KATOカヤ24のカプラーをナックルカプラーにすることはできましたが、復芯しません(今のところ、運用上の問題は起きていません)。また、連結させるためには、相手方もナックルカプラー化する必要があります。
一方、オシ14については、相手方の床下にAssy5170-2C3(オハネフ24増結前面カプラーセット:以下、24カプラーと略)を接着するという方法で対応しました。
車両の運用に汎用性を持たせるためには、アーノルドカプラーが最適であると思われるのですが、24カプラーには直接アーノルドカプラー部を取り付けることができません。
そこで、これらの問題を解決するために、下図に示す復芯可能なアーノルド版24カプラーを試作してみました。まだ解決しなければならない点などが多々ありますが、なんとか実用化してみたいと思っております。
アーノルド版24カプラーのプロトタイプ
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ナックルカプラーに換装したKATOカヤ24の試運転を行ってみました。客車側もナックルカプラーにしなければならないため、以前にナックルカプラー化したTOMIX「さよなら銀河」を用いてみました。ナックルカプラー化したオハネフの台車をオロネの台車と交換し、カヤとナックルカプラーで連結できるようにしてみました。
その結果、カプラーの連結位置が少しずれ、車両間隔もやや開きましたが、特に問題なくレイアウトを周回しました。ナックルカプラー化したことにより復芯しませんが、今のところ走行への影響は認められません。電気機関車の次位にカヤをナックルカプラーで連結させ、「さよなら銀河」の客車を従えた場合にも、問題なく走行しております。
ナックルカプラーでの連結(銀河オロネ+カヤ24)
アーノルドカプラーでの連結(銀河オハネ+オハネ)
ナックルカプラーでの連結(カヤ24とTOMIX EF65PF)
KATOEF80用のヘッドマークも購入しましたので、たまにはこんな「ゆうづる」でも遊んでおります。
たまにはこんな「ゆうづる」
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Assyパーツで購入したカヤ24を組み立ててみました。組み立てるといっても、車体を床下パーツに載せれば完成です。そんな感じでカプラーも簡単に交換できるかと思っていたのですが、意外と大変でした。
まずは簡単にカヤ24の床下パーツを見てみます。TOMIX「さよなら銀河」のカニのように、機械類が細かく表現されています。特に気に入ったのが車掌室内の計器板類の表現で、外からもはっきりと確認することができます。
カヤ24の室内表現
車掌室内の計器板類の表現と車体外からの内部の様子
折角のカヤ24なので、最後尾車両にする予定でした。そこで、他の車両群と連結させるために、カヤ24の後部カプラーをKATOカプラーが採用されている前部のカプラーと交換し、前部は適当にダミー化等することを考えておりました。
カヤ24前部のKATOカプラーの様子
そこで、カプラー交換作業を容易にするため、床下ユニットをバラすことにしました。ところが、これが第一の難関となりました。
床下パーツの後部は簡単に取り外せるのですが、前部がしっかり組み込まれており、特に下図の赤丸部分がなかなか外せず、かなり時間を要しました。非常に狭く、薄いため、なんどか割れそうになりましたが、なんとかバラすことができました。完全にバラしたところ、機械室の中から「重り」がでてきました。まさか、機械室の中に「重り」が入っているなんて想像していなかったので、これにはちょっと驚きました。
分解に苦労した場所 バラした後部の様子
完全にバラした様子 機械室の中に組み込まれていた重り
なんとかバラすことができましたので、床下ユニットから今回の主役となる前部と後部のカプラーを取り外しました。これを単純に前後入れ替えればよいと思っていましたが、そんなに甘くはありませんでした。それらには全く互換性がなく、設計上後部に前部のカプラーを取り付けることができません(逆も同様)。前部のカプラーを流用してKATOカプラーをアーノルドカプラーに換装すれば、汎用性が得られると考えていましたが、またもやオシに続いて24カプラーで悩まされることになりました。「折角床下をバラしたのに」と、何ともいえない感情に襲われましたが、仕方ありません。今回は24カプラーの改造を試みました。
前部のKATOカプラー 後部の24カプラー
前部のカプラーをバラしたところ
用いたナックルカプラー ナックルカプラーに換装した前部
後部の24カプラーをバラし、色々なカプラーを試行錯誤で取り付けてみましたが、どうにも収まりませんでした。試した中では、ナックルカプラーが最も換装できそうだったので、これを用いることにしました。しかし、ナックルカプラー化すると復芯しなくなり、またナックルカプラーの厚みにより、そのままでは取り付けられません。そこで、いつものように復芯は諦め(連結すればわかりません)、強引にナックルカプラーの厚みを削り落とすことにしました。
24カプラーをバラした様子 単純にナックルカプラーを取り付けた様子
今回は下左図に示したナックルカプラーの上部側(赤枠部分)をニッパで切り落としました。
上部を切り落としたナックルカプラーの様子
厚みを調整したことにより、取り付けることができるようになりましたが、どうしてもカプラーのが緩く解放しやすくなってしまいましたので、いつものとおりナックルカプラーの裏側に接着剤を滴下し、カプラーを固定しました。
ナックルカプラーの裏面に接着剤を滴下した様子
これで24カプラーのナックルカプラー化、完成です。これを車体の取り付け、KATOEF80と連結させてみました。
換装したナックルカプラーを連結させた様子
連結状態も位置も良い感じです。ただし、まだ試運転していません。換装させただけです。
また、車体を載せてみましたが、ややカプラー長が24カプラーと比べ長くなってしまいました。
24カプラーにナックルカプラーを換装した様子
一方、ナックルカプラー化した前部の様子です。
KATOカプラーをナックルカプラーに換装した様子
この方法でカヤを連結させるには、客車側もナックルカプラーに換装しなければならず、あまり利口なやり方ではないような気がします。当初、目論んでいた24カプラーを他のカプラーへ換装することに拘りすぎたようで、今後さらなる検討が必要かと思われます。
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明日は祝日ということもあり、今夜はのんびり過ごしております。天気予報によると、明日は雪かもしれないとのことなので、外出は控えたようかと早くも弱気です。
そういえば、先日購入したAssyのカヤ24ですが、まだ組み立てておりません。オシはすっかり面倒をみてもらっているのに、カヤ24はオシに比べてすっかり影が薄くなっております。忘れているわけではないのですが、明日はのんびりと組み立ててみようかと考えています。
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昨日、TOMIXにKATOオシ14で用いられているKATOのカプラー(Assy5170-2C3 オハネフ24増結前面カプラーセット)を接着剤で取り付けてみました。どうやら完全に接着したようなので、試運転を行ってみました。
昨日の段階では、台車を加工しておりませんでした。今日は、以前に購入したTOMIX「彗星」に入っていたダミーカプラー用の台車に交換しました。
ダミーカプラー用の台車枠を取り付けた様子
今回は24カプラーでオシと直接連結させたましたが、もう片側は前回と同様にTNカプラーを加工したオロネ14を連結させました。
編成は下記の通りです。「緑+」は接着した24カプラー 、「青+」は加工したTNカプラーそして「黒+」は従来のアーノルドカプラーです。なお、牽引機はTOMIXEF65PFです。
電気機関車+スハネフ+オハネ+オシ+オロネ+オハネ+オハネ+スハネフ
しばらく周回させましたが、脱線・自然開放することもなく、接着剥離も生じませんでした。また、C243カーブも問題なく通過しております。
C243カーブにおける連結面の様子
オハネ14に接着した際、カプラーがやや前に出過ぎているような感じがしましたが、カーブの通過状況を考えると、もう少し奥に取り付けても大丈夫だったかもしれません。
ただ、若干高さが異なるようです。オハネ14のカプラー位置がほんの少しオシよりも下になってしまいました。また、連結器の位置もややオシ側に位置しております。写真では目立ちますが、実際のレイアウトで走行させているときには、ほとんど気にならない程度です。
連結器の高さについては、貼り合わせるプラ板の厚さで調整出来るかと思われます。プラ板の厚さを1.7mm以下にした場合、カプラー本体のツメが出っ張りますが、それをニッパ等で切り落として、平らにすれば解決できると思われます。
オシ14とオハネ14との連結させた様子
TNカプラーを加工して連結させる方法を考えてみましたが、今回はTOMIXの車体に直接Assy5170-2C3 オハネフ24増結前面カプラーセットを取り付けて連結させる方法を試してみました。どちらも簡単な加工だけで済みます。個人的には後者の方法が確実に連結出来るように思われます。
ただし、オシ14を運用しない場合には、片側に24カプラーを取り付けた車両をもう一両用意し、ユニット化しなければなりません。今回はジャンク車両があったので、思い切ったことが出来ました。車体にカプラーを接着するのを避けたい場合には、失敗してもTNカプラー1個を損失するだけの前者の方が無難かもしれません。後者の場合には床下ユニットを別に用意するという対応もあろうかと思われます。
いずれにしても、弊社ではKATO14系「さくら」車両をTOMIX車両と混成させることができるようになりました。カヤ24についても同様の方法で連結させることが出来ることでしょう。
今回用いたジャンク車両
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