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踏切のぬくもり

2007年02月15日 19時30分37秒 | 気ままにお出かけ
statn019.jpg: 西幡豆駅
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=8.0, SS=1/125s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=50mm (35mm-equivalent: 75mm)

海沿いの道を離れ、西幡豆 (にしはず) 駅へ。西幡豆駅は三河鳥羽 (みかわとば) 駅の東隣の駅です。

線路の右手は自転車駐輪場になっており、自転車が延々と停められています。駅の利用者が多いのか、放置自転車が多いのか。ご主人様を失っては自転車もかわいそうに。

駅舎は片側にしかなく、ホームに入るには踏切を渡る必要があります。

statn020.jpg: 西幡豆駅の踏切
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=8.0, SS=1/125s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=29mm (35mm-equivalent: 43mm)

無人の駅舎に置かれた自動販売機で切符を買い、ホームへ。

ホームは線路の間に挟まれて島状になっており、ホームに行くには踏切を渡ります。大回りして踏切を2回渡ってホームに入るまどろっこしさが、いかにもローカル線。

小さい頃、近所にあった駅の構内にも踏切がありました。その駅は上り線ホームと下り線ホームが対面する構造で、両ホームを行き来するには踏切を渡っていました。ホームに電車が入線している間は、両ホームをつなぐ踏切も遮断機が降りて通行止めになりました。

さらに、駅の隣には道路が通っており、そこにも踏切が設けられていました。私鉄の場合、隣に踏切がある駅が多いです。電車が踏み切りを通過する間だけでなく、電車が駅に停車している間もずっと通行が止められていました。都会の住宅地で長時間踏切が遮断されるとは、ずいぶん不便な仕組みです。小さな子供だった私には、駅のイベントといった程度の認識しかなかったはずですが。

statn021.jpg: 西幡豆駅の踏切
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=6.3, SS=1/200s), -0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=26mm (35mm-equivalent: 39mm)

足の裏で木の感触を確かめながら踏切を渡ります。

歳月を刻んだ駅の施設の中でただひとつ、踏切がまとう黄色と黒の縞模様だけが、新しい塗色の存在感を放っています。

傾いた日差しに鉄のレールが鈍く光っていました。

statn022.jpg: 西幡豆駅の駅舎
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=6.3, SS=1/250s), -0.3EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (+0), f=29mm (35mm-equivalent: 43mm)

木造の駅舎。ベンチに座布団が敷かれた駅舎。座布団は地元の人の手作りでしょうか。ローカル線の駅には人の心が宿っています。そんなぬくもりが伝わる駅舎。



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