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熊野磨崖仏…

2014年07月02日 07時35分07秒 | 旅行
九州旅行の目的の一つに磨崖仏見学がありました。
中でも平安時代末期の作で国の重要文化財に指定されている熊野磨崖仏を見学しました。
鬱蒼とした山中にこれほど巨大なものを刻んだことは、当時の信仰の強さを物語っています。
豊後磨崖仏の代表的なもので、日本最大級のスケールです。


鉄輪温泉を出て熊野磨崖仏に向かいました。
途中で昼食。トイレ前の掲示板に、「又井磨崖仏が付近にあります」と張り紙がありました。
従業員に聞いても総支配人に聞いても首をかしげるばかり。
それでも一緒に行ってくれることになり、探して到着しました。

それは竹やぶの中にありました。

又井横穴墓 古墳時代(300~600年)の墓

その横穴墓の壁面に「地蔵菩薩」が線書きされていました。

又井磨崖仏 
天正7年(1578年)正月18日に供養のために掘られたと看板が立っていました。
掘った当時は極彩色だったようです。
保存が悪く、もう見られなくなりそうです。

又井を後に熊野に向かいました。

熊野磨崖仏は熊野権現の道にありました。

平らな階段も途中からゴロゴロした階段になりました。

ずーっと続く石段は、滑りそうで手摺りと杖を頼りに上りました。

この参道の自然石の乱積石段は鬼が一晩で築いた と言い伝えられています。

こんなに急な階段です。

もう無理…と上を見上げると、そこに磨崖仏の顔が見えました。

「地獄で仏」…意味は違いますが、ありがたい気持ちになってホッとしました。

そして到着…磨崖仏は2つ並んでいました。



不動明王  高さ約8メートルの半身像。                    


大日如来 高さ約6.7メートルの半身像。

下り階段は上りより険しく感じました。

途中で出会った人から『帰りの方が怖い』と言われ、足元を確かめながら下りました。

無事下山…ほっと一息。ソフトクリームが美味しかった。
健脚な人は往復30分、私はたぶん50分くらいかかりました。

28日に出合ったものです。

ヤマモモ 見るからに美味しそう、でも酸っぱかった。


マクワウリ 子供のころはメロンと言えばこれでした。

   
キノコ                     ネジバナ

大分空港から羽田空港へは一眠りしているうちに到着。
アッという間の3日間でした。
叔母夫婦に会うためにと思った旅でしたが、しっかり観光、楽しんで来ました。