主に天体撮影用として使っているミラーレス一眼 EOS Ra を外部電源対応にしてみました。
キヤノン純正品としてUSB電源アダプターが販売されてはいるものの、カメラ側が給電撮影に対応しておらず、
カメラに入っているバッテリーを充電することしかできないようだったので、サードパーティー製品を探したら
充電池の形をしたDCカプラー型でType-Cケーブルにてモバイルバッテリーに接続可能なものを発見。
但し、モバイルバッテリーはUSB PD規格対応品でないとダメそうなので、それも新調しました。
で、給電システム全体はこんなものです。
カメラのバッテリーパックの形をしたカプラーが給電用インターフェースとなり、
それに繋がっているコードの先端がType-Cになってるんで、モバイルバッテリーに接続するだけで
外部バッテリーからの給電撮影ができるようになります。
ちなみにカメラ側のコード引出部はこんな感じ。
キヤノン純正品でもDCカプラーがあるため、そのコード引出のための切欠きがカメラ側に備わっているのでした。
なお、純正DCカプラーは別途ACアダプターが必要で、100Vコンセントからしか電源が取れず、
アウトドアで使うには不便なものなので、個人的には完全に検討除外品でした。
新調したPDは10000mAhの容量で、カメラの純正Liイオン充電池の1800mAhに対して5倍以上の容量に相当し、
冬期の長い夜でもバッテリー交換を行うことなく一晩中連続撮影ができそうです。
ということで、勤労感謝の日の夜に富士山西麓へ出掛けて試し撮りしてみました。
月が明るい夜だったので、望遠鏡を使った本格的な撮影は行わず、
カメラレンズを用いた単純な固定撮影のみでした。
ちょうど富士山の方向からオリオン座が昇ってくる時間帯に、5秒露出で1050ショットほど連写していって
得られた全画像をSequatorで星の軌跡を残すように合成した画像がコレです。
月明かりがあった割には暗い星まで写っていたようで、星の軌跡がうるさい感じになってしまいました。
これじゃあオリオン座もよく分からないですねぇ。
ちなみにモバイルバッテリーの容量%は100→85くらいになってましたので、かなり余裕がありそうです。
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