みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

機械に通らないお金

2009年12月01日 23時05分03秒 | 日常のあれこれ
「これでいいですか?」

店頭で代金を現金で受け取りました。そのお金を計数機にかけましたが、機械に はねられてしまいます。

9年ぶりに手にしました。まだ存在してたのね、2000円札。

2000円札が機械を通らないので、その場に居合わせた男性社員のポケットマネーで1000円札2枚に両替してもらってから機械に通しました。(余談: 男性はポケットに財布を入れて歩くので、こんなときにも頼れます。)

2000円札は、西暦2000年に開催された沖縄サミットを記念して発行された紙幣です。当時、1000円札、5000円札、1万円札の3種類で何不自由なく決済できており、2000円札の必要性に疑問も投げかけられましたが、政府の意向で無理やり導入されました。

一時期、日銀が普及キャンペーンを展開し、市中の銀行でも出金時に2000円札を出すようにするなど、普及の促進が図られましたが、それでも普及しませんでした。国民が必要としていないものが定着するはずはありません。そもそも、普及キャンペーンを展開しなければならないこと自体、2000円札が必要とされていない何よりの証拠です。

こんな余計な紙幣を作るなんて税金の無駄使い以外の何ものでもありません。2000円札なんてとっくに世の中から消えたと思っていましたが、まだ生き残っていたようです。

紙幣の表面に沖縄の象徴でもある首礼門が描かれていることから、沖縄では2000円札を積極的に使い、2000円札が生活に定着していることをアピールして2000円札が廃止されないようにしているとの うわさを耳にしたことがあります。

実質的に沖縄の現地通貨なのね。本土の機械で通らないわけだわ。