花浄土鹿児島

鹿児島の花や風景、祭りなどを巡るブログです。
(季節の花、吹上浜、桜島、霧島など)

健康の森公園 秋色を巡る 2024/11/14(鹿児島)

2024-11-15 18:29:06 | 
11月14日(木)明日は雨予報、かごしま健康の森公園内を巡りました。

コスモスはピークを過ぎていた 以下の画像は11月14日に撮影


13日のさつま町では、期待したアサギマダラは3匹だけ。今日も気温が高め、健康の森公園でもう一度会えないものでしょうか。

噴水近くの花壇ではマリーゴールドが花盛り、コスモスは花殻が目に付くようになりました。

アスパラガスに咲いたごく小さな花


ぼたん園近くのフジバカマを見に行くと花が終わったようで、蝶は全く見かけませんでした。

すぐ近くのアスパラガスには2~3ミリ程度のごく小さな花が部分的に咲いていました。イノシシに掘り返されたウコンが植えなおされていました。

お茶の花


散歩コース沿いにあるお茶の木に花が咲いていました。昭和30年代頃は家庭菜園横に自家用お茶の木を見かけるものでした。

薬草園内の万両


散歩コース北側の小高い場所に薬草園がありますが、残っている植物はわずかなようです。

昭和時代の門松は浜の砂を小山にして松と竹、ユズリハなどを活け込んで、赤い万両の実枝を添えていました。

こちらはヤブコウジ


すでに実が色付き、光を浴びてきらめいていました。イベント時期以外は薬草園を訪れる人は殆どいないようで、通路は一部苔むして滑りやすいのでご注意ください。

ガマズミ


林の中の道沿いで赤い小さな実が目に付きました。今日の撮影はすべて80-400ミリの望遠ズームレンズ使用のため、背景に丸いボケが出て良い雰囲気に写せました。

美しさを演出してくれる木洩れ日


重なり合う木の葉の間から漏れ出す光は思いの外変化し、柔らかな光が被写体を浮き上がらせてくれます。

背景を選びながら撮影位置を少しずつ変えながらの撮影となり、一期一会の楽しい時間はあっという間に過ぎました。

花壇では植え替え準備作業


ミニ耕うん機を使って作業が進んでいました。今年も残り一月半、この先どんな花が花壇を彩るのでしょうか楽しみです。

鹿児島は今日も日差しが強めで最高気温は26.5度、汗ばむような日差しの中での作業お疲れ様です。

売店近くのフジバカマ イシガケチョウを発見


イシガケチョウが1匹だけ短時間花に止まっていました。アサギマダラは見当たらず、南へ旅立ったのでしょう。

東南東の空には桜島


空全体がボンヤリした色合いで、桜島は噴煙の影響もあるのか山頂部がはっきり見えませんでした。

まだ実をつけているパパイヤ


噴水広場沿いにパパイヤを植えこんだ大きな鉢が並んでいます。下の方にあった大きな実は収穫されたようですが、今も花が咲き小さな実を付けたものもありました。

今日は木曜日、このところ見かけた園児や小学生の遠足のような団体は見かけませんでした。運動を兼ねて園内を散策する高齢者や、愛犬との散歩、スポーツ愛好家のような姿が目に付きました。

ツバキ園の階段を上がったところ 林の中に咲いたツワブキの花


8月末の台風10号で太い枝が折れた個所も目に付き、一部では立入が規制されていました。ここでも望遠レンズが活躍、普段とは少し違った雰囲気で秋景色が写せて幸いなことでした。

冷え込みが進むと、自然観察園では竹林と紅葉の組み合わせが楽しめそうです。
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さつま町田原 花と蝶・石像 2024/11/13(鹿児島)

2024-11-14 18:48:09 | 
11月13日(水)新聞記事で知ったアサギマダラ撮影に出かけました。

11月9日付の地元紙南日本新聞に、さつま町田原に多く植栽されたフジバカマにアサギマダラが数十匹飛来とありました。かごしま健康の森公園では最大でも3匹なので、行ってみることにしました。

フォンタナの丘かもう 芙蓉が花盛り 以下の画像は11月13日に撮影


さつま町に向かう途中、道路右手に一杯咲く芙蓉に目が止まりました。

今日の目的地近くにある霧島神社


田原のスイレン池の西側にある小さな村社です。隣の公民館に集まっていた方にフジバカマの咲く場所を教えてもらいました。

ここから南側山手に200mほど先の三角さん宅とのこと。道が狭いので神社入口横の広い路肩に車を止めた方が良いと思います。

想像よりもぎっしりのフジバカマ


フジバカマは三角さん宅の道路向かいの家庭菜園のような場所にあり、広さ5aほど。三角さん宅に挨拶して撮影させてもらいました。

いつも撮影しているかごしま健康の森公園のフジバカマと違って、ぎっしりと植えられていて撮影位置の移動が難しいところでした。

南側は水田と山林 三角さんと一緒に回り教えて頂く


4年前から植え始めたフジバカマの半分ほどは開花ピークを過ぎ、今日は日差しが強いためか特に数が少ないとのこと。

挿し木で殖やしたフジバカマは、蝶が止まると目に付きにくいほどぎっしりと茎が詰まっていました。

よく見かける蝶は一杯いましたが、1時間ほど粘って見かけたアサギマダラは3匹だけ。蝶の数え方は「頭」とのことですが、やはり「匹」の方が大きさに合っているような感じがします。

新聞記事には数十匹とありましたが、すでに南に旅立ったのでしょうか。自然相手の撮影は難しいものです。

私の他に2組の方が訪れて、蝶の様子を見守りました。

帰り道 近くの田の神様を見に行く 


画面中ほど奥は紫尾山(1067m)で、手前には穴川が流れ、橋の先には山崎農場の蓮池があります。

道路横には仮屋原の田の神様


前回は2022年に訪れています。収穫作業が終わり藁ツトが架けられていました。

道路側からは大きな石 さつま町広瀬 


かなり風化が進んでいて、正面が田圃側のため車で走っていると気付かない田の神様です。

近くに残る仏様のような石像


お寺跡らしいものは全くありませんが、この石像は前回と同じ場所に残っていました。

南方神社境内の石仏


境内に通じる階段道は草が伸びて荒れていました。このところ管理が届いていないようです。

ここに残るのは石仏のように思われます。ゲートボールの玉が置かれたままのようです。

前回この地を訪れた時のブログは、こちらからご覧ください。

蒲生町 帰りの田圃で見かけた風景


コンバインで収穫作業が進み、周囲には多くのサギでしょうか集まっていました。

大規模耕作者でしょう、11月も半分過ぎようとするこの時期、たまに収穫されていない稲田を見かけます。

さつま町柏原では13日の最低気温が10.6度、最高気温は25.2度。鹿児島では16.2度、25.3度。朝は少し冷えても、日中は汗ばむような日々が続いています。

多数のアサギマダラには会えませんでしたが、各地の風景を目にすると心が和みます。
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連休のコスモス 農業センター 2024/11/03(鹿児島)

2024-11-03 18:37:07 | 
11月3日(日・祝)文化の日、鹿児島市都市農業センターへ出かけました。

8時8分 少し雲が広がった 以下の画像は11月3日に撮影


今朝は7時半頃から撮影しました。マルシェ開催のため普段よりも早く駐車場が開いていました。

昨日の強い風で花が傷んでいた


昨日の鹿児島市は雨量は5.5ミリでしたが、午前中の南風が午後には北風に変わり、最大で10m/sほどの強い風が吹きました。

まだ蕾が残っているので、花の勢いが少しだけ戻りそうな感じもします。

ヨガの集まり 秋桜ヨガ in 都市農業センター


8時半~10時頃までヨガのイベントに多くの人が集まっていました。

9時51分 青空が広がり雲は消えた


筋雲など期待していましたが雲が流れ去って、どの方向を写しても単調な青空になり残念でした。

市民農園の風景


今日も早朝から農園の作業に励む人の姿がありました。

にぎわうマルシェ


コスモスは風で傷んで残念でしたが、マルシェには多くの人が集まり売れ行きは良さそうでした。

傷んでいない花を探して写す


今日もカメラ2台を使い、一台は三脚にセットした望遠ズームレンズでコスモスのアップ画像を撮影しました。

わざとピントをずらして花色を表現


10種類ほど植えられていて、望遠レンズだと色合いがきれいに出ます。

こちらはレンズを回転させたもの


子供のいたずら書きのようなものですが、たまにはこんなレンズの使い方も面白いものです。

遅いシャッター速度でぶれた画像


自己満足に過ぎませんが、コスモスの雰囲気が出ているように感じます。

帰りにはかごしま健康の森公園に立ち寄り、蝶を撮影しました。休日の撮影はあまり行かないので、子供連れの家族が多いことに驚きました。

明日も天気は良さそうです。皆さん良い秋の思い出ができますように。
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蝶と蛾 かごしま健康の森公園 2024/10/30(鹿児島)

2024-11-02 18:38:27 | 
10月30日(水)久しぶりの青空、近場の公園で蝶などを目にしました。

トレニアの花に蛾 以下の画像は10月30日に撮影


ホウジャクでしょうか、目にも止まらぬ速さで翅を動かし花から花へ飛び回っていました。

30日に撮影した蝶などの名前はグーグル画像検索によるものであり、正確なものではないことをご容赦願います。

フジバカマに止まっていたイシガケチョウ


健康の森公園のぼたん園に近い、小高くなった花壇にフジバカマが多く植えられていて、旅する蝶アサギマダラを撮影するカメラマンが集中した年もあります。

アサギマダラはいませんでしたがイシガケチョウがいて喜んだのも束の間、すぐにいなくなりました。

こちらはサツマニシキ(蛾) 1匹ではなく1頭?


翅がきらめくきれいな蛾の一種です。近づいてもあまり逃げることはなく、他の蝶や蜂に追い立てられて動く程度です。

昨年は1匹だけでしたが、今年は5匹ほども目にしました。「匹」と書きましたが、蝶や蛾を数えるときは「頭」を使うのが正しいようです。

ネット検索すると蝶は「頭」で、蛾は「匹」との情報もありました。蝶は小さい生き物であり、「頭」にはかなり違和感があります。

腹の方も青色の輝きがある


昨年アサギマダラの撮影中に年輩のカメラマンさんに教えてもらったサツマニシキ。

蛾と言えば茶色や黒を連想するので、これほど美しい蛾がいるとは驚きました。

そろそろ代わってよ? 他の蝶がやって来て邪魔をする


フランスやドイツでは蝶と蛾を区別していないようですが、日本では蝶と蛾に区分されています。

隣ではウコンが掘り返されていた


おそらくイノシシの仕業でしょう。ウコンと言えば漢方薬の原料であり、イノシシが好みそうには思えません。

自然観察園ではイノシシ対策のため、周囲に電気柵が設置され夕方から翌朝9時頃まで立入禁止です。

ぼたん園近くのここにも出没するとは驚きですが、まだ薄暗い夜明け前にウォーキングの人がコース内でイノシシを見かけたとの情報もあります。

ごく小さな蝶 


ヒメシジミ、ヤマトシジミなどの種類のようで、1センチほどのごく小さな蝶ですぐにいなくなりました。

人気のアサギマダラ この日は1頭だけ


売店横の芙蓉の隣にフジバカマが10株ほどあり、アサギマダラが1頭だけいました。

舞い立つ様子がうまく写せず


サツマニシキと違って近づくとすぐに飛び立つので、望遠レンズで捉えています。待っているときはなかなか飛び立たず、花から離れるとピント合わせが追い付きません。

ツマグロヒョウモン 右側にごく小さなハエのようなものが


タテハモドキ


こちらはごく小さな蝶


画像検索ではミヤマチャバネセセリの名前が出てきます。動きが素早くすぐにいなくなりました。

珍しい蝶や蛾を写すうちに時が過ぎ、コスモスが咲く農業センターに移動したのは昼過ぎでした。

時を忘れて美しい花と蝶、そして蛾を写すことができてありがたいことです。翌31日は曇り空で、風が少しあり健康の森公園で見かけた蝶などの数はわずかでした。
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コスモスが見頃 農業センター 2024/11/02(鹿児島)

2024-11-02 14:21:19 | 
11月2日(土)、鹿児島市都市農業センターのコスモスが見頃です。

3連休初日ですが朝方強い雨が降り、今日のマルシェは中止となりました。以下の画像は晴天の10月30日(水)と、曇り空の31日(木)に撮影したものです。

10月30日(水)12時36分 イチョウが色付く


お昼時で木陰を中心に、弁当を広げる人たちが目立ちました。

青空に薄い雲


この辺りは例年に比べると生育がまばら


10種類のコスモスがあるようです


台風10号の影響で種蒔きが遅れ、例年よりも開花が遅くなっています。センター本館側では猛暑の影響で花が少なめです。

この時期は各地のコスモスが見頃となりますが、農業センターでは花色の違う品種が多数植えられていて花模様が一段と美しく感じられます。

高校生たちがやって来ました


心地良い秋空


10月31日(木)12時28分 今日は曇り空


曇り空で昨日よりも人出は少ないものの、小人数の家族連れが多いようでした。

空を写すことは少ないと考えて、今日は望遠ズームとマクロレンズを付けて2台のカメラで撮影しました。

マクロレンズは狭い範囲しか写らず、ピントが合う範囲も限られます。風に揺れるコスモス撮影には使いにくいと感じました。

マクロレンズで撮影 ハチが飛んできた


コスプレの可愛い女の子


ピントをずらして花色を写す


黄色がアクセントで見映えがする


よく見ると花殻も目に付く


元台風21号がもたらした雨空も一時的、明日は晴れ間が広がり多くの人出となりそうです。可能な限り早朝に出かけたいものです。
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秋のひまわり 川辺町の大久保 2024/10/25(鹿児島)

2024-10-28 18:42:13 | 
10月25日(金)津貫からの帰り、大久保のひまわり撮影に立ち寄りました。

国道225号の勝目麓交差点からひまわり案内に従う 以下は10月25日撮影


この時期話題に出る、大久保のひまわりを初めて見に行きました。スマホのグーグルマップが役立ち幸いでした。

「おおくぼ」と音声検索すると東京大久保の地図が表示されてビックリ。南九州市川辺町大久保と発声すると、しっかり位置表示されました。

初めて行くこともあり、想像していたよりもかなり入り込んだ中山間地でした。

ここは大久保集落の入り口、時計回りで一方通行との案内板がありました。休日は車が多いようですが、集落内の生活道路は狭くて離合困難です。

天狗石 画像外の右手には納骨堂


少し進んで川を渡ると駐車場


駐車場からの風景 休耕田にひまわり


小雨模様 画面右側奥が1枚目の画像の場所


一部にコスモスも


丈は低いが一杯植えられたひまわり


時期によっては花の持ち帰りもできるようです


13年目 晩秋に咲くひまわり


11月中旬頃まで楽しめそう フォトコンテストも実施中


区画ごとに時期をずらして種蒔きしてあるため、これから開花するところもあり当分楽しめそうです。

真夏のように汗を流すこともなく幸いでした。植え付け区画が広いので花の後片付けも大変なことでしょう。

帰りも道順案内が何か所もあって、判りやすく助かりました。大久保自治会の皆さん、ありがとうございました。
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コスモス開花 曇り空の朝活 2024/10/23(鹿児島)

2024-10-23 16:46:34 | 
10月23日(水)雨上がりの朝活、最初は近場のかごしま健康の森公園です。

6時46分 甲突川から薄い川霧 以下の画像は10月23日に撮影


今朝は一時的に川霧が見られましたが、風があり霧が立ち込めることはありませんでした。

7時3分 かすかに見えた桜島山頂部


日の出は6時27分でしたが雲が多く朝日は見えず、部分的に雲が少し色付いた程度でした。

九州南部は季節外れの大雨が続き、昨日は宮崎県に線状降水帯が発生し行方不明者2名の捜索が続いています。一昨日(21日)は鹿児島県の肝付町で1時間に120ミリの大雨が降りました。

花数が減ってきた芙蓉


10月も下旬、二十四節気では「霜降」霜が降りる頃とされていますが、この夏の高温傾向が継続し海水温が高いことも大雨の原因のようです。

開花が進むフジバカマ


芙蓉の近くに10株程度あり花が咲き始めています。日が高くなれば蝶がやって来るのか気になるところです。

昨年は昼間の時間帯にアサギマダラや珍しい蛾など撮影しました。

今朝も朝活で広い園内をウォーキング、ランニング、犬と散歩の人などあちこちで見かけました。

7時43分 鹿児島市都市農業センター(入場無料)広い駐車場あり


雨上がりで、一部では咲き始めの花が少し倒れ込んだようになっていました。

早くも草刈作業が始まっていた


まだ8時前ですが多くの人が草刈作業中でした。コスモス鑑賞の人が増える前に環境整備を急いでいるようでした。

四季の花園内のメイン通路では路面に張られた黒いシートを、新しいものに張り替え作業中でした。

センター本館側から 四季の花園 約8000㎡


小高い位置から広い花園を見渡すとまだ咲き始めで、目を凝らさないとコスモスに気付きにくいほどです。

全体には3分咲程度


来月初旬にかけて花のジュータンが楽しめそうです。ここのコスモスは例年花色の種類が多くて見映えがします。

きれいな青空に形の良い雲など出ると、さらに美しくて楽しめます。

この辺りは生育が悪い


雑草がコスモスを隠すほどに茂っていたこともあり、生育が遅れたようです。今後の成長に期待しています。

11月初旬にかけて見頃が続きそう


今週末の10月26日と27日、来週は11月2・3・4日に新鮮野菜とキッチンカーのマルシェ開催予定です。コスモスの開花が進み多くの人でにぎわうことでしょう。
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雨上がり 野に咲く花巡り 2024/10/19(鹿児島)

2024-10-20 16:29:47 | 
10月19日(土)朝方雷を伴った強い雨が降り、今日の予定を変更しました。

13時19分 まだ雲が多め 以下の画像は10月19日に撮影


6時前から雨雲が薩摩半島に接近してきたので、南九州市川辺町の竹屋神社で8時から予定されている太鼓踊り撮影は取り止めました。

雨は1時間ほどで上がり昼前には日差しが戻ったので、午後から鹿児島市北部の吉田に野の花など撮影に出かけました。

モノクロモードでの撮影


日差しにきらめくススキの穂がきれいだったので、モノクロモードでも写しました。色合いに左右されず被写体の明暗、形の面白さが際立つこともあり、たまには面白いものです。

セイタカアワダチソウ キバナコスモス


今日は60ミリマクロレンズを使いましたが、画角(写せる範囲)が限られ、ピント合わせがうまく行かず面倒でした。

現在使っているカメラ、ニコンD7500は画像サイズが小さいAPSタイプのため、フルサイズカメラの3分の2程度の範囲しか写りません。

60ミリレンズでは90ミリ相当の範囲しか写せないので、空を広く写し込むことができず歯がゆいことでした。

普段使っている18-140ミリレンズは、フルサイズカメラでは27-210ミリに相当し、被写体が近くでも少しカメラ位置をずらせば広めに写せます。

水田横の川で初めて見かけた亀


久しぶりの雨で水量が多めのためか、ここで初めて亀を発見しました。いつもの場所でも、小まめに歩いて探すと面白い発見があり楽しいものです。

2回目の収穫ができそう?


近くで作業中の農家さんの話では、稲刈り後一月ほど経過しているそうです。稲刈りで通常よりも切り株を長めに残し、再度伸びた茎に実った稲を収穫する再生二期作(1.5期作)というものが試験研究されています。

ここは単に稲刈り後日数が長くなり、2回目の実りが近いような状態になったのでしょう。

2期作の場合は最初の田植えが4月頃、真夏の収穫と2回目の田植えが大変で、長期間の苦労の割に収穫は2倍にならず、祖父の場合は一度試しただけでした。

ビニルに溜まった雨水 掛け干し


細長いビニルシートの途中に雨水が溜まり、ちょっとしたハンモックのようになっていました。

別なところの掛け干しには案山子が3体掛けてあり、スズメ対策に効果があると聞きました。親から引き継いだ水田を荒らさないよう、平日は別な仕事をしながら休日農業で頑張っておられる笑顔の素晴らしい方でした。

一山越えた北側に移動 ホトトギス ユリ科ホトトギス属の多年草


シラス土の斜面で見かけました。ススキのような長い茎の上に花が多く咲いていましたが、まだ茎が短く花が1輪だけのものもありました。

ツリフネソウ(吊舟草・釣船草)


ツリフネソウ科ツリフネソウ属に分類される一年草の1種。ムラサキツリフネ(紫釣船)とも呼ばれています。

谷沿いの狭い水田跡の湿地に咲いていて、生育条件が良いのか一年草とは思えないほど多く繁殖しています。

よく見かける ヒメジョオンでしょうか


マクロレンズで写しやすい近さで、シダとの組み合わせがきれいでした。このような場面を丹念に探すと、さらに絵になるような花景色が写せそうです。

オトコエシ(男郎花)のようです


グーグルで画像検索するとオトコエシの画像が出てきました。名前も知らない野の花でしたが、画像検索のありがたさです。関連するページへのリンクもあり、さらに詳しく調べることもできます。

画像検索機能が始まった頃はとても使い物になりませんでしたが、1年ほどの間に急速に精度が向上して驚きです。

本当にオトコエシなのか、似たようなものなのか詳しく調べるには、花だけでなく葉や茎などの画像も必要でしょう。

普段より小まめに道沿いの花を探し回った中での一部画像を紹介しました。たまにはカメラ片手にのんびり野山を歩くと楽しいものです。

傍から見ると怪しい奴だ、何が面白いんだろうと思われそうな・・・カメラを通して養分補給ができたような自己満足の小半日でした。
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暑さも彼岸まで 郡山花尾神社 2024/09/23(鹿児島)

2024-09-24 13:50:25 | 
9月23日(月)萩別府の次は鹿児島市郡山地区の花尾神社に向かいました。

11時20分 花尾神社の境内 以下の画像は9月23日に撮影


前日22日は秋分の日、花尾神社秋の大祭でした。社務所の方の話では雨の中でも太鼓踊りなどが奉納されたそうです。

雨天中止と思っていたら、意外にも貼られていたポスターには雨天決行と書かれていました。

参拝に訪れる人もあった


参拝をしている間にも小人数での参拝者があり、境内には踊り関係者のテントが残っていました。

小雨が降り出し傘を手にしての撮影でしたが、草木が生き生きと見えて楽しい花巡りでした。

神社西側 稲の掛け干し風景


稲刈りから日が浅いようで、農家の方が稲束に被せたビニルカバーの様子を見回り位置調整などされていました。

ここにも掛け干しの竹竿が


彼岸花の倒れ具合を見ると、太い竹竿が運び込まれたのは最近のようです。

ただの石ではなさそう


道の脇に少し大きめの石が二つあり、よく見ると一部に「橋」のような文字がありました。

雨で濡れていたので刻まれた文字に気付きました。すぐ横に小さな橋があり、昔の橋のたもとにあった石でしょう。

花尾神社の赤い鳥居


画面右側奥に小さく見えています。画面外左手すぐの位置に花尾神社の社務所があります。社殿まで400mほど離れていますが、車で境内まで入れるので参拝には好都合です。

昔ながらの水田


水路沿いに昔ながらの水田が続き、彼岸花が多く咲いています。

小さな水路と彼岸花


自然なままのようで、適度な草刈りなど管理がされていることできれいな彼岸花が楽しめます。

水田と民家


昔ながらの田園風景が残っていて、代々大切に守られているようです。

11時52分 水面に写り込んだ彼岸花


少し風があり、水面に花色がスッキリ写り込む様子は写せませんでした。この後は少し雨脚が強くなり昼前に撮影を切り上げました。

帰宅後気付いたのは、今日は全く汗をかかずにすんだこと・・・この夏は猛暑日が半ば当たり前のような日が続きました。

8月末には台風10号で日置の実家や野菜園周辺に被害を受け、復旧作業を続けていますが、ようやく夏が終わったと感じました。

23日の鹿児島は最高気温 26.7℃ 、最低気温は 21.8℃。「暑さ寒さも彼岸まで」を実感した一日でした。
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萩別府 稲田を守るイノシシワナ 2024/09/23(鹿児島)

2024-09-23 18:41:19 | 
9月23日(月)雲の厚い中、萩別府の水田地帯を時計回りに歩きました。

9時10分 シダ類の群生地 以下の画像は9月23日に撮影


狭い坂道の途中に車が止まっていたので、すぐ引き返して萩別府公民館に車を止めました。

農耕用の狭い軽トラ道で離合ができず車を止める場所がないため、ゆっくり歩いて自然観察する方が安心です。

斜面にシダと苔 雨に濡れて生き生き


子供たちの少人数での環境学習に適したような場所であり、観光地ではありません。

緑の中をゆっくり巡るのが好きな人以外には、同じような風景で面白味がないと思われるのでおススメしません。

彼岸花が咲く狭い水田


昔ながらの谷間の狭い水田が水路沿いに残り、上流部は殆どが耕作放棄地です。

田んぼに来ていた農家さんによると台風10号は稲穂が出始めの時で、稲が倒れる被害はなかったそうです。

耕作放棄地が増えてきた


この時期によく訪れていますが、その都度耕作放棄地が拡大しています。

ここは山手の土手に多くの彼岸花が咲きそろうところでしたが、休耕で雑草が伸びて近くにイノシシのワナが置かれていました。

小さな段差のある昔ながらの棚田


ごく狭い稲田が今も守られています。農道は舗装されていますが、農地が狭く耕作条件はあまり良くなさそうです。

イノシシのワナ


ワナ(鉄の檻)管理に来ておられた方とお話して、いろんなことを教えてもらいました。

餌の唐芋(サツマイモ)がワナの入り口手前と奥の方に置かれています。奥の餌に近づくと張られた線に体が触れて、ワナ入口の鉄柵が落ちて閉じ込められます。

周囲の林にはイノシシが多いようで、多数を捕獲、最大では80kgのイノシシも獲れたそうです。

ジビエ料理の業者さんが引き取ってくれる、電撃銃のようなものでイノシシを仕留める、ワナの製作見積額は20万円なので、自分で資材を買って鉄枠と格子を溶接自作しているとのこと。

上流部の稲田はイノシシ被害で今年は全滅


イノシシが避けるというピンクテープを巡らしてあります。昨年は被害がなかったようですが、今年は効果がなく全滅です。

電気柵設置には市から補助があり、半額程度で済んで助かると話す農家さんもありました。

防護柵の電線に触れて激しいショックを学習したイノシシは二度と稲田に近づくことはなく、節電のためイノシシが出る夜間だけ通電しているそうです。

ここは一番上流部の稲田


農家さんと話をしていると、近くの方でしょうか朝の散歩にやってきました。

やはり自分で作った米は、ご飯が冷えても古米になっても美味しいそうです。

他の場所でも稲作をしており、農業機械などの経費が1000万円程とのこと。500万円ならわかりますが1000万円とはビックリ。

田植え、収穫、耕耘、農業機械を運ぶ車、資材置場など、積み上げると大きな金額になるようです。

ここに昔は共同井戸があった


私が想像していた場所ではなく、シラス崖の下に集落の共同井戸があり今も石積みが残っているようです。

昔はすぐ近くに2軒の家があり、集落の人は坂を上り下りして水を汲んでいたそうです。

私も昭和30年代には近所の井戸から水汲みをしていましたので懐かしい話でした。

萩別府のシラス壁の坂


今にも降り出しそうな空模様で、普段よりもうす暗くシラス壁を見上げると林の緑が目立ちました。

今日は珍しく3~4人の方に世間話でお付き合いいただき、雨に降られずに彼岸花も楽しめて幸いでした。
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花浄土/鹿児島

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