蔵出し企画として、1年前の2月に掲載した写真の中からお気に入りをピックアップして振り返ってみます。2006年2月も撮影枚数が少なかったため、5枚を選んで紹介します。当時の撮影はすべてコンパクトデジカメ。
この頃から、身の回りでのちょっとした発見も撮っています。当時も今も変わらず好きな時間帯は夕方。世界が温かい色になります。
この頃は、極端な逆光で光のまばゆさを撮っていました。きれいに撮るより、見た印象をそのまま撮りたいと思うのは今も変わりません。
ときどき、絵になる構図にしようという考えが浮かぶことがあります。そんなときは目が絵になる構図を探してしまい、妙に力んだ写真になったり、撮影に迷いが出たりします。そのような視点から撮った写真を後から見返すと、決まって面白くない写真になっています。
感性に従って素直に撮るには、肩の力を抜くこと。無意識のうちに力を抜いて写真を撮れるようになりたい。
去年は雪がたくさん降りました。雪が降るとカメラを持ち出したくなります。その素直な感情を大切にしたい。
ゼラニウムは屋外で冬を越せないのでは、というコメントも寄せられましたが、うちのゼラニウムはずっと屋外のままです。こんなに派手に雪に覆われましたが、枯れることなく今年もちゃんと咲いてくれました。
こちらも散歩中のカット。しゃがんでサザンカの茂みをのぞき込んだら、こんな光が差していました。お散歩は探検です。茂みがあったら、のぞき込んでみるべし。
夕方の色が好きなのは今でも変わりません。この写真も夕方に撮っています。
これも日常での発見を撮ったもの。普段の生活にも発見と幸せがいっぱい。
こうして1年前の写真を見返してみると、あまり作為することなく、感性に素直に撮っていたようです。今では機材が一回りも二回りも大きくなり、いかにも「撮ってます」という雰囲気で撮影するようになりましたが、この頃の気持ちを忘れないようにしたいな。
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