
練り込み技法は、算術から入ります。
完成形から逆算して、すべてを計画的に進める必要があるのです。

仕込みはじめたのは、進藤さんです。
これに先駆けて、さらにめんどくさい作業、白土に顔料を混ぜ込むという手間もこなしてます。

用いるのは、シンプルな白土に、青い土(工房で手に入ります)、黄色い土(顔料2%混ぜ込み)の三色。
タテヨコが同寸になるように、同じレンガ型に成形したのち、スライス。

順ぐりに重ねていき、高く積み上げます。

そいつを横倒しにして、さらにスライス。
すると・・・

ぺろんっ。
シマシマの薄板ができてるではありませんか。
こいつを一枚ずつ、丁寧に処置していきます。

布で表面を締めて接着箇所をコロシたのち、へり成形。

シマシマ練り込み皿の完成です。
ここから、市松、さらに複雑な模様に展開もできますよ。
本人も意欲満々です。
楽しい世界に育てていってほしいです。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園