初めてのCD

初めて買ったCDプレーヤーにまつわるもうひとつの思い出。

CDプレーヤーを買ってもCDがなければ何も再生できません。取るものもとりあえず都心のCD屋さんへ。

私の場合は曲の好みがはっきりしています。特定の音楽を気に入ると、しばらくの間はそればかり聞いています。当然、買いたいCDも決まっています。こんなピンポイントな要求にも大きなお店ならこたえてくれるだろうと、都心へ出たのでした。

ただし、分かっているのは曲の名前とグループの名前だけ。それもラジオで聞き覚えたグループ名であり、正確でないかも知れません。CDのジャケットにカタカナで書かれているか英字で書かれているかも分かりません。もちろん、お目当ての曲が収録されているアルバムのタイトルも不明なまま。CDショップに片っ端から首を突っ込んで、見当をつけて棚をスキャンしていきます。

1軒目のお店には見つかりませんでした。2軒目もなし。そのエリアのお店をすべて当たっても見つからず。肩を落として帰ってきました。ダメで元々と近所のお店に入ったら、くだんのCDが何食わぬ顔をしてこっそりと棚に収まっていました。ここにいるなら早く言ってよ……とCDにグチを垂れても仕方ありません。

レジで活躍してくれたのが、大事に大事に取ってあった音楽ギフト券。このギフト券は、高校生のときに参考書 (青チャート) のアンケートハガキを返送したところ、抽選に当たったのか送られてきたものです。なんか細かいことまで覚えてるなぁ。