昨夜、観測好期になっている土星を撮影しました。
【土星 2023.8.24 23時台】
タカハシμ-180+2.5倍バローレンズ+ADC+CMOSカメラ(ZWO ASI1600MC-cool),UV/IRカットフィルター,
合成F値=30,タカハシEM-200Temma2M赤道儀,取得動画の600/2000フレームをAS!3にてスタック×8セット,
Registax6でwavelet処理
個人的に土星の撮影は2年ぶりでした。前回の撮影時より環の傾きが小さくなり、土星本体の南側が隠されずに
見える状況となってます。気流は割と安定していたのか、像の揺らぎは少なめでした。
でも素晴らしい天体写真が得られる
時代ですが、それが出来ない者から
してみると、毎度のことながら凄い
なー!!! と感嘆するばかり。
高校の同級生のトコで、ケプラー式
屈折望遠鏡で初めて土星を見せて
貰った際に、うわぁ!ホントに輪が
あるのな!と思った事は、今でも
強烈な印象として残っています。
手動赤道儀なので、もっぱら合せて
貰いましたけど。。。
今では自動追尾どころか誤差修正
まで自動化されているようなので、
ホントに凄い事だな、と。
ただ、空が明るくなり過ぎて観察
可能な場所が減ったり、スター
リンク衛星(これは固定撮影
でも写る)なんかも問題ですが。
個人的に今年初の惑星撮影で勘が掴めない部分もありましたけど、まずまずの結果でした。
望遠鏡で土星を初めて見た時の衝撃は自分もはっきり憶えてます。
やっぱり宇宙への興味や憧れが掻き立てられる最高の天体ですよね。
本当は写真より生の姿を実際に見ることに醍醐味があると思うんですが、
眼視観測では高価で扱い難い大口径望遠鏡が必要になるのが辛いところです。