花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

見頃を迎えた冠岳神社周辺の紅葉 2014/11/26 (鹿児島)

2014-11-29 14:05:02 | 自然観察
11月26日、薩摩半島西部いちき串木野市の冠岳神社周辺の紅葉を撮影しました。23日には冠岳花川砂防公園一帯で「かんむり嶽参り」が開催されています。

鹿児島県観光サイトによると、
かんむりだけ山市物産展、冠嶽山柴燈護摩供養、冠嶽神社大祭で構成される秋のお祭りです。「かんむり嶽参り」は元寇以来の伝統の復活と、神仏一体となって住民の幸福や発展を祈る古くて新しいお祭りで、当日の収益金は全額社会福祉に寄付されています。(引用終わり)

冠岳神社の銀杏


社殿背後の岩山「仙人岩」 左側は大師堂


冠嶽園の紅葉


花川上流の紅葉


花川は幅10mほどの小さな川ですが景観に配慮した大規模な防災工事が施工されています。付近一帯は中国庭園風に整備され、2004年に冠岳花川砂防公園として開園。花川の北側に冠岳神社と冠嶽園、神社対岸の南側には鎮国寺頂峯院の大師堂があります。

砂防ダムと楓


色づき始めた木


日射しに輝く


神社横の散策路を上がると左手に紅葉が続いています。早く色づいた木、これからのものなど日を追って楽しめます。訪れた26日は大師堂付近ではピークを過ぎようとしていましたが、川の上流部はまだ緑葉も多く残っていました。

大師堂


残り葉


色づく木の実と小さな花


午後になって次第に雲が厚くなり一時小雨が降りました。少し風も出て川面に落葉が見られました。すっかり暗くなり紅葉の輝きは消えました。

小雨に濡れる


川面の落葉


小雨に陰る紅葉


やがて日射しが出て紅葉が存在感を取り戻しました。

日射しが戻り始めた


社殿横のハゼ


杉の根元にひときわ明るく光が差し、小さなハゼが光っていました。この日眼にした中で一番印象的な紅葉でした。林を抜けてくる日射しはすぐに消え去り周囲は静かさに包まれました。

冠岳では西側にある徐福像への道沿いにも紅葉スポットが点在しています。数本ずつですが午後の光に照らされるときれいです。今年はまだ色づき始めたばかりで、12月初めまでは楽しめそうです。

神社から徐福像への道は通行量は少ないですが狭くカーブも多いです。午後の西日はまぶしいので運転には注意が必要です。この地を昨年12月2日に訪れたときの様子はこちらをご覧ください。
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師走を前に小春日和の吹上浜 2014/11/27 (鹿児島)

2014-11-28 11:56:21 | 吹上浜
11月27日、日置市吹上浜に近い東市来の最低気温は6度、最高気温は20度。
この時期としては風も弱く穏やかな小春日和となりました。

静かな海 9時58分


気がかりな足跡


移動性高気圧に覆われて快晴となり海も静かです。潮時は中潮、11時頃が満潮です。汀には犬の足跡の他にイノシシを思わせる三角形の足跡もありました。

キス釣りで3匹の釣果


近所の釣り人を見かけたので私も釣りに出ました。冷蔵庫に2週間以上も残していた餌があり処分がてら行ったのですが釣果は、わずかに3匹。この時期でも釣れたのは驚きでした。
新聞の釣り情報では串木野や川内ではキスが釣れているので、吹上浜も波が穏やかな暖かい日は釣れるのでしょう。ただし数は釣れないと思われます。真冬の砂浜キス釣り記録にチャレンジしたいと思われる方以外にはお勧めできません。

水鳥の群 12時31分


拡大してみると


北側に降りました


砂山の後ろには綿雲


風向きは東よりでしたが昼間に西風が少し出ました。水鳥が突然北側から飛んできて驚きました。300羽ほどもいたようです。画像を拡大してみると海鵜ではないかと思います。頭上に近づき引き返すように300mほど先の海面に降りて行きました。

海を見つめる釣り人 12時57分


はるか沖にはナブラが見えました


飛び跳ねた雑魚を見つけてサゴシをゲット


500m以上も先と思われる海面に大きなナブラが見えていました。これが接近すると弓角やルアーでも砂浜から釣れることがあります。ナブラとは大きな魚が雑魚を追って水面にさざ波やしぶきを立てる様子です。

追っている大きな魚が何か、画像を拡大してみましたが不明でした。砂山から水面を見つめていた釣人が突如浜に駆け下りました。すぐ近くで雑魚が飛び跳ねたそうです。
弓角を投げること2回目でヒット! さすが、ラッキー! 
数少ないチャンスを逃さず、見事に40センチほどのサゴシをゲットです。

沖に大量に見えるということは、岸の近くにも少しだけサゴシが回遊しているようです。漁船によるサゴシ漁は冬場がメインです。真冬でも岸近くから釣れる可能性がありそうです。

久多島と漁船 17時3分


久多島の北側に入る夕日


北に飛ぶ鳥の群 17時10分


静かな日没 17時12分


月齢 4.6 南の空にかかる月


陸側から海に流れ込む煙 17時18分


小春日和の一日には静かに暮れて行きました。
季節外れのキスを釣り、水鳥を眺め、サゴシに期待する楽しい一日でした。

この冬は暖冬傾向との予想もありますが、来週は寒さが加わりそうです。気温の変動が大きくなる分、体には負担になりそうです。
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秋の日に輝く霧島山麓の紅葉 2014/11/22 (鹿児島県) 

2014-11-25 15:24:18 | 霧島連山
11月22日(土)、今年最後の3連休初日は天候に恵まれ、霧島山麓の紅葉を眺めに霧島神宮へ向かいました。途中の鹿児島空港周辺は殆どの民間駐車場が満車。駐車場に入れない車がつながって左側車線は空港ホテル前から空港駐車場への右折地点まで渋滞。飛行機に乗り遅れる人が出るのではと心配するほどでした。

妙見渓谷の紅葉 11時40分


日射しにきらめく


落葉も増えていました


塩浸発電所側はピークを過ぎていました


上流から見たラムネ温泉跡(左奥)


嘉例川を過ぎて妙見渓谷に下りるとラムネ温泉跡地に紅葉が輝いていました。渓流西岸の林を大胆に伐採して散策路が設けられ、駐車場が整備されています。人が立ち入らず野鳥が多く集まる渓流の様相は一変し環境破壊ではないかとの批判もありました。

一方でカーブの多い道路沿いは駐車スペースが狭く、車を止めて鑑賞するには不向きな場所でした。駐車場や散策路がゆったりと整備され多くの人々を和ませている様子を見ると英断であったと思います。周辺には花木も植樹されており将来的にも楽しみです。

昼食は「がまこう庵」の蕎麦料理


霧島神宮前を東に進み宮崎県に入った道路左手に「がまこう庵」があります。蕎麦を主として地元の野菜や自然食品がふんだんに使われている人気の店です。

大規模工事中の霧島神宮に到着


遅い昼食を済ませて霧島神宮に着いたのは14時過ぎでした。本殿造営300年を記念して駐車場、休憩所などの拡張、建替え工事が進められていました。工事車両を含めて駐車場への出入りは交互通行になっていました。

駐車場の西側にあった林は跡形もなく伐採され、重機が入り土地造成中でした。これまで親しんできた紅葉風景は失われ、火山礫や赤土がむき出しになっていて愕然としました。落胆して境内を進むと休憩所横の燃えるような紅葉が目に飛び込んできました。神様が出迎えてくださったようで大変うれしくなりました。

画面外右手が休憩所 14時20分


反対側から見た紅葉


黄色い葉


日射しにきらめく


燃える秋


訪れる人々が携帯電話やデジカメを向けていました。雲が日射しを隠す時間帯もありましたが全体的に明るくて光の状態は良好でした。

階段横の大きな楓


本殿横の紅葉


階段横の大木は枝が少なくなっており色付きのピークはこれからのようでした。本殿横の紅葉は今がピークでしょう。

丸尾の滝 すぐ下流の紅葉


日射しは出たが虹は見えず 15時54分


帰り道で丸尾の滝に立ち寄りました。道路横にある霧島の観光スポットですが、道が狭く危険な急カーブで、駐車スペースが数台分しかないのが難点です。前回11月7日の15時半頃に通過したときは滝に虹が出ていたので期待しましたが、この日は雲が厚くてわずかに差した日射しでは虹は見えませんでした。すぐ横の紅葉は朱色で真っ赤に色づくのは数日後でしょうか。

天候に恵まれてすばらしい紅葉を堪能し、一方では景観の変貌に失望するところもあり、美味しい蕎麦で満腹もしました。眼福、口福で幸福を感じた秋の一日でした。

11月7日にえびの市白鳥神社周辺を訪れたブログ記事はこちらです。
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二渡一本矢旗 「巻きの舞」 さつま町二渡 2014/11/16 (鹿児島県)

2014-11-21 13:34:28 | 祭り・伝統行事
11月16日(日)、さつま町二渡(ふたわたり)区にある「せせらぎの郷二渡」で豊年祭が開催されました。午前中は餅つきに続き二渡鍋400名分がふるまわれました。午後は五つ太鼓などに続き、薬剤防除ヘリの実演飛行があり、最後に二渡一本矢旗「巻きの舞」が披露されました。

せせらぎの郷二渡 10時38分


近くの耕地整理記念碑と田の神様 右奥は川内川の堤防


平成15年に作られた若い田の神様は女性のような優しい顔立ちです。すぐ横には古い耕地整理記念碑が残っていました。壊れた石碑は周囲に柱が補強され今も大切にされています。集落の人々の優しさと感謝の心に感じ入りました。近くには二渡新田ほたる公園もあります。桜の季節に再訪したいと思います。

一本矢旗は3年に一度、二渡南方神社に奉納されています。
前回は昨年奉納され、今年は16日に薩摩総合運動公園で開催された「さつまフェスタ」に参加後「せせらぎの郷」でも披露されました。

支度中の踊り手たち 13時41分


太鼓に付けられていた譜面記号?


広場での踊り 13時54分


大きく輪を広げた踊り


左手は「せせらぎの郷」物産館


低い姿勢で踊る鉦打ち


太鼓踊りの一種で、長い矢旗を背負うのが特徴です。鉦を打つ撞木はえもん掛けのような長いものを用います。踊り方や衣装などに若干の違いはありますが、薩摩川内市祁答院地区の上手太鼓踊り、馬頃尾太鼓踊りと同じです。

午前中は青空も見えましたが次第に雲が厚くなりました。雨予報でしたが幸いに最後まで降らずにすみました。のどかな田園地帯に鉦と太鼓が響き渡り祭は大いに盛り上がりました。

田んぼ道を通り公民館に向かう一行 14時14分


公民館前広場での踊り 14時29分


力強い踊り


お疲れさまでした 記念撮影の笑顔 14時47分


踊り手は若い女性も含めて小学生から青壮年まで幅広く参加していました。農家の高齢化に米価の低下など農業を取り巻く環境はますます厳しくなっています。力強い皆さんの踊りに感謝し、二渡区の繁栄を願いながら帰途につきました。
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シーズン終了 吹上浜のキス釣り 2014/11/11 (鹿児島)

2014-11-17 17:57:11 | 吹上浜
朝夕冷え込む季節になりました。このブログを書いている1週間前とは様変わりです。吹上浜のキス釣りシーズンが終了しました。

11月10日 NHK 6時前の週間天気予報


10日 フジテレビ 解散風の報道


例年では吹上浜のキス釣りシーズンは10月下旬で終わります。今年は11月に入っても海が静かな日は釣れているらしいと耳にしました。10日(月)朝のテレビでは木曜日から寒くなるとの予報。

うまく行けば12日(水)まではキス釣りができるのではと期待しました。衆議院の解散風もまだ本格的には吹いていませんでした。

10日午前中の吹上浜 日差しがあり暖かい


10日は40匹


月曜日とあって北側に2人だけの釣り人は、30分ほどで帰っていきました。見える範囲には私以外に釣り人はいません。完全な貸切状態でもったいないほど。意外にもこの日は釣れました。入れ食い状態で、釣り過ぎないように仕掛けは2本針のまま。2時間半ほどで40匹の釣果でした。

気を良くして11日(火)も出かけたのですが、少し様子が変でした。

11日 吹上浜の「灯台」のような釣り人Tさん


前日よりも雲が厚くて長袖シャツ一枚では肌寒く、魚の食いが渋いまま。雲が晴れると北西風が吹き始めて少し白波も出てきました。全く当たりがなくなり、粘っても無理とあきらめ引き上げました。

この日の釣果は16匹だけ


昼過ぎに一時的に風が弱まり日差しが暖かくなったのもつかの間、再び雲が広がり冷たい北西風。キス釣りのシーズンが終わったことを実感しました。

10日 ツワブキと小菊


外海は風の変化に敏感で、北西風が続くとすぐに波が出てきます。冬場のキスは例外的に港の中で少し釣れる程度で砂浜で釣れることはまれです。

夏場でも静かな日や釣れる日は思いどおりに続かないものですが、今シーズンも大いに楽しませてもらいました。恵比寿さんに感謝しながらキス釣りを終えることにしました。
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霧島の紅葉 山麓の色づきに期待  2014/11/07 (鹿児島)

2014-11-12 17:20:42 | 霧島連山
霧島連山は10月下旬から11月にかけて紅葉シーズンを迎え、観光やトレッキングでにぎわいます。11月7日に宮崎県えびの市白鳥方面の紅葉を見てきました。10月上旬に台風が2週連続で襲来し、強風の影響を受けた所では枝葉がかなり傷んだようです。

丸尾の滝




丸尾交差点を霧島神宮側に右折するとすぐの観光スポットです。9時過ぎに立ち寄りましたが、まだ訪れる人は少なく周囲の楓はまだ緑葉でした。滝のすぐ下流の橋から下に見える紅葉は渓流との組み合わせがきれいです。
15時半頃に通ったときは滝に光が差して虹が見えていました。路側帯は満車で立ち寄ることができませんでした。

白鳥神社外苑 県道脇の楓


白鳥神社駐車場横


日本武尊(ままとたけるのみこと)石像 白鳥神社境内


道路脇の楓は大きくて目立ちますが今年は枝葉が少ないように感じました。すぐ横に電線・電柱があり、最近は周囲の木が茂り撮影しづらくなっています。少し色づいていますが、紅葉のピークを過ぎると落葉が早いです。

白鳥神社に上がると駐車場周辺も境内も色づいておらず、紅葉は下旬になりそうです。すぐ近くにある白鳥温泉下湯公園の楓は少しだけ色づいていました。









ここは温泉客が多く、特に週末や休日はにぎわいます。紅葉があり撮影には手頃な場所です。今年は表年の山柿の葉が光にきらめいていました。

道路脇の紅葉






路側の広い場所に車を止めて少し歩いて撮影しました。紅葉のピークを過ぎたような、もともと葉が傷んで枯れ上がったような感じの木が多かったです。色に鮮やかさがなく赤錆色で枯れて縮んだ葉が目立ちました。

みやま荘から高千穂河原方向に進んだ砂防ダム付近の紅葉








大半が落葉した枝先


みやま荘は8月で閉鎖されていました。多くの温泉客が訪れていましたが、「売物件」の看板横には岩に植えられた松でしょうか、盆栽が枯れていて哀れを誘いました。周辺の木々も心なしか元気がないようで色付きが悪く枝葉が痛んでいました。

帰り道は別荘地を過ぎて霧島神宮近くから丸尾を走りました。神宮付近の楓は台風の影響が少なかったようで緑葉ですが傷みは見られませんでした。下旬にかけての色づきに期待しましょう。
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霧島連山 登山規制はどうなっているか 2014/11/07 (鹿児島)

2014-11-12 15:45:14 | 霧島連山
えびの高原の硫黄山に火口周辺警報が出されたのは10月24日でした。11月7日、紅葉シーズンで訪れる人の多い霧島連山の様子を見てきました。

鹿児島から高速道路を利用して霧島に入り、丸尾交差点を直進し霧島いわさきホテル手前からの南側風景です。


右手に鹿児島空港、左側は桜島です。さらに画面外左手には大隅半島が広がっています。霧島と桜島の間には高い山がないので錦江湾に浮かぶ桜島が良く見えます。最近は大気汚染が進み見晴らしが悪いのですが、この日は良く見えました。

大浪池登山口を9時半頃に通過しましたが、既に道路両側の路側帯は満車でした。硫黄山に火口周辺警報が発令され、宮崎県小林市の生駒高原側に通じる県道はえびの高原三叉路で通行止めです。えびの高原から白鳥方面は通行できます。

えびの高原三叉路 左奥の硫黄山・小林方面へは通行止め


えびの高原駐車場から見る硫黄山


新燃岳などの活動情報


登山路の規制情報


えびの高原駐車場、道の駅、売店などは硫黄山から1kmほどの位置にあります。すぐ目と鼻の先です。今後火山活動が表面化した場合は警戒範囲が広がり、この付近は立入規制されるものと思われます。

ただし、この日に見た範囲では全く硫黄山に変化はなく普段どおりの秋景色でした。えびの高原ホテルも通常通り営業しています。10時前ということもあり、臨時駐車場は閑散としており訪れる人はまばらでした。硫黄山横を経由して韓国岳への登山ができないことよりも、高原散策や、白紫池、六観音御池、不動池などの池巡りができない影響が大きいように感じました。

県境から大浪池に至る登山道、大浪池登山道を経由して韓国岳山頂への登山ができます。硫黄山側からの登山、硫黄山側への下山はできません。韓国岳から獅子戸岳~新燃岳~中岳の縦走路は現在も利用できません。甑岳へは白鳥温泉下湯から白鳥山を経由して登山は可能ですが、往復6時間以上かかるようです。

白鳥方面で紅葉撮影後、13時50分頃に大浪池登山口に立ち寄りました。この時間も道路両側とも満車でした。登山道入口には退避舎が整備され、警戒情報などが表示されていました。

登山情報


新燃岳周辺の案内図


警戒を呼びかける表示


14時頃に新湯に立ち寄り、新燃岳を撮影しました。雲ひとつない好天で火口からの噴気や水蒸気は見えませんでした。「うさぎの耳」と言われる南側の岩山とその斜面はいまだに噴石が覆いつくし緑は見えません。


山火事で消失した山林 上は「うさぎの耳」


2011/01/26 新燃岳噴火の様子 右側は中岳方向 左手の赤い点は山火事


美しい自然景観に恵まれ多くの人々を魅了する霧島連山は火山地帯です。木曽御嶽山の悲劇を教訓に常に警戒注意が必要な山でもあります。

11月下旬にかけて霧島の紅葉は山麓に下りて行き、特に霧島神宮付近の紅葉が期待されます。えびの高原と新燃岳周辺では立入規制もありますが観光地の温泉・ホテルなどは通常営業しています。霧島が輝くこの季節は観光にドライブにお勧めです。次のブログでは紅葉などを紹介します。
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第63回おはら祭 祭りの花たち 2014/11/03 (鹿児島)

2014-11-06 21:50:52 | 祭り・伝統行事
このブログでは11月3日本祭の踊り連以外のスナップ風景を主に掲載します。鹿児島市には全国有数の路面電車があり、おはら祭には花電車が展示されます。

天文館に置かれた花電車


市街地の軌道敷は芝生が鮮やか 動き回る子供たち


踊りの小休止 ちょっと腰掛ける


昔の花電車は2台でしたが最近では経費節減もあり1台です。一ヶ月ほど前から一般の電車に混じって、おはら節など流しながら運行され、祭の雰囲気を盛り上げています。照明はLEDなのでしょう、昔は白熱球を使っていて近づくと熱いものでした。

LEDと言えば鹿児島出身の赤崎先生がノーベル賞を受賞し、市役所本館にはお祝いの横断幕が張られていました。


今や全国的に有名な「健康家族」 高倉健のにんにくCMでもおなじみ


「ファイト!一発!」リポビタンD 無料提供は大人気


午前中の踊りを終えて 鹿児島レディスカレッジの皆さん


人気のゆるキャラ くまモン、ふなっしー、ミッキー


おにぎりなどの販売 「がね」200円


「がね」は鹿児島語で「かに」のことです。甘めの味がついた衣でサツマイモと人参、ごぼうなどの野菜を揚げた鹿児島の郷土料理(かき揚げ)。形がカニに似ていることから「がね」と呼ばれ、おやつにもなります。

市役所前の広い通り 桜島を一望できる


画像外のすぐ右側にNHK鹿児島放送局があります。ローカル放送時間帯にはアンテナ上部のライブカメラによる桜島や鹿児島市街地の画像が見られます。

種子島鉄砲太鼓


笑顔のバチ捌き


こちらも元気一杯


県内各地に太鼓演奏グループが増えています。総踊りの前後に7箇所ほどで力一杯の演奏をしていました。歩き回りながら撮影したので団体名を紹介できずすみません。

笑顔の森市長


思い切ったピエロ姿 熟練の踊り手


異彩を放つ看護士さん


阪神タイガース鹿児島虎連合会


踊りの小休止の間に太鼓を叩きトランペットを吹いて、小人数といえどもその目立つこと。球団旗を打ち振り「六甲おろし」を歌うファンの熱心さに感動しました。

最後は私が好きな踊り連 英流 和田カトレア会






おはら祭の撮影は10年ぶりくらいでしたが、当時と変わらぬ艶姿に感動しました。踊り手は約2万人、総踊りは2日と3日に計3回あります。踊り連は1回につき80団体前後が参加します。踊りの列は前後およそ2kmにもおよぶため、1時間半程度のうちに撮影できる団体数は限られています。来年も機会があれば撮影したいものです。祭の主催者、踊り連、太鼓演奏の方々をはじめ、多くの皆様方ありがとうございました。

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第63回おはら祭 花は霧島たばこは国分 2014/11/03 (鹿児島)

2014-11-06 20:15:52 | 祭り・伝統行事

昭和24年に始まったおはら祭は数えて第63回。11月初旬は鹿児島でも朝夕冷え込む時期です。例年天候に恵まれ雨で中止になったのは2回程度で、昭和天皇が容態重篤となられた昭和63年は開催を自粛したと記憶しています。

鹿児島市役所前 西陵(せいりょう)踊り連 代表的な踊り衣装


夜星川流 五ツ太鼓 大小の太鼓に加えて鉦も叩きリズミカル


指宿からの踊り連 明るい法被


二甲会(にこうかい) 旧制鹿児島二中、甲南高校卒業生


画像が多いので2回に分けて掲載し、ここでは主に団体を紹介します。プラカードなど確認が不十分で、団体名を正確にお伝えできませんことをお許しください。

11月2日は夜祭りで鹿児島親善大使任命式のあと総踊りがありました。
3日が本祭りで午前の総踊りに続き、マーチングバンドやパレードがありました。午後は総踊りの後に「ダンスおはら21」が続きますが、所用のため撮影できませんでした。

宅配便でおなじみのクロネコヤマト


ヤング踊り連 切れのいい活発な踊り


山形屋前で踊る鹿児島市の森博幸市長 画像中央


NHKかごしま テレビで顔なじみの方も参加されていました


ユニークな着物の踊り連


名山町踊り連  市役所の東向かいにある名山町


アルプスの少女を思わせる民族衣装


地元スーパー タイヨー踊り連


薩摩川内市 おごじょ太鼓


三島村踊り連


鹿児島市は周辺の吉田町、郡山町、松元町、喜入町と合併して10周年です。今年10月の推計人口は60万7千人です。おはら祭りは2日間でおよそ2万名の踊り手が参加します。踊り連は全般に小規模ですが県内有名企業や地元町内会、各種団体など多くの団体が参加しています。

三島村は昨年9月の人口が350名。鹿児島市との合併を選択せず独自路線で頑張っています。名前のとおり黒島、竹島、硫黄島の3島からなり、村役場は村内ではなく鹿児島港近くにあります。

パレードについては一部だけを紹介します。鹿児島県警の白バイが先導する音楽隊に続き登場した「SAKURiA」です。団体名が間違っていたらすみません。






衣装がすばらしく、投げ上げたバトンを手に握り側転する振り付けでした。北側のビルに反射した光が差し込む中で虹色の衣装に魅了されました。次のブログでは踊り連以外のことを主に掲載します。

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花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。