みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

心のドラマ

2008年07月07日 19時38分15秒 | 日常のあれこれ
この連載の目次

(前回から続く)

ローゼンメイデンのアニメにはまると、原作も読みたくなります。運良く、中古の第8巻が50円で投げ売りされているのを発見!

即買い。

カバーの隅が破れていたので安くなっていたのでしょう。50円ならいいや。

第8巻だけではどうにもならないので、必然的に他の巻も揃えることに。もちろん古本を探します。前の人がかわいがっていた本を、今度は私がかわいがってあげる。

そう意気込んで探し始めたものの、なかなか見つかりません。過去に漫画本を買った経験がほとんどなく、店内での分類や配列も分からない状態からの探索スタートです。本棚を隅から隅まで探し歩きます。

ふんふん、漫画本は出版社別に並んでるのか。

ローゼンメイデンは、絵のタッチから判断して少女漫画のコーナーに並んでいるだろうと見当をつけていたのですが、実際には男性向け漫画のコーナーに陳列されていました。男性向けとは意外でした。

陳列されている場所を見つけた途端、一気に全巻揃いました。古本で揃えようとすると時間がかかるだろうと覚悟していたのですが、あまりのあっけなさに拍子抜けしてしまいました。もちろん、早く簡単に揃うのはいいことですが。

comic000.jpg: ローゼンメイデン コミックス

アニメもコミックも、翠星石が登場する辺りで心のドラマが展開し始めます。思いっきり笑わせてくれる話もあれば、涙なしでは読めない回もあります。やっぱり物語はこうでなくちゃ。戦いの場面が延々と続いてもつまんないもん。

物語全体を真紅が引っ張り、翠星石とジュンが心のドラマを織り上げていきます。縦糸と横糸のような関係です。こういうキャラクターやドラマのアイデアはどこから仕入れてくるのでしょう。

セリフの中には、読者を勇気づけてくれる言葉もたくさん散りばめられています。

ただ、ストーリーの展開に濃淡があるのが残念です。

翠星石とジュンの心情は、非常に丁寧に描かれています。雛苺の成長ぶりも、手に取るように伝わってきます。他の場面も、これくらいたっぷりとコマを割いて描いて欲しかったです。雛苺と巴との別れとか、蒼星石の胸の内とか、水銀燈の揺れ動く心とか。いろいろな事情があったのでしょうが、世界観に厚みがあるだけに、もったいない。

あ、そうそう。

私は宝石が好きです。セットでお願いします。キッチンのリフォームは……マスターとしての待遇に難ありなので、謹んで遠慮いたします。

(次回に続く)