花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

梅雨空の吹上浜

2013-06-30 14:13:46 | 吹上浜
大雨は一休みですが、今日も青空が雲に隠れたままです。画像は6月29日の吹上浜です。小雨も降ったりしますが薩摩半島南西端の野間岳が見えています。陸から海側へ強い東風が吹いていますが沖からは時々うねりが押し寄せています。



ここから北へ6kmほどに江口浜があります。下の画像は地元特産品などを販売する江口蓬莱館(えぐちほうらいかん)南側から撮影したものです。名前のとおり昔は砂浜でしたが、現在は砂が流出してコンクリート護岸になっています。



海岸沿いに国道270号線があり北はいちき串木野市、南は枕崎市を結んでいます。道路沿いにはシラス崖が連続し風光明媚ですが、防災のため道路は昔よりも10mほど海岸側を通っています。最近では道沿いの駐車区画が整備され波乗りの若者でにぎわっています。



昨日は土曜日で東風。海面は静かで沖合いからのうねりが時々高く押し寄せ、波乗りには好条件のようでした。上手なサーファーが波消しブロック側にいました。ブロックに近いようですが、望遠レンズで写していますので実際はかなり離れています。



こちらは吹上浜南側を撮影したものです。左奥は薩摩半島南部の金峰山。標高は636m、女神の寝姿にも見えるという秀峰です。画面内には30人ほどのサーファーが写っています。この付近全体では60人ほどいたようで大賑わいでした。
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降り続く雨(鹿児島)

2013-06-26 08:38:22 | 
九州南部は5月27日に梅雨入りしたものの例年よりも雨が少ない状態でした。月曜日(6月24日)朝から雨足が強まり断続的に降り続いています。23日の降り始めから今朝までの雨量は大隅半島で300-400mmに達しています。

今朝の鹿児島市は南西の強風で雲が早く、時折強い通り雨が降っています。今のところ大きな被害は出ていませんが大雨への警戒が続いています。



画像は数年前に撮影した、大きな雨粒に打たれる睡蓮です。このときは傘を突き抜けるほどの雨でした。体を丸めて傘の下から写す内に体もカメラもびしょ濡れでした。雷も鳴っていたように思います。何枚写しても同じような画像ですが、帰宅してパソコンで確認するとこれといったものが撮れていなくて難しいものです。夕立のような激しい雨のときを狙って撮影に行くのですが思いどおりになりません。



こちらの睡蓮は火山灰がうっすらと積もっています。夏場の東風で桜島から飛んできた火山灰です。面白い写真が写せそうなのですが、雨が混じると黒く薄汚れて期待するような絵にはなりません。何度も通う内には一期一会でチャンスがありそうなので、無駄足になりそうでも行ってみることが大切と自分に言い聞かせています。

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鶴丸城跡の蓮(鹿児島)

2013-06-25 07:00:00 | 
鹿児島市役所に近い鶴丸城跡のお堀に蓮が咲き始めました。例年より1週間ほど早いようです。城跡には鹿児島県歴史資料センター黎明館があり観光スポットになっています。西郷銅像はここから歩いて3分ほどの場所に建っています。



周辺には県民交流センターや裁判所、博物館、図書館などの公共施設が集まっています。東側には交通量の多い国道10号が、背後には城山があります。朝早くから城山登山や散歩、通勤通学の人が多く通る場所です。



ここの蓮は鹿児島市都市農業センターの大賀蓮よりも花が一回り大きく茎葉も太く大きなものです。雨に濡れた石垣はどっしりとして蓮の美しさを引き立てています。市街地中心部に咲く蓮花は市民の目を楽しませ心和ませる大切な存在です。



お堀には転落防止の柵があり水面までは0.5-2.0mほどです。きれいな蕾がありましたが、横の水面には逆さに沈んだ茎葉がありました。手前には柵があり手を伸ばしても届かない位置です。他にも同様の箇所があり、誰かが故意に切断したとすれば悲しく残念なことです。
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梅雨が本格化(鹿児島の大賀蓮)

2013-06-24 11:06:58 | 
九州南部は5月27日の梅雨入り後も雨量が少なくて田植前の農家を心配させていました。昨夜からは鹿児島市でも本格的な雨となり、今朝は時折雷も聞こえます。鹿児島市都市農業センターの大賀蓮は開花のピークを過ぎました。



6月22日に撮影した画像です。ネムノキの下が大賀蓮の咲く池で、右側奥が睡蓮池です。画面外右手に一部だけ茶碗蓮が植えられています。この日は朝方小雨が降り蓮の花や葉に水滴が残っていました。



これは開花3日目と思われる花ですが、雨のため花びらが下向きに垂れています。颯爽と咲く姿とは異なり哀れを感じさせます。花びらが散り果ててハチスが増えてきました。



こちらは開花2日目でしょう。花びらに勢いがあるため小雨程度では花びらが垂れることなく頑張っています。ところどころには害虫が発生して大きな葉を食いつぶしています。雨雲の上には真夏の空が広がっています。雲間から日射しがでると蒸し暑さがつのり汗が吹き出ます。雨続きはうっとうしいのですが雨に落ち着いた蓮池の雰囲気が好きです。

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最近はおとなしい桜島

2013-06-23 11:02:43 | 桜島
鹿児島のイメージは「3S」と言われた頃がありました。西郷さん、桜島、サツマイモです。中でも鹿児島と言えばまず桜島。その桜島が最近おとなしくなりました。



鹿児島市北部の高台にある県立吉野公園からの桜島です。画面奥には展望台があり錦江湾(鹿児島湾)を隔てた桜島が目前です。錦江湾北部は大きなカルデラになっていて、その南側に桜島があります。吉野公園はカルデラ外輪山の一部です。

大正3年の大噴火で桜島から大量の溶岩が流出し大隅半島と陸続きになりました。下の画像は県内景気などの報道があるときにNHKニュースでよく流される鹿児島市街地と桜島の風景です。鹿児島市街地と桜島の距離は3.5km程度、フェリーで15分ほどです。



NHK鹿児島放送局は鹿児島港の近くにあり桜島の様子がよく映し出されます。強い逆光の日は映りませんが、火山灰の行方や天気の様子などを見る貴重な生情報に感謝しています。



年間爆発回数が1000回に迫った年もありましたが、6月の爆発回数は22日までにわずか8回です。9月頃までは東よりの風で鹿児島市街地にも火山灰がたびたびやってくる季節。観光客に忘れられない程度に静かにしていてくれるとありがたいです。
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大名竹(鹿児島)

2013-06-22 21:20:34 | 自然観察
鹿児島の方言(鹿児島語)では「でもだけ」または「でめだけ}と言われる大名竹は梅雨時が竹の子(筍)のシーズンです。孟宗竹の場合、鹿児島では4月が一般的な竹の子シーズンで高級食材として出荷する場合は晩秋から早春に土中から探り出して収穫されます。



大名竹は竹の種類としては寒山竹のようです。画像は畑跡に生え出した竹林です。枯れた竹を片付けて地表も草刈をしてあります。殆どは人の手が入らない荒れた竹薮(竹山)になっています。画面中ほどよりも少し左は竹の子から若竹になりそうな高さ1mほどの状態です。これでは固くて食用にならないと思いますが・・・?



こちらは地表から15cmほど頭を持ち上げたところです。これよりも少し成長したときに掘り取ります。最近は高さ1mほどになった若竹の先端部を切って持ち去る人がいて、大変迷惑しています。新しい元気な竹を育てようとしているのに切ってしまうと竹が伸びずに腐ってダメになります。



ブロックの上に並べた状態でお分かりのように小さい竹の子です。孟宗竹に比べると1/10ほどでしょうか。味は孟宗竹よりも美味しいと喜ばれています。孟宗竹ではいったん湯がいてアクを抜かないと食べられませんが、大名竹は生でもエグミがなくて食べられます。

大名竹の生育範囲は海岸部や川沿いなどの狭い範囲に限られ、殆どが放置状態のため竹の子があまり生えません。上の画像のように手入れすると良いのですが過疎化が進んで竹薮は荒れ放題です。

昭和30年代までは吹上浜の地引網でとれた小魚を煮てニボシを作っていて、枯れた大名竹を燃料にしていました。五右衛門風呂を沸かすのにも使われて、竹林に適度な風が通り、竹の子も出やすいものでした。
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茶碗蓮(鹿児島)

2013-06-21 09:51:13 | 
鹿児島市都市農業センターの水生植物園には蓮、睡蓮、花菖蒲が植えられています。大賀蓮の植えられた池の少し上段に睡蓮池があります。睡蓮池の一部で遠慮がちに茶碗蓮が咲き始めました。開花は例年よりも1週間ほど早いようです。



20m四方程度の睡蓮池の一角が5*3mほどに区画され茶碗蓮が育てられています。茶碗蓮は小型蓮の総称で茶碗でも育てられるほどの小さい蓮という意味です。この花の大きさは幼児用のご飯茶碗ほどです。小さな蕾が精一杯に膨らんで開花します。



八重咲きの品種で早朝に花開いた八重の花びらは可憐です。大賀蓮と違ってすぐに散らず枯れた花びらが少し茎に残ります。細い花茎に比べて花が大きいので倒れやすいです。早速蜂が飛んできて、後には小さなコガネムシのようなものも集まり始めました。

台風4号の影響で離島航路が欠航していますが風は弱いままです。今朝も蒸し暑くて暗い空ですが、今のところ期待したような雨は降っていません。


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台風4号が接近(鹿児島の大賀蓮)

2013-06-20 14:35:27 | 日記
台風4号が沖縄の西海上を北上しています。明日の朝には鹿児島県本土に最接近しそうです。空梅雨で強い風雨を免れてきた大賀蓮には厳しい試練です。



蓮のつぼみが残り少なくなり、ハチスの数が増えてきました。台風の強風で大きな葉が傷めつけられそうで、開花最盛期を過ぎようとしています。今朝は風がなく蒸し暑いものの期待されている雨は殆ど降らず、蛙さんは物足りない様子で花びらにぶら下がっていました。



大賀蓮は小ぶりな花ですが花びらの形が整っていて、咲き始めのピンク色が可愛いです。近くで見ていると花托はスイーツのようで、甘い誘惑で多くの蜂や虫たちを惹き付けるのでしょう。



隣の水田では朝から代かき作業が続いていました。大きな被害がなく台風が通り過ぎてくれると良いのですが・・・身勝手ながら雨だけはもっと降ってほしいところです。

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薩摩西郷梅が豊作

2013-06-19 10:38:07 | 日記
鹿児島県北部のさつま町では南高梅「薩摩西郷梅」の収穫時期を迎えています。今年は開花期以降穏やかな天候で晩霜の被害もなく豊作です。JA北さつま青梅部会では生産量500トンを見込んでいます。



数年前は晩霜被害で収量が激減し栽培をやめた農家や、大きな幹を切って枝を更新中の梅園もあります。茶畑と同様に晩霜被害を防ぐための大きな扇風機が設置されています。何度か撮影に訪れているこの梅園では最近になく豊作。黄色から赤く色づいた梅が甘い香りを放っていました。



収穫作業は田植え時期と重なるため農家は大忙し。梅の木下には全面にブルーシートが広げてあります。庭先の梅を自分で梅干にした経験からすると、栽培品種は果肉が厚く種は小さい、黄色く色づいたほうが青梅よりも果肉が柔らかくて美味しい梅干になりそうです。

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山間のアジサイ(鹿児島)

2013-06-17 21:28:17 | 

今年の梅雨は雨が少なく天水だけに頼る水稲作は水の確保が大変なようです。夜中にも時間区分をして数時間ずつ配水している所もあるとか。



ここは鹿児島県薩摩半島北部の海から遠く離れた場所です。山間部のためか平地より1週間ほど遅れてアジサイが今見頃でした。先祖代々の田畑を守ってきた農家が点在しています。普段は殆ど車が通らない農道やあぜ道のあちここちに軽トラックやトラクター、農家の人たちを見かけました。



水田と道路の間が斜面になっていてアジサイがきれいに植栽されていました。道は狭くて普通車の離合が難しいところもあります。ここのカーブで一日に2-3便しかない路線バスと出会いビックリでした。



このアジサイも長年植えられていて毎年きれいな花を楽しませてくれます。鹿児島県内では山間部や市街地から遠く離れた地区で集落の存続が困難な、いわゆる「限界集落」が増えています。
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