますが、編成最後尾になるスハネフ「富士」側はダミーカプラーになっており、ジャンパー栓が取り付け済みになっています。
スハネフ「はやぶさ」側とスハネフ「富士」側の様子
スハネフ「富士」側のジャンパー栓の様子
ヘッドマークのですが、これも既に印刷済みになっています。ヘッドマークの点灯は白色LEDが用いられているため、前回単品発売されたスハネフ15よりも綺麗に浮かび上がるようになりました。
はやぶさマーク点灯の様子
富士マーク点灯の様子
スハネフ15点灯の様子(参考) 印刷済みの富士マーク
実車を忠実に再現したということで、随所に「こだわり」が見受けられます。これまで一色で表現されることが多かった下回りも、一部灰色の部品を用いていたり、スハネフの台車も他の客車と比較してやや色合いが異なります。
スハネフの下回りの様子(富士・はやぶさ共通)
スハネフの外見は、「はやぶさ」と「富士」では、あまり大きな差異が認められません。スハネフに限らず、全ての車両内部に寝台が再現されており、外からでもその様子がはっきりと見て取れます。また、客室とデッキを区切る内部ドアも再現されています。スハネフ「富士」の車内を示します。
スハネフ「富士」の室内の様子
再現された内部ドア洗面所側 車掌室側
洗面所側 車掌室側
客室側 通路側
外見上は「はやぶさ」と「富士」に大きな差異が認められないと記しましたが、実はスハネフ「はやぶさ」の室内寝台には大きな差があります。それは寝台シートの色が「富士」では明るいオレンジに対して、「はやぶさ」は黒でまとめてあり、細かいところにこだわりを感じます。
スハネフ「はやぶさ」の室内の様子
以前に撮影した寝台特急「富士はやぶさ」号の実車の画像がありましたので、最後に掲載いたします。
在りし日の寝台特急「富士はやぶさ」号
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東京口最後の寝台列車「富士はやぶさ」号は、残念ながら今年の3月に廃止になってしまいましたが、それをさよなら「富士はやぶさ」号セットとしてTOMIXが製品化しました。今回は電気機関車4両と客車12両という大所帯となり、車両ケースもA,BおよびCという構成です。
まずは外箱から紹介します。表紙絵は既にイベントなどで公表されていましたが、裏表紙絵は手にして初めて知りました。「はやぶさ」号に「富士」号が連結する様子が描かれています。
セットの表絵とその裏絵
さよならセットの車両ケースの背表紙を、きちんと列べると絵になります。今回はどんな絵柄になるのか楽しみの一つでしたが、下図のように今回は表紙絵のEF66が出来上がりました。
外箱の背表紙(左および中)と車両ケースを列べたときの絵柄(右)
セット構成ですが、車両ケースAとして電気機関車4両が、車両ケースBには「はやぶさ」号の車両、そして車両ケースCには「富士」号の車両が分納されています。
車両ケースAの表紙とセットの内容
車両ケースAにはEF66の写真帯がありますが、この下には電気機関車などの取り付けパーツが収められています。
EF66の写真帯を外した様子
車両ケースBおよびCですが、それぞれ車両たちが収められています。今回の車両セットにおいて「はやぶさ」号も「富士」号を見分けるためか、車両ケースBの表紙は「はやぶさ」のヘッドマークを付けたED76の写真が掲示されています。ここを見れば取り違えることはないでしょう。
「はやぶさ」号を収めた車両ケースBの表紙と内部
さらに、車両ケースBには客車用の密自連型TNカプラーが2個付属していました。
密自連型TNカプラーが付属
一方、「富士」号ですが、こちらはシンプルに客車のみ収納されています。客車用の車両ケースには、あと1両収められる余地があります。
「富士」号を収めた車両ケースCの表紙と内部
このほかに「富士はやぶさの軌跡」と称したブックレットが封入されており、さよなら運転の日の様子などがレポートされています。
かなりのボリュームです。これ一つで相当楽しめる内容かと思われます。
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当初、午前中にTOMIXC57の整備を終えて、午後から軽く本線出場、その後「富士はやぶさ」の整備と考えていました。しかし、C57を本線出場させたら、C57の走りに魅了されてしまい、「富士はやぶさ」はすっかり「そっちのけ状態」になってしまいました。
さらに、KATOC62も出場させてしまい、もう今日は収拾がつきそうにありません。
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待ちに待った週末です。早速TOMIXC57-135号機を堪能しました。
まずは、各種パーツの取り付け作業です。パーツ類を列べてみると、かなり点数があるように思えましたが、予備で1セット入っていたり、重連用カプラーが複数添付されているため、実際に取り付ける部品はそう多くありません。
添付されいたパーツ類
ナンバープレートと さよなら運転用ヘッドマーク
さよなら運転用ヘッドマークの取り付けは、KATOC62と同様に添付されているヘッドマーク掲示用デッキに取り付け・交換して使います。しかし、弊社ではさよなら運転をする予定が全くないので、恐らくこのヘッドマークと掲示用デッキはお蔵入りとなることでしょう。
さて、早速ナンバープレートを取り付けてみました。ランナーからカッターで切り落とし、接着剤を使わずにそのまま取り付けました。パーツが無くても、これだけでもう貫禄十分です。個人的には蒸気機関車のナンバープレートはこのカラータイプが好きです。
ナンバープレートを取り付けた状態
デッキ付近のパーツを取り付けるため、一時的に車体から取り外す必要があります。慎重に引っ張ってデッキをはずし、さらに「解放てこ」も取り外します。
車体から取り外したデッキ部(左)とさらに分解した状態(右)
今回の製品には前位側テールライトが付属しています。取扱説明書には【上級者向け】のオプション扱いになっていますが、折角なので取り付けることにしました。デッキ上部を裏返すと、前位側テールライト用の位置が刻印されているので、それを目標にピンバイスで取り付け穴を開けました。
0.5mmのドリル歯による加工と加工位置の様子
取扱説明書の通り、当初0.5mmで加工してみましたが、実際にテールライトを取り付けようとしましたが、どうしても上手く入りません。そこで、一回り大きい0.6mmでもう一度加工したところ、今度はきっちり収めることが出来ました。
握り棒や手すりなどは、容易に取り付けることが出来ました。再びデッキ部を組み直し、車体に戻せば完成です。
パーツ類を全て取り付けたデッキ部を車体に戻した様子
「回転式火の粉止め」も付属しており、煙突に取り付けることが出来ますが、弊社のC57-135号機には取り付けないことにしました。
通常の煙突 回転式火の粉止めを装備した煙突
最後にヘッドライトの点灯の様子です。かなり明るく、遠くからでもくっきりとした照度です。
ヘッドライトの様子
実際に走らせてみましたが、実に滑らかで、モーター音もほとんどありません。蒸気機関車なのに「滑るような走り」を見せてくれました。また、下り坂もギクシャクすることなくスムーズに走行し、弊社のY字ポイントが連続するS字カーブも難なく走行します。心配していた弊社の半径243mmカーブも普通に走行してくれました(後述)。
R243を通過中のC57-135号機
これまでも素晴らしい車両たちに巡り会ってきましたが、このTOMIXC57-135号機はまさに傑作機ではないかと思われます。
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