Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
1/18宵 土星と金星が接近

10月二度目の☆撮り遠征

2021-10-26 22:28:53 | 遠征日誌

もう2週間以上も前のことになりますが、8日の夜に東伊豆町まで☆撮りに出掛けました。
概ね好天に恵まれた夜半過ぎまで、1つの星雲を狙ってひたすら撮影し続けたんですが、
次第に雲量が増えていき、深夜1時を回ったあたりから撮影続行不能な状態となってしまい、
フレーム数があまり稼げないまま撃沈。でもせっかく撮ったんで、先週になってようやく
画像処理を始め、何とか別記事として上げたのが「Sh2-129」なのでした。
その撮影後、天候回復はもう期待できないだろうと諦めて機材をゆっくり撤収していたら、
再び晴れ間が広がっていき、急遽広角レンズに切り替えて悪あがきで撮ったのがコレです。


【秋~初冬の銀河】
 キヤノンEOS Ra+タムロンSPAF28-75mmF2.8XRDiLDアスフェリカル(@28mm),F4,ISO3200,
 L41フィルター使用,総露出時間40分(2分×20コマ加算合成),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
 恒星時追尾

カシオペヤ座からぎょしゃ座にかけての天の川が左寄りに写り、右上にはアンドロメダ大銀河、
右下方にはプレアデス星団(すばる)も納まっています。星図上の写野はこんな感じ。


 AstroArts社ステラナビゲータにて作成

欲張り構図だったんで、星図上に表示させると写野のフレームが斜めになってしまいます。
スカッと晴れてからは透明度の高い状態となったお蔭で、HⅡ領域の赤い星雲が数多く写り、
天の川の中にある暗黒星雲のうねった様子も確認できるイメージになってます。
途中で曇られなければ撮らなかったはずのショットで、思わぬ副産物となりました。



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2 コメント

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Unknown (1-102popra)
2021-10-27 00:39:34
今晩は🎵
私は天の川を見たことがありません。😖
子供の頃、夏の家族旅行で白馬の民宿に泊まり、そこで眺めた星空はすごかったのですが、そのときも「あ、天の川が見える!」と思った記憶はありません。
その後も、子供と芝生に寝転んで星空観察をした清里旅行とかありましたが、天の川は見えていたのかどうか認識できていません。
目視できるんですよね?
どこでどうしたら見えるでしょうか?😓
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Unknown (fornax8)
2021-10-27 18:04:40
popraさん、いつもコメントありがとうございます。

天の川の光芒は淡いので、市街光の少ないところでないと目視確認が困難です。
で、市街光の影響レベル(夜空の明るさ)を色分けした「光害マップ」というのがあり、
例えば下記サイトなどで確認できます。

https://kyouki.hatenablog.com/entry/2014/06/20/173802

マップ上で緑色のところであれば、間違いなく天の川が見られると思います。
首都圏から比較的近い場所ですと、秩父山系方面(長野-山梨-群馬-埼玉県境付近)、
南アルプス周辺、伊豆半島南部に緑のエリアがありますね。
それから、標高が高いところほど好条件になるので、黄色いエリア内であっても
富士山五合目とか八ヶ岳周辺なども天の川観望に適しています。
裏技としては夜間飛行中の旅客機内から窓越しに眺める手もありますヨ。

季節も重要で、銀河系中心方向(天の川の濃い部分)が南の空に見える夏がベストです。
秋~冬は空気が澄んで透明度の高い空が期待できますが、銀河系の外周方向に相当する
天の川を見ることになり、非常に淡いため肉眼ではっきり確認するのが難しくなります。
春は天の川が地平線付近に寝そべるような状況となる時間帯が多くてお勧めできません。

個人的には乗鞍岳山頂付近の駐車場で見た夏の天の川が物凄く印象に残っています。

https://blog.goo.ne.jp/fornax8/e/202b5e81c7ef562fa62b9e07218ecd25
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