花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

真冬の紫尾山に行く 後編 2018/01/26 (鹿児島)

2018-01-27 18:34:17 | 自然観察
1月26日の紫尾山行の後編です。
路面の積雪凍結のため車を安全な場所に止め、山頂に向けて歩き始めました。

上宮神社の鳥居 12時39分


12時半頃から歩き出してすぐに両側の林に霧氷が見え始めました。5分ほどで左手に現れたのは上宮神社の鳥居です。紫尾山東側の千尋滝下から尾根伝いに登るとここに出るようです。山ヒルの心配をしながら苦労して登っても、車で上れる山であり山頂には鉄塔が多くて趣に乏しいと嘆く登山者の声もあります。

トイレのある休憩所広場


屋根の一部に小雪が吹き付けた程度に見えます。路面の雪は1センチ程度ですが気温はマイナスのようで路面が凍っていました。

紫尾山頂 13時ちょうど 


1時間ほど歩くかもと思いましたが、意外にも短時間で着きました。撮影せずに歩けば20分程度でしょうか。

出水平野方向 13時1分


雲が少なくなり眺望が開けてきました。右側は出水市街地、左側はツル越冬地の荒崎干拓地方向です。

周囲の風景を撮影するうちにスタッドレス(冬用)タイヤを付けた軽自動車が上がってきました。サーフィンが趣味と話す若者で、しばし写真撮影のことや世間話など交わしました。スタッドレスタイヤで安定走行できたとのこと。コンパクトカー用なら量販店で4本25000円程度とか。

初冬には季節の話題として報道されることの多い紫尾山の霧氷風景です。鳥居付近から足跡が付いていたので2~3名登山者がいたようですが、他に上がって来る車はありませんでした。

方位ごとの案内図


お供えのようにコインが多く並んでいました。訪れた人が記念に(あるいは祈念に)置いたものでしょう。雲が少なくなり霧島連山も雲から顔を出しました。桜島は遠くて見えませんでした。

王貞治さんの書


山頂に置かれた石には短い漢詩のようなものが刻まれていました。1981年11月8日、王貞治書とありました。

木々を縁取る霧氷(樹氷)


霧島のような海老のしっぽは見られませんでした。枝先で凍った水蒸気に小雪をまぶしたような感じです。雲が殆どなくなり明るい日差しが照り付け、溶け始めた枝先の雪などが風に飛ばされて落ちてきました。

青空との対比が美しい 13時52分


日差しのあるなし、背景の青空と流れる雲で霧氷の表情が変わります。動き回りながら何枚も写しました。次第に雲がなくなり単調な青空が広がり、枝先の霧氷が細くなっていくのが判りました。帰りは休憩所から車まで歩いて15分ほど。途中の路面の雪は殆どが解けていました。

堀切峠まで戻り山頂を振り返ると霧氷はわずかに見える程度でした。日差しで殆どが解けたのでしょう。堀切峠が雪で通行止めにならず、山頂まで普通タイヤで上がれて、霧氷も見られるというのは限られた日だけです。今回は20分程度歩くだけで霧氷を見られて幸運でした。

紫尾山の霧氷撮影について注意事項をまとめてみました。

1 標高1,067m程度なので霧島とは違ってかなりの寒波でないと見映えのする霧氷はできません。霧島えびの高原は標高1,200m、韓国岳は1,700mです。
  
2 霧氷は美しく立派でも曇り空では背景と同じ色合いで色鮮やかには写りません。枝先に成長する霧氷は霧島よりも少なめで、日差しが強くなれば短時間で霧氷が解けてしまいます。

3 ある程度雪が積もると堀切峠が通行止めになり車で紫尾山には上れません。紫尾山頂までの林道では雪による倒木被害の恐れがあります。

4 普通タイヤで無理に雪道を上がるのは危険です。
  林道の急坂部を横断面で見ると路面が山麓側に下がっています。車が滑るとガードレールがないので道路外転落の危険性があります。通行車両が殆どないので単独行では特に危険です。人里から遠く離れており、JAFなどの救援を呼ぶしかありません。

広域基幹林道紫尾線の説明板 昭和53年4月


帰り道は堀切峠を南へ進み、広域林道を東郷町山田方向へ走りました。峠の交差点脇に倒れた説明板があり、改めて読むと時代ものです。当時の林業開発にかける意欲と期待感にあふれ、昭和後半の高揚感も現れていると思います。以下に書き写します。

概要
北薩地方の雄、紫尾の霊峰に流れる所謂紫尾山系は、県下で最も森林生産力の高い地域であってこの資源を開発し、林業経営の近代化を図り、もって北薩地域の総合的な開発振興に寄与することを目的として、昭和45年度からこの広域基幹林道紫尾線の開設が始まったのである。

 以来8ヶ年の歳月と事業費9億7640万円を投じ、延長25.6キロメートルの広域基幹林道紫尾線が誕生したのである。眠り続けてきた山の大資源は、この開発によって勢よく目を覚まして沿線に写る造林の姿は日一日とその樹相を新たにしていく。そして平均標高400メートルのラインを走れば北薩・川薩の勇大な視野は勿論、遠く東支那海をとおし、甑島列島への眺望は正に天下一品である。 昭和53年4月 鹿児島県

当時は大阪万博が成功、社会が活気に満ちて社会基盤整備の公共事業が盛んになりました。昭和53年には成田空港が開港しています。誰しもが豊かな未来を信じて疑わず、折れ線グラフは右肩上がりが当たり前のような時代でした。

子孫のために植樹すれば50年後にはマイホームが造れる。成長した杉材一本が5万円と考えれば、孫たちにとても大きな資産を残せる。造林に励もうと熱っぽく語る林業関係職員の声が今も頭の片隅に残っています。

今や木材は大半が輸入材になり、材木の伐採経費の方が膨大で山林経営は厳しい状況です。杉は花粉症の元凶とされ、管理の届かない造林地は水害でさらに荒れ、林業政策の失敗を非難する声もあります。懸命に植林し山を守り育ててきた人たちにとって時代の移り変わりは残酷なものです。それでもやがて時代が変われば何らかの好転もあると期待せずにはおられません。

林道から見えた桜島 右奥 15時ちょうど


林道は説明板の通りずっと美林が連続し、伐採作業中を一か所見かけただけ。全般に木が成長しすぎて見晴らしは良くありません。すれ違う車もなく人家も見えず似たような風景が続く中で桜島が見えました。

植樹された桜


ここから南側には道沿いに数本ずつの桜並木がありました。茂った山林に隠れるような状態ですが花の時期には楽しみです。道幅は5m程度ですが花見ドライブの穴場ではないでしょうか。最後までご覧いただき、ありがとうございました。

<追記2018/02/03>
紫尾山系に大規模な風力発電構想
2018/02/03 今朝の地元紙南日本新聞の一面に記事が出ていました。
東京の2社が最大で140基を建設、2025年の営業開始を見込んでいるとのこと。

事業実施想定区域は広域基幹林道紫尾線沿いと紫尾峠の北東側山系と報道されています。まさに眠っている大資源の開発でしょうか。森林資源など周辺環境を破壊しないよう配慮して、より良い方向で開発・活用されることを期待します。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

真冬の紫尾山に行く 前編 2018/01/26 (鹿児島)

2018-01-27 14:08:35 | 自然観察
年明けから2回目の寒波が続く中、1月26日(金)紫尾山に出かけました。

1月26日12時の天気図 気象庁ホームページから引用


冬型の気圧配置が続き26日の東京都心の最低気温はマイナス3.1度。鹿児島地方の天気予報は曇りのち晴れです。紫尾山に近い阿久根の最低気温は0.3度、最高気温は5.8度でした。

朝の桜島 7時47分 NHK鹿児島のライブ画像


桜島(標高1,117 m)には雲がかかっておらず雪も見えません。日の出は7時14分、高隈山系上に朝日が見えています。紫尾山にも積雪はないと判断し天候の回復を待って10時半頃に出かけました。入来峠~さつま町山崎交差点~北薩広域公園~堀切峠へと車を走らせました。

出水市から見た紫尾山 2018/01/18


紫尾山は鹿児島県出水市とさつま町に跨り標高は1,067m、薩摩半島北西部の最高峰です。山頂部にはテレビ中継局、ラジオ送信設備、防災無線設備などが多数設置されています。

国道504号の堀切峠から山頂まで林道が通じており山頂広場まで車で行くことができます。前回の寒波では山間部を中心に積雪があり堀切峠は数日間通行止めになりました。

北薩広域公園で休憩 マユミ


さつま町白男川地区からの紫尾山 11時47分


雲が多く日差しはなく紫尾山頂付近は雲に隠れています。

堀切峠の案内看板


合併前の宮之城町時代に設置された看板です。山頂まで4km、車で20分、徒歩90分とあります。堀切峠(標高約650m)のある国道504号は道幅が狭く大型車の通行は困難、普通車の離合個所もわずかです。積雪時には鹿児島県内で最初に通行止めになるような難所です。

バイパスとしての北薩横断道路工事が進んでいます。2017年現在事業中であるきららICから中屋敷ICまでの区間にある北薩トンネルは全長4,850mです。鹿児島県の道路トンネルとしては最長であり、2018年3月25日に開通予定です。

堀切峠では小雪がちらつき、山頂を目指して走るうちに道路の一部に雪が見えてきました。

普通タイヤでの走行を断念


慎重に登ってきましたが次第にカーブがきつくなり道路全体に雪が積もっていました。普通タイヤでこれ以上の走行は無理と判断して路側に車を止めて歩くことにしました。

看板横に車を止める


案内図によると山頂に近い感じですが、どの程度歩くのか不明です。単独行でもあり歩行中の安全を考慮して、三脚、ストックは持たず両手を自由にしました。望遠レンズと飲料水などをリュックに背負って歩き出しました。さて、山頂まで何分かかるでしょうか・・・・・後編に続きます。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

暖かい大寒 吉野公園の水仙 2018/01/21 (鹿児島)

2018-01-21 17:11:48 | 
吉野公園に水仙が咲いたと知り出かけました。
1月21日(日)鹿児島市の最低気温は5度、最高気温は17度でした。

水仙が咲く「なごみの庭」 入口から桜島方向へ歩いて10分ほど


「なごみの庭」梅園に咲く水仙 10時8分


梅木周辺に水仙が植えられています。通路に近いところでは踏みつけられて、最盛期よりも2割程度数が減ったように感じます。

梅は数輪咲いていた程度


水仙の開花ピークを過ぎたころから梅が咲き始めます。梅と水仙が同時期に花盛りにならないのは惜しいところです。

今が見頃の水仙


新聞に開花情報が出たこともあり、昼前には散策に訪れる人が増えてきました。開花している水仙は全体の半分程度です。まだ枯れた花がないので撮影しやすい状態でした。

梅はわずかに咲き始め、河津桜はまだ蕾でした。来月初旬にかけて梅が開花し、水仙も満開を迎えることでしょう。

散策路脇に咲く椿


園芸種のようで同じ木に赤い花も咲いていました。ヤブツバキはわずかに見かけた程度で本格的に咲き始めるのは今月末でしょう。公園内の椿は全体的に樹高が高くなり、下枝が少なく花数が減少しています。

東側の展望台 錦江湾(鹿児島湾)と桜島 12時6分


活動は穏やかですが、先週15日からは噴煙が目立ちます。案内板には桜島まで8kmと表示されています。

視界があまり良くない


中国大陸から流れ込む大気汚染物質PM2.5の影響でしょう。昨日よりは少しましになっていますが右奥の開聞岳(標高924m、別名は薩摩富士)は霞んでいます。

雨の後は視界が良くなるものでしたが、最近では天気回復に伴う西風が汚染物質を運び逆に視界が悪くなるように感じます。これも世の流れとは言えども残念なことです。黄砂を季節の風物詩と珍しがっていたころもありましたが・・・。

中ほどに見える2隻は桜島と鹿児島市街地を15分ほどで結ぶ桜島フェリーです。横には大正噴火で流れ出した溶岩原が広がっています。

ソテツ園


広場では子供たちが凧揚げをしていました。青空が広がり風もなく暖かい日差しに恵まれて行楽日和のようになりました。

家族連れが増えてきた 12時23分


小さな子供連れの家族が次々に訪れていました。噴水を見てはしゃぐ子供たちや、芝生広場やベンチでお弁当を広げる姿が見られました。

大寒とは思えない暖かい日曜日ですが、週の中ほどからは寒くなり水曜日には雪も予想されています。温暖な鹿児島ですが寒さはまだこれから、油断できません。

公園入口の案内板


来月には人気の河津桜が咲き始めて訪れる人が増えそうです。2月18日には梅ウォーキングのイベントが予定されています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雲海を抜け 出水のツルを観察 2018/01/18 (鹿児島)

2018-01-19 16:08:10 | 自然観察
1月18日(木)、肝付町からのロケット打ち上げが成功。
前日の雨が発生させた雲海を抜けて出水市へツル観察に出かけました。

テレビ朝日 グッドモーニングのニュース (以下の画像は1月18日撮影)


自宅から見た東空 6時54分


ロケット打ち上げは6時6分、撮影したのは6時54分です。日の出は7時17分、すでに空は明るさを増して雲は白く見えていました。この雲が珍しい「夜光雲」であったことが後で判りました。

もう少し早い時間帯であれば色づいて見えたことでしょう。直線的な飛行機雲に比べると、子供が適当にクレヨンで描いたような不思議な模様でした。

八重山系から見た薩摩川内市の雲海 9時38分


9時過ぎに出かけて入来峠で左折、西側の城山ゴルフ倶楽部方向へおよそ5km。鹿児島大学の放牧地北側に雲海が広がっていました。少しずつ霧が晴れ、小高い山が島のように見えています。

内之尾棚田 10時9分


入来峠方向に引き返し、途中から北側の入来ダム方向に狭い道を下りると内之尾棚田があります。3月下旬には棚田近くに山桜が咲いてきれいです。

日の丸交差点周辺は霧の中 10時32分


大馬越小学校付近から北側は霧が残っていました。水田地帯に車を止めて立木を撮影したものの、思ったように霧の雰囲気が表現できませんでした。

東郷町の川土手と青空 11時14分


近くの園児たちが川土手で凧揚げ、そり遊びを終えて園に帰るところのようでした。

ようやくツル観察センター(出水市荒崎)着 12時11分


寒い朝には花びらに霜が付く山茶花の生垣が駐車場にあります。雲海に見とれて寄道し、1時間半ほど寄道をしてしまいました。平日とあって観光客の車がぼつぼつでした。

ここ数年は鳥インフルエンザの発生でツル保護地区の防除体制が特別に強化されていたため、不要不急のツル撮影に出かけることを遠慮していました。

案内看板 4か国語で表示


東干拓地のツル監視所


荒崎地区とは別に東干拓地にも広大な保護区が設置されています。監視所には野鳥撮影の愛好家が集い、珍しい野鳥の情報などが得られます。野鳥の観察、撮影に興味がある人はぜひ訪れてください。

清掃センター近くに集まっているナベヅル


こちらはマナヅルが多い


軽くひと飛び 保護区内へ移動するマナヅル


今季のツル飛来数は15,360羽と発表されています。

2018年1月6日 今シーズン最後の羽数調査
ナベヅル 11,039
マナヅル  2,527
クロヅル  8
カナダヅル  7
ナベクロヅル  9
合計 13,590羽

2017年11月25日 第3回羽数調査
ナベヅル 14,907
マナヅル 434
カナダヅル 7
クロヅル 7
ナベクロヅル 5
合計 15,360羽

飛来羽数調査は6回行われ、その中での最大値が飛来数とされます。
ツルの種別で見るとナベヅルは11月の方が多く、マナヅルは1月が多くなっています。
実質的には種別に多い方の数値を合計した17,000羽程度と思われます。

マイカー規制

1月27日(土)、28日(日)
2月17日(土)、18日(日)
社会実験のため8時半から16時にかけてツル越冬地へのマイカー規制が行われますのでご注意ください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春を感じる穏やかな吹上浜 2018/01/15 (鹿児島)

2018-01-16 16:08:09 | 日記
早いもので1月も後半に入りました。
寒さの緩んだ1月15日(月)久しぶりに日置に出かけました。

今週の予定 NHK朝のニュース 以下の画像は1月15日撮影


世間を騒がせているトランプ大統領も早一年を過ぎようとしています。阪神淡路大震災から23年、まだ15年程度のような気がします。

画面左は桜島の噴火を知らせるローカル画面です。設定しておくと噴火のつど噴煙の高さ、向きなどを知らせてくれます。15日は午後からも噴煙が上がり続けていました。ここ最近は静かだったので少し気になります。

風もなく穏やかな吹上浜日置海岸


雲一つない青空、日差しに温もりがあり先日までの寒さがウソのようです。砂浜に何かあります・・・?

冷蔵庫らしき漂着物


貼られたシールに書かれていたのはハングルのみでしたが、クマのイラストがあり冷蔵庫のようです。沈むことなく海を漂ってきたのでしょうが冷蔵庫を見かけたのは初めてでした。

北側の遠くには熱心にルアーを投げる釣人が2人。同じ場所でずっと頑張っていたので何らかの収穫があったのかもしれません。

強風が刻んだ砂模様


海から吹き付ける季節風が砂模様を描いていました。風が強いほど砂模様の間隔が広くなり、砂の斜面も風に削られていきます。

最後の大根収穫


越年栽培の青首大根ですが寒さによる傷みはありません。3週間近く干したものの水分が多く残っている感じです。漬物用大根と違って太いため、あまり干し大根には向かないようです。

左は浜に漂着していたサワーポメロ。今季は例年よりも野鳥の数が少ない感じですが、作業後に梅の枝に刺して置きました。塩分が強いと食べないようですが、どうなったでしょうか。

おたふく豆(ソラマメ)


成長はゆっくりでまだ15センチ程度、脇芽が3~4本出ていました。3月になると成長が早まりますが、今は根を伸ばしているのでしょう。

えんどう豆に竹の支柱


こちらも成長はまだわずかで、伸びているもので20~30センチ程度。この時期は伸びすぎると寒さで傷みやすいとされています。周囲の竹林から適当な枯竹を持ってきて支柱にしています。

豆の蔓を這わせるネットを張っても良いのですが、豆の成長に合わせて添える支柱を増やしていきます。昔ながらの栽培方法ですが、蔓が自由に伸びていく様子を見守る楽しみがあります。

夏ミカン


古い夏ミカンの木が畑横に残っています。日当たりが悪く台風で傷んでいますが、今季は多くの実が付いています。甘味と酸味が強い昔ながらの味です。市販品にはない味の濃さで、ミカン好きの人には喜ばれています。

水仙の香り


かすかに甘い香りを漂わせています。風で倒れやすいのが難点ですが、寒さに負けずきれいな花を咲かせています。彼岸花も同様に球根植物は一度植えると手間いらず。手軽に季節感を楽しめます。

海岸近くに自生するコクテンギ


ネットで調べてみたらコクテンギのようです。マサキ、マユミ、ニシキギの仲間で吹上浜海岸林に自生しています。マユミと似た実を少しだけ付け、冬には葉が色付きます。

夕日は雲に隠れて見えず


庭掃除、茂った木の枝の剪定、畑作業をするうちに17時近くとなりました。夕焼けを期待して浜に出ましたが雲が広がっていました。

15日の最高気温は鹿児島市で17.5度、真冬には珍しく暖かく穏やかな一日でした。予定以上に作業が捗りありがたいことでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黎明館で写真展を鑑賞 2018/01/11 (鹿児島)

2018-01-11 21:05:47 | 日記
今季一番の寒さの中、鹿児島市黎明館で開催中の写真展を拝見しました。
以下の画像は一部を除き1月11日(木)に撮影したものです。

1月11日 NHK7時のニュース


後日のため、どのようなことがあった日なのか参考までに掲載しています。

雪の降る朝 7時34分


屋根に1センチほど積もった程度で道路に積雪はなく普通タイヤで走行できました。日中には屋根の雪は解けていました。

フォトグラファーズ 風 写真展案内ハガキ


写真展について 南日本新聞1月10日の記事


写真愛好家を中心に様々な写真団体に所属する人が出展していました。今日の会場受付は写真の先輩2人。詳細な撮影の様子や作品の意図など教えていただき勉強になりました。

会場に訪れた人の中には写友の姿もあり1時間ほども楽しい時間を過ごしました。一番印象に残ったのは、野生の仔馬が幼児のように何一つ不安もなく、前足を枕のようにして寝ころんでいる写真でした。皆様の力作を拝見させていただきありがとうございました。

鹿児島城(鶴丸城)楼門の復元計画


文化財発掘作業を終えた個所


鶴丸城の楼門は2020年3月に完成予定です。これに合わせて黎明館敷地(鶴丸城跡地)内では広範囲で文化財発掘調査が行われており、多くの立木が伐採され殺風景です。観光客も訪れる場所なので、楼門完成よりも早い段階で豊かな花と緑がよみがえることを願っています。

水たまりに映る桜の枝


山茶花 白花


田の神様と山茶花


黎明館敷地内の城山側には民家、茶室、池、庭園などがあります。田の神様のレプリカもおかれていますが、年間を通じて訪れる人はまばらです。季節の花が美しいので黎明館に行くたびによく撮影しています。

今日の桜島は半分ほど雪化粧 11時42分


昨日(1月10日)は鹿児島市の初雪と桜島の初冠雪が観測されています。鹿児島市では昨シーズンより10日早く、平年より8日遅い初雪でした。

桜島の初冠雪は平年より26日遅く、去年より25日遅いものでした。桜島での積雪は12月17日に次いで今季2回目のようです。

12月17日は鹿児島市牟礼岡の風力発電所付近で少し積雪していました。気象台から見える桜島の西側斜面は積雪しなかったのかも知れません。

遠くの霧島連山も雪景色


画面中ほどに霧島連山がわずかに見えました。高千穂峰、韓国岳が白くなっていましたがすぐ雲に隠れてしまいました。

鹿児島市街地では一冬に2回ほど雪が積もります。北国の過酷な寒さに比べると何ほどのこともありませんが、雪道に慣れない南国では山間部を中心に交通が混乱します。体調管理に気を付けて雪景色を楽しむ余裕を持ちたいところです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初参り 穏やかな新春 2018/01/02 (鹿児島)

2018-01-02 21:43:59 | 日記
あけましておめでとうございます。
2018年(平成30年)、鹿児島は穏やかな年明けとなりました。朝は冷えたものの日中は日差しに恵まれ、午後から照国(てるくに)神社と西本願寺に初参りをしました。

露店に並ぶお面 (以下の画像は1月2日撮影)


列に並ぶこと17分 本殿に近づく 14時39分


雲一つない青空が広がり多くの人が参詣し、家族連れを中心に長い列ができていました。大鳥居近くには毎年恒例「正々堂々」の旗を持った川内博史議員の姿がありました。長年の辛抱が実を結び国政復帰おめでとうございます。

照国神社の御祭神は島津斉彬公(照国大明神)


今年の大河ドラマ「西郷どん」では渡辺謙さんが島津斉彬公役です。テレビドラマ、映画などの斉彬公はいつも「よかにせ」(イケメン)さんが演じています。どのような西郷さんが描かれていくのか楽しみです。

縁起物の熊手 


大黒さんの笑顔がいいですね。いつも笑顔で暮らすことは難しいでしょうが、辛いとき苦しい時こそ大黒さん、恵比須さんの笑顔を忘れないようにしたいものです。

帰りには列が少し短くなっていた 14時53分


いつものことながら一番待ち時間が長い時間帯に参詣したのではないかと思うことでした。

西本願寺鹿児島別院 今月の法語


あらたまの 年のはじめは 祝うとも 南無阿弥陀仏の こころわするな

浄土真宗中興の祖、蓮如上人の詠まれた歌です。
日本人は無宗教などとも言われますが、決してそのようなことはありません。多くの人々の心底には神仏を尊び、頼りにする気持ちが少なからずあると思います。

お寺の生け花 骨太の花材が使われています


お釈迦さま 


小さな折り紙の筒をびっしり並べてあり、近づいてみるとハチの巣のような感じで模様が描かれていました。

山形屋前の通り


イオン、アミュプラザなど大型商業施設へ人々が分散しています。昔ほど天文館への一極集中はありませんが、山形屋は初商いで賑わっていました。

山形屋の生け花 鹿児島県華道連合会常設華席


花題「寿」 流派 専正池坊 青木華泉さんの作品です。
花材はウメ(ロウバイ、ハクバイ、コウバイ)、ワカマツ、センリョウ、ボタン、タケ(加工竹)と書かれていました。

千両、蝋梅、牡丹の色合いが目を引き、力強く伸びた松の枝を包み込むような梅の枝に花が咲いた姿を想像させる見事な作品です。

ロッテリア アルバイト募集広告


株価が年々上昇し、景気拡大が続いています。一方では少子化による人手不足が深刻です。やがて鹿児島にも時給1000円時代がやってくるのでしょうか。

日銀が掲げる物価上昇率2%は実現していません。デフレ定着は低金利時代にはありがたいですか、どこかで右肩上がりも必要でしょう。何はともあれ、この一年も元気で過ごしたいものです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花浄土/鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。