みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

新しい名前で病院へ

2008年09月25日 23時09分55秒 | 日常のあれこれ
(前回から続く)

週末、唇に小さなポツポツができ、かゆくなりました。連休が明けた昨日、病院で診てもらってきました。

以前は、この病院での診察がくせものでした。

私は性同一性障害 (GID) を抱えていて、もともと男の子の体で生まれてきましたが、今は女性として生活しています。

男の子の体で生まれたので、当然のごとく、私には男性的な名前が付いていました。病院の待合室でフルネームを呼ばれると、見た目と戸籍上の性別がまるで違うことから、多くの好奇の視線にさらされました。特に、隣に座っている人から、ごく至近距離から私の体をなめるようにジロジロと見られるのはつらいものです。かつては、よほどのことがない限り病院にかかりませんでした。

名前を変更せずに何年も何年も頑張ってきましたが、我慢も限界に達しました。今年の7月に戸籍上の名前を変更し、男性的な名前を女性的な名前に改めました。名前が外見や生活実態に一致しました。もう、待合室でフルネームを呼ばれても平気です。名前を変えるだけで、こんなに生活しやすくなるなんて。女性名が書かれた診察券がいとおしくてたまりません。

改名して以来、ジェンダークリニック (性同一性障害を扱う病院) 以外で診察を受けるのは、今回が初めてです。

医師は、3年前に肌がかぶれたときに診てくれた女医さん。

診断はアレルギー症状でした。

味の濃い食べ物や刺激のある食べ物を食べたかと聞かれましたが、週末からの食事はいつもと変わりません。歯みがきも、同じ商品を何年も使っています。ただし、8月上旬に新しい化粧品 (ビーワックスリップクリーム) を使い始めています。医師からは、そのリップクリームは使わないほうがいいと言われました。私の肌には合わないようです。

化粧品のアレルギーは、使い始めた直後に症状が出るとは限りません。新しい化粧品を使い始めて1ヶ月くらい経ってから反応が出ることもあります。6年前に海外製の基礎化粧品を使ったときは、使い始めて4週間くらい経った頃に、ほおが赤くなり、かゆくなりました。

このリップクリームの使用を中止するほか、しばらくの間は刺激性のある食べ物、油っぽい食べ物、汁っぽい食べ物を避けることになりました。

とりあえず、アレルギー性の接触性皮膚炎と判明して一安心。口唇ヘルペスだったらたまりません。体力が落ちるたびに繰り返し症状が出てきたら、やってられませんから。幸い、私は体が弱いくせに口唇ヘルペスを発症したことがありません。体内にヘルペスウィルスを持っていないのでしょう。これからもヘルペスには気をつけよーっと。

(次回に続く)

ママバター実戦投入

2008年09月24日 18時14分18秒 | キレイのために
ママバターを使用開始!

ママバター (ビーバイイー) はアフリカ生まれの保湿クリームです。成分はシア脂100%、それだけ。ほかには何も入っていません。値段も25g入り1260円とリーズナブル。パッケージには全身保湿クリームと書かれていますが、唇にも使えます。

シア脂は、シアの木の種から取れる油脂です。そのままではすごく硬いのですが、少し指にとって唇に乗せるとすぐに軟らかくなり、よく伸びます。使い心地も二重丸◎

cosm006A.jpg: ママバター保湿クリーム (ビーバイイー)

ママバターには、ほんのり甘いナッツの香りがあります。これは香料の香りではなく、シアバター本来の香りなんだそうです。かいでいると、心がほんわか和みます。あー、寝る前にぴったりだわぁ。

私が買うリップクリームは、もうジャー入りと決まっています。スティックタイプのリップクリームは外出先で使うには便利ですが、ジャー入りと比べてゴミが増えますし、値段も割高です。家で使うならジャータイプが一番。使い終わった容器は、旅行するときに化粧品を小分けするためにも使えて便利。

このママバター、容器は意外と大きいです。直径を測ってみたら6.4cmありました。25gとたっぷり入ってるもんね。

ママバターを使い始めたのには、ちょっと残念な理由があります。

ここ1ヶ月半ほど、ネパールの自然派ビーワックスリップクリームを愛用していました。ビーワックスリップクリームは、友達が家に泊まったときにも、ふたりで使いました。

しかし、この週末に突然唇がかゆくなり、小さなポツポツができました。原因が分からないままリップクリームを使い続けていたら、唇全体がはれて、すんごいタラコくちびるに。知らない間にタラコくちびる大増量サービス期間に突入。唇が普段の3割増!? 幸い外出の予定はなかったので、家でおとなしくしていました。

唇に異常が出る理由がリップクリーム以外に思いつかなかったので、とりあえずビーワックスリップクリームの使用を中止しました。ビーワックスリップクリームの成分はヒマワリオイル、ミツロウ、香料 (クスノキの精油とシャクナゲの精油) だけで、唇への刺激は他の化粧品より少なそうですが、季節の変わり目だったり仕事が忙しくて疲れていたりと悪い条件が重なって肌が敏感になっていたのかも知れません。

たまたま肌が敏感になっていただけなら、落ち着いた頃にまたビーワックスリップクリームを使えるかも知れません。そこでまた唇の調子が悪くなるようであれば、母に譲ります。使ってみてイマイチな化粧品を母にあげるのは毎度のこと。うちの母は肌が強くて、どんな化粧品でも平気なんです。どんな肌してんだろ?

唇を早く治したいので、病院に行ってきます。唇は顔の中でも特に目立つもん。

(次回に続く)

もらってなかった

2008年09月23日 19時04分21秒 | 日常のあれこれ
忘れてた!

もらうものを もらってなかった!

倒れた友達を私の家に収容した夜、友達がお姉さんに電話していました。

「今、みぃちゃんの家にいるから」

お姉さんには救急外来で会っています。その後は、一緒に友達を家まで送り、友達の身の回りの世話をして寝かせ、吐いた胃液で汚れた畳を掃除しました。早朝の電車が動き出してからは、地下鉄の乗り換えに詳しくないお姉さんを案内しがてら、途中まで一緒に帰りました。

お姉さんとお話するのは2日ぶりです。

友達から電話中の携帯を借りて、お姉さんにご挨拶 (あいさつ)。

「お久しぶりです。みぃでございます。妹さんはお預かりしました。返して欲しければ身代金5000万円をご用意ください」(実話)
友達に電話を返して、
「じゃ、犯人はこれからお風呂に行ってくるから」

のん気な犯人が、身代金をもらわずに身柄を解放してしまいました。

気づいたのは、友達を家まで送った後。

うっかりしてたわぁ。

さすが忘れん坊戦隊ウッカリン



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教科書に載りそう

2008年09月22日 19時51分26秒 | お仕事・学び
久々に広告のコピーを書いて以来、広告が気になって仕方ありません。

そんな中、地下鉄で、目が覚めるようなコピーを見つけました。あまりに感激して、写真に撮っちゃいました。


ad_0000.jpg: ゲームの広告
大地と戯れる。
自然は人の思うままにならない。そこが、たのしい。このゲームでは、カバのあくびをずっと待ち続けてもいい。珍しい動物に出会える奇跡を求めてもいい。約束できるのは、ここで過ごす時間が愛と癒やしに満ちていること。

ad_0001.jpg: ゲームの広告
深海にたゆたう。
美しさの向こうに、道の闇がある。だから、海は人をわくわくさせる。このゲームでは、深海魚や珊瑚の美しさにみとれて休日を過ごしてもいい。謎を求めてさらに深海を冒険してもいい。最後には、愛と驚きがあなたを包む。


プレイステーション用ゲームの広告のようです。私はゲームはしませんが、このコピーには、つい見入ってしまいました。

ゲームと言えば、コントローラーを休みなく操作し続けるものが多い (というよりほとんど) ですが、このゲームは違うようです。このコピーからは、従来からある大多数のゲームと違い、いろいろな楽しみ方があることが分かりやすく伝わってきます。

一口にいろいろな楽しみ方と言っても極端に幅が広く、積極的に動き回るだけでなく、何もしないという選択肢も用意されています。

何もしなくてもいいというのは従来のゲームと大きく異なり、ゲームらしくないゲームです。

ゲームとしては異端とも言える発想ですが、コピーを読むと、その考え方が実感を伴ってじんわりと伝わってきます。

キャッチコピーはたったの一言。「戯れる」、「たゆたう」と穏やかな語感の言葉を配して、操作の忙しい従来のゲームとは一線を引いていることをさり気なく伝えています。この穏やかなイメージは、知らず知らずのうちに読者の意識に染み込んできます。

ボディコピーでは、短文を次々に投入してテンポよく畳みかけていきます。立ち合いからがっぷり四つに組んだ後、「……してもいい。……してもいい」という反復で一気に土俵際に追い込み、最後に鮮やかに寄り切ります。

  1. 立ち合い (自然は人の思うままにならない。)

  2. 四つに組む (そこが、たのしい。)

  3. がぶり寄る (このゲームでは、カバのあくびをずっと待ち続けてもいい。珍しい動物に出会える奇跡を求めてもいい。)

  4. 寄り切る (約束できるのは、ここで過ごす時間が愛と癒やしに満ちていること。)



教科書に載りそうな構成とレトリックです。

コピー自体も、奇をてらわずに、素直な言葉をひとつひとつ積み重ねて丁寧に書かれています。奇をてらった言葉は、目を引くことはできても、情感に訴える力を持ちません。無駄をそぎ落として簡潔・明快な文章を書く訓練を積んだ人でないと、情感に訴えて一気に畳みかける文章は書けません。

久々に目の覚めるコピーを見ました。すばらしい。

ドラゴンフルーツ

2008年09月21日 20時01分11秒 | デイリーお気楽グルメ
初めてドラゴンフルーツを買ってきました。

以前、ドラゴンフルーツのアイスを食べたことがありますが、生のドラゴンフルーツを切って食べるのは初めてです。何年も前に日本に上陸して話題になった南国果実ですが、我が家の食卓からは縁遠い存在でした。

値段が値段だから、普段は買えないの。

そんなドラゴンフルーツも、見切り品として280円になっていれば、試しに買ってもよいかな、と。

fruit003.jpg: 半分に切ったドラゴンフルーツ

切ってみると、どぎつい赤紫の果肉が現れました。

外側が一部傷み始めていましたが、中味に問題はなさそうです。

食感はぷちぷち、シャリシャリ。甘味はさほどではありません。

舌が赤紫色に染まっちゃったよー。