日曜日の明け方、静岡県某所にて、10日ほど前に発見された新彗星の撮影に成功。
【西村彗星(C/2021 O1)8/1】
キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO3200,ASTRO LPR Type2フィルター使用,
総露出時間7.5分(露出15秒×30コマ 加算メトカーフコンポジット),
タカハシEM-200Temma2M赤道儀にて恒星時追尾,トリミングあり
画像のど真ん中で少しだけ緑掛かったイメージに写っているのが彗星です。
右上方に写っている輝星は、ふたご座の2等星カストル。
月明り+超低空+薄明開始後という三重苦の中での撮影でした。
光度は予報より少し明るくて9等台まで達している模様。
残念ながら尾は確認できず、フォトジェニックな対象ではありませんでした。
ちなみに、単一ショットのノートリミング画像はこんな感じ。
左側の黒い影は樹木で、彗星はその間から昇ってきました。
一番明るく写っているのがカストルです。
トリミング無しではどこに写っているのか、ほとんど分からないと思います。
この先、彗星は太陽に近づいていき、観測条件が悪化していくため、
個人的にはこれが最初で最後の撮影になるでしょう。
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